軍国少年の半世紀、そして結局...
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朝日の記事は恣意的だということを「朝日が噛みついたブッシュ演説 」で書いたんですが、izaを中心とする熱湯浴諸兄はまんまと朝日の術中にはまってますね、こりゃ産経の古森さんの捏造記事の時と同じなんだが、なんで熱湯浴はソースにまで遡るという努力をしないんだろうか?
殊更にブッシュを庇う気はないということは前もって言っておきますが、朝日が以下に書いているような、ブッシュだけが日米関係史をこう理解しているというような話ではなく、これはアメリカの戦中世代から戦後世代に亘る世代が共有する歴史観だってことですわ。
そして彼らはなんでこういうことができるかと言えば、我々はアジア人であり異教徒だからなんであって、これはローマ帝国以後のキリスト教徒に共通する普遍的なメンタリティーであり侵略の口実でしょが?
朝日の記事は反米感情を煽るのが目的なんだけどさ、これで俄にアメリカ批判を始めた奴とか反米に転じる奴がいるとすりゃそれはアホだぞ。
一番恣意的なのは「戦前の日本をアルカイダと同列に置き」という記述で、原文はそういう印象ではないんだな、狂信ということにおける共通性をテーマにはしており異教徒蔑視ではあっても同列ではないわな。
そして日本の議会制はやはり死滅したろう、政友会の犬養毅が岡田内閣倒閣のために軍部と結託して天皇機関説事件をでっち上げた瞬間に。
これは、これまで朝日の主張してきた文脈とはまったく逆のアジテーションでありながら、それに易々とはまって、いままで媚米の旗を振ってた馬鹿が反米を叫んでいる図ちゅうのはアホらしくて見てられないんだが、対日戦と嘘くさい「テロとの戦い」を「狂信」の一括りで一緒くたにするばかりか、ベトナム戦争まで一緒にするからアメリカ国内でもこの演説は嘲笑されているんであって、アメリカはベトナムでは大敗してみっともなく遁走したわけだ。
勝ったのは冷戦に勝ったのであって、ベトナム戦では負けたわけよ。
今のアメリカとベトナムの融和的な関係というのはベトナム戦の結果ではなく冷戦終結の結果でしかないんだが、それを以てイラク戦に充当するからアホだと言われている。
さらに、ブッシュがどう強弁しようが既にイラクからの撤退のタイムテーブルってのは検討されているしもっとも低リスクな撤退方法というものも議論になっている。
なっているからこそ一昨日のアフマニネジャドの「力の空白」発言が出て来ているんだし、今日のヒステリックなイラン外交官拘束事件が起きているわけで、このブッシュ演説に付随して日本として考えなくてはならないのはこんな場違いな神学論争より「テロとの戦い」の本質の確認と自衛隊のイラクからの引き時だと思う。
いま噂に上がっている話としては、クルディスタン防衛のために若干の陸上兵力と航空戦力を残してほとんどすべてが陸路クエート経由で脱出する、しかも1ヶ月以内に。
当初から空自の活動は意図的に何も報道されませんが、陸自撤退でかなり行動範囲が広がっており、いまやバグダットまで飛んでるんですわな。
この空自がアメリカ軍の撤退に関与するようなことになるとややこやしい。
そしてクルディスタンに米軍が残るとなれば兵站は必要なわけで、国連の活動とアメリカの軍事行動の境界の不分明なところでなし崩しに捲き込まれてゆく、アフガンのケースとイラクのケースは違うといえば違うにしても、いま媚米派とそうでない人の間で行われている派兵延長=国益論争なんてのもまったく正鵠を射ない論争なんであり、そんな馬鹿げて正体のない国益論争の挙げ句にクルディスタンにまで捲き込まれることを僕は懸念するわけで、なによりアメリカ自身が、ブッシュがどう強弁しようが既にやる気を失って「マリキ政権の薄氷 」に書いた高級将校を中心とするグループによる収賄や着服、武器や装備の横流し疑惑までが発生しているんだからなにをか況やですね。
いずれにしろイラクからの撤兵に関して、スキルも情報力もない我が国としては、来年早々の撤退開始が既定の方針と噂されるオーストラリアの動きを注視しているのが一番正しい身の処し方だと思う。
いずれにしても朝日新聞の扇動に乗せられて、ブッシュに固有なのではなくアメリカ人に共通する歴史観を以てブッシュを批判していても得るものは何もないと思うし、寧ろ、こんな国が唯一無二の頼りになる国である現実を憂慮するほうが建設的だと思うね。
ソースを読んでいない人のために、かなり面倒だけど当該演説の問題部分のみ訳つけておくことにしよう。
参考資料
いま私が話した敵はアルカイダではないし、攻撃とは9/11のテロでもなく、帝国とはウサマビンラディンがもくろむイスラム原理主義集団でもない。
そして、この会場の多くの人々は、それらの軍事行動の復員軍人であった。
一旦人々が、たとえささやかであっても自由を手にしたならば、彼らは完全な自由を手にするまで弛むことはないだろう。
今日この会場にいる退役軍人なしではこうはあり得なかった。
そして、私はあなたにあなたの従軍に対して感謝する。(拍手。)
しかしこれらにはその核心部分において、イデオロギーの闘争であるという重要な一つの相似性がある。
彼らは、我々が彼らの思想を他に押し拡げようとする企みの前に立ちはだかったために多くのアメリカ人を殺害した。
イラクやアフガンなどで紛争を引き起こしているテロリスト達は過去の我々の敵と同様に、彼ら自身の政治的な構想、自由や寛容や意見の相違を粉砕する非人間的な計画を押し拡げようとしている。
この敵は危険である、この敵は発見される、そしてこの敵は破られるだろう。(拍手。)
アメリカに、日本の敗北を民主主義に転換することを促進させるよう導いた理念と関心は、アフガンとイラクに我々が関わり続けるよう導く理念と同じものである。
アジアにおけるアメリカの犠牲と忍耐の結果は、自由な人々であり、そこに住まう人々がアメリカとの平和の共有を望みアメリカと戦うことを欲しない、より繁栄し安定した豊かな大陸である。
今日、アジアの大部分の国は自由である、そして、その民主政体は地域の多様性を反映する。
幾つかは立憲君主制であり、幾つかは議会制、そして幾つかは大統領制をとる。
ある国はキリスト教国でありある国はイスラム教国、そしてある国はヒンドゥーであったり仏教国であったりする。
略
これらアメリカと日本の当局者は共同して、天皇制を廃止する替わりに民主主義的政治制度の中に天皇の位置を見いだすことにつとめた。
略
そして私はあなた達に、二十世紀におけるイデオロギー闘争のアメリカの敵であった日本が、二十一世紀におけるアメリカのイデオロギー闘争のもっとも強力な同盟国の一つに変容したというこの決定的な意味を注意深く聞いて貰いたい。(拍手)
以下略
ブッシュ大統領カンザスシティー演説(2007年8月22日)
殊更にブッシュを庇う気はないということは前もって言っておきますが、朝日が以下に書いているような、ブッシュだけが日米関係史をこう理解しているというような話ではなく、これはアメリカの戦中世代から戦後世代に亘る世代が共有する歴史観だってことですわ。
冒頭は9・11テロかと思わせて、実は日本の真珠湾攻撃の話をする、という仕掛けだ。戦前の日本をアルカイダと同列に置き、米国の勝利があって初めて日本が民主化した、という構成をとっている。大正デモクラシーを経て普通選挙が実施されていた史実は完全に無視され、戦前の日本は民主主義ではなかった、という前提。「日本人自身も民主化するとは思っていなかった」とまで語った。そしてこの歴史観の延長線上に大都市に対する焼夷弾を使った絨毯爆撃があり原爆投下の正当化、強弁がある。
そして彼らはなんでこういうことができるかと言えば、我々はアジア人であり異教徒だからなんであって、これはローマ帝国以後のキリスト教徒に共通する普遍的なメンタリティーであり侵略の口実でしょが?
朝日の記事は反米感情を煽るのが目的なんだけどさ、これで俄にアメリカ批判を始めた奴とか反米に転じる奴がいるとすりゃそれはアホだぞ。
一番恣意的なのは「戦前の日本をアルカイダと同列に置き」という記述で、原文はそういう印象ではないんだな、狂信ということにおける共通性をテーマにはしており異教徒蔑視ではあっても同列ではないわな。
そして日本の議会制はやはり死滅したろう、政友会の犬養毅が岡田内閣倒閣のために軍部と結託して天皇機関説事件をでっち上げた瞬間に。
これは、これまで朝日の主張してきた文脈とはまったく逆のアジテーションでありながら、それに易々とはまって、いままで媚米の旗を振ってた馬鹿が反米を叫んでいる図ちゅうのはアホらしくて見てられないんだが、対日戦と嘘くさい「テロとの戦い」を「狂信」の一括りで一緒くたにするばかりか、ベトナム戦争まで一緒にするからアメリカ国内でもこの演説は嘲笑されているんであって、アメリカはベトナムでは大敗してみっともなく遁走したわけだ。
勝ったのは冷戦に勝ったのであって、ベトナム戦では負けたわけよ。
今のアメリカとベトナムの融和的な関係というのはベトナム戦の結果ではなく冷戦終結の結果でしかないんだが、それを以てイラク戦に充当するからアホだと言われている。
さらに、ブッシュがどう強弁しようが既にイラクからの撤退のタイムテーブルってのは検討されているしもっとも低リスクな撤退方法というものも議論になっている。
なっているからこそ一昨日のアフマニネジャドの「力の空白」発言が出て来ているんだし、今日のヒステリックなイラン外交官拘束事件が起きているわけで、このブッシュ演説に付随して日本として考えなくてはならないのはこんな場違いな神学論争より「テロとの戦い」の本質の確認と自衛隊のイラクからの引き時だと思う。
いま噂に上がっている話としては、クルディスタン防衛のために若干の陸上兵力と航空戦力を残してほとんどすべてが陸路クエート経由で脱出する、しかも1ヶ月以内に。
当初から空自の活動は意図的に何も報道されませんが、陸自撤退でかなり行動範囲が広がっており、いまやバグダットまで飛んでるんですわな。
この空自がアメリカ軍の撤退に関与するようなことになるとややこやしい。
そしてクルディスタンに米軍が残るとなれば兵站は必要なわけで、国連の活動とアメリカの軍事行動の境界の不分明なところでなし崩しに捲き込まれてゆく、アフガンのケースとイラクのケースは違うといえば違うにしても、いま媚米派とそうでない人の間で行われている派兵延長=国益論争なんてのもまったく正鵠を射ない論争なんであり、そんな馬鹿げて正体のない国益論争の挙げ句にクルディスタンにまで捲き込まれることを僕は懸念するわけで、なによりアメリカ自身が、ブッシュがどう強弁しようが既にやる気を失って「マリキ政権の薄氷 」に書いた高級将校を中心とするグループによる収賄や着服、武器や装備の横流し疑惑までが発生しているんだからなにをか況やですね。
いずれにしろイラクからの撤兵に関して、スキルも情報力もない我が国としては、来年早々の撤退開始が既定の方針と噂されるオーストラリアの動きを注視しているのが一番正しい身の処し方だと思う。
いずれにしても朝日新聞の扇動に乗せられて、ブッシュに固有なのではなくアメリカ人に共通する歴史観を以てブッシュを批判していても得るものは何もないと思うし、寧ろ、こんな国が唯一無二の頼りになる国である現実を憂慮するほうが建設的だと思うね。
ソースを読んでいない人のために、かなり面倒だけど当該演説の問題部分のみ訳つけておくことにしよう。
参考資料
I want to open today's speech with a story that begins on a sunny morning, when thousands of Americans were murdered in a surprise attack -- and our nation was propelled into a conflict that would take us to every corner of the globe.私は、何千ものアメリカ人が奇襲攻撃で殺されたある晴れた朝に始まり、そして我々が世界の隅々の紛争に駆り立てられることになった話から今日のスピーチを始めたいと思う。
The enemy who attacked us despises freedom, and harbors resentment at the slights he believes America and Western nations have inflicted on his people.我々を攻撃した敵は自由を否定し、そして、彼はアメリカや西欧諸国が彼の国民に投げつけていると信ずる蔑視に対する憤怒を心に抱く。
He fights to establish his rule over an entire region.彼は、すべての領域に彼の支配を打ち立てるべく戦う。
And over time, he turns to a strategy of suicide attacks destined to create so much carnage that the American people will tire of the violence and give up the fight.そして彼は時と共に、アメリカ国民の厭戦気分を煽るために、おびただしい悲惨な死を創出することを目途とする特攻攻撃に戦略を転じた。
If this story sounds familiar, it is -- except for one thing. The enemy I have just described is not al Qaeda, and the attack is not 9/11, and the empire is not the radical caliphate envisioned by Osama bin Laden.もしこの話をどこかで耳にしたことがあるとすれば、もう一つある。
いま私が話した敵はアルカイダではないし、攻撃とは9/11のテロでもなく、帝国とはウサマビンラディンがもくろむイスラム原理主義集団でもない。
Instead, what I've described is the war machine of Imperial Japan in the 1940s, its surprise attack on Pearl Harbor, and its attempt to impose its empire throughout East Asia.私が話したのは寧ろ、1940年代の日本帝国の軍事力であり、その真珠湾への奇襲攻撃であり、東アジアにその支配を拡大しようとする企みである。
Ultimately, the United States prevailed in World War II, and we have fought two more land wars in Asia. And many in this hall were veterans of those campaigns.最終的に、アメリカ合衆国は第二次世界大戦に勝った、そして、我々はアジアでもう2つの地上戦を行った。
そして、この会場の多くの人々は、それらの軍事行動の復員軍人であった。
Yet even the most optimistic among you probably would not have foreseen that the Japanese would transform themselves into one of America's strongest and most steadfast allies, or that the South Koreans would recover from enemy invasion to raise up one of the world's most powerful economies, or that Asia would pull itself out of poverty and hopelessness as it embraced markets and freedom.そして、あなた達の中のもっとも楽観的な人ですら日本がアメリカの最強でもっとも信頼できる盟邦になることも、韓国が敵の侵入から回復して世界でも有数の経済大国になることも、アジア社会が市場経済と自由主義を取り入れて貧困と絶望から脱出することも予見出来なかっただろう。
The lesson from Asia's development is that the heart's desire for liberty will not be denied. Once people even get a small taste of liberty, they're not going to rest until they're free.アジアの発展から得られる教訓は、自由を希求する心を否認することは出来ないということだ。
一旦人々が、たとえささやかであっても自由を手にしたならば、彼らは完全な自由を手にするまで弛むことはないだろう。
Today's dynamic and hopeful Asia -- a region that brings us countless benefits -- would not have been possible without America's presence and perseverance. It would not have been possible without the veterans in this hall today. And I thank you for your service. (Applause.)今日の躍動的で希望に満ちたアジア、この地域は我々に限りない利益をもたらす地域であるのだが、アメリカの存在と忍耐無くしてはアジアはこうはあり得なかった。
今日この会場にいる退役軍人なしではこうはあり得なかった。
そして、私はあなたにあなたの従軍に対して感謝する。(拍手。)
There are many differences between the wars we fought in the Far East and the war on terror we're fighting today. But one important similarity is at their core they're ideological struggles.我々が極東で戦った戦争と今日戦っているテロとの戦いには多くの相違点がある。
しかしこれらにはその核心部分において、イデオロギーの闘争であるという重要な一つの相似性がある。
The militarists of Japan and the communists in Korea and Vietnam were driven by a merciless vision for the proper ordering of humanity. They killed Americans because we stood in the way of their attempt to force their ideology on others.日本の軍国主義者、朝鮮とベトナムの共産主義者はその非人道性ゆえに駆逐された。
彼らは、我々が彼らの思想を他に押し拡げようとする企みの前に立ちはだかったために多くのアメリカ人を殺害した。
Today, the names and places have changed, but the fundamental character of the struggle has not changed. Like our enemies in the past, the terrorists who wage war in Iraq and Afghanistan and other places seek to spread a political vision of their own -- a harsh plan for life that crushes freedom, tolerance, and dissent.今日、呼び名と場所は変わったが、闘争の基本的な性格は変わっていない。
イラクやアフガンなどで紛争を引き起こしているテロリスト達は過去の我々の敵と同様に、彼ら自身の政治的な構想、自由や寛容や意見の相違を粉砕する非人間的な計画を押し拡げようとしている。
Like our enemies in the past, they kill Americans because we stand in their way of imposing this ideology across a vital region of the world. This enemy is dangerous;this enemy is determined;and this enemy will be defeated. (Applause.)この思想を世界中で最も重要な地域に遍く強要しようとする彼らの前に我々が立ちはだかるので、過去の我々の敵と同様に彼らはアメリカ人を殺害する。
この敵は危険である、この敵は発見される、そしてこの敵は破られるだろう。(拍手。)
We're still in the early hours of the current ideological struggle, but we do know how the others ended -- and that knowledge helps guide our efforts today. The ideals and interests that led America to help the Japanese turn defeat into democracy are the same that lead us to remain engaged in Afghanistan and Iraq.我々にはまだこのイデオロギー闘争の暁光は見えてはいないが我々はこのほかの戦いがどのように終焉したかを知っている、そしてその経験知は今日の我々の努力を善導する。
アメリカに、日本の敗北を民主主義に転換することを促進させるよう導いた理念と関心は、アフガンとイラクに我々が関わり続けるよう導く理念と同じものである。
The defense strategy that refused to hand the South Koreans over to a totalitarian neighbor helped raise up a Asian Tiger that is the model for developing countries across the world, including the Middle East. The result of American sacrifice and perseverance in Asia is a freer, more prosperous and stable continent whose people want to live in peace with America, not attack America.南朝鮮の人々を隣国の全体主義者に譲り渡すことを阻み、彼らがアジアのトラにまで発展することを支援した防衛戦略は、中東を含む世界中の発展途上国に対する場合のひな形である。
アジアにおけるアメリカの犠牲と忍耐の結果は、自由な人々であり、そこに住まう人々がアメリカとの平和の共有を望みアメリカと戦うことを欲しない、より繁栄し安定した豊かな大陸である。
At the outset of World War II there were only two democracies in the Far East -- Australia and New Zealand. Today most of the nations in Asia are free, and its democracies reflect the diversity of the region. Some of these nations have constitutional monarchies, some have parliaments, and some have presidents. Some are Christian, some are Muslim, some are Hindu, and some are Buddhist.第二次世界大戦の端緒の時には極東の民主国家はオーストラリアとニュージーランドの二カ国しかなかった。
今日、アジアの大部分の国は自由である、そして、その民主政体は地域の多様性を反映する。
幾つかは立憲君主制であり、幾つかは議会制、そして幾つかは大統領制をとる。
ある国はキリスト教国でありある国はイスラム教国、そしてある国はヒンドゥーであったり仏教国であったりする。
略
In the aftermath of Japan's surrender, many thought it naive to help the Japanese transform themselves into a democracy. Then as now, the critics argued that some people were simply not fit for freedom. Some said Japanese culture was inherently incompatible with democracy.日本の降伏直後に多くの人は日本がを民主国家に変貌しようとすることを推進するのは愚直だと考えた。そして現在のように、批評家は、多くの日本人は絶対にに自由には適合しないと主張した。ある人は、日本文化は本質的に民主主義とは相容れなかったと語った。
Joseph Grew, a former United States ambassador to Japan who served as Harry Truman's Under Secretary of State, told the President flatly that -- and I quote -- "democracy in Japan would never work." He wasn't alone in that belief. A lot of Americans believed that -- and so did the Japanese -- a lot of Japanese believed the same thing: democracy simply wouldn't work.かつての駐日大使でありトルーマンの国務次官を務めたグルーがトルーマンに断言した、それを引用しよう。「民主主義は日本では決して機能しない。」そしてこれは彼の独断ではなかった。多くのアメリカ人が、民主主義が絶対に機能しないだろうと信じており、そして多くの日本人ですらが同じ考えであった。
Others critics said that Americans were imposing their ideals on the Japanese. For example, Japan's Vice Prime Minister asserted that allowing Japanese women to vote would "retard the progress of Japanese politics." It's interesting what General MacArthur wrote in his memoirs.また別の批評家は、アメリカ人は自らの理念を日本人に強要していると批判した。たとえば興味深いことに、マッカーサー回想録に、日本の副首相が、日本女性に参政権を認めることは日本の政治的な進化を遅らせると主張したと記されている。
He wrote, "There was much criticism of my support for the enfranchisement of women. Many Americans, as well as many other so-called experts, expressed the view that Japanese women were too steeped in the tradition of subservience to their husbands to act with any degree of political independence." That's what General MacArthur observed. In the end, Japanese women were given the vote;39 women won parliamentary seats in Japan's first free election. Today, Japan's minister of defense is a woman, and just last month, a record number of women were elected to Japan's Upper House.マッカーサーは当時の状況を「私が婦人参政権付与を支援することに対してはいわゆる専門家と称する人々だけでなく多くのアメリカ人が、"日本女性には、いかなる政治的独立を伴う選択に関しても夫に追従するという伝統が染みついている。"という見解を表明した。」と書いているしかし結局日本女性は参政権を与えられ、第一回の普通選挙で女性は39議席を獲得した。そして今日日本の防衛大臣は女性であり、ちょうど先月実施された参議院選挙では記録的な数の女性議員が選出された。
Other critics argued that democracy -- (applause.) There are other critics, believe it or not, that argue that democracy could not succeed in Japan because the national religion -- Shinto -- was too fanatical and rooted in the Emperor.民主主義に関して他の批評家は主張した。(拍手) 信じがたいかも知れないが、国教である神道、これが天皇に由来しあまりにも狂信的であるために、日本では民主主義は成功しないと主張する別の批評家もいた。
Senator Richard Russell denounced the Japanese faith, and said that if we did not put the Emperor on trial, "any steps we may take to create democracy are doomed to failure." The State Department's man in Tokyo put it bluntly: "The Emperor system must disappear if Japan is ever really to be democratic."リチャード・ラッセル上院議員は日本人の信仰を非難しながら"もし我々が天皇を裁判に掛けないのなら、我々が企図する民主化のためのあらゆる処置が必然的に失敗することになる。"と語った。駐東京の国務省職員はそれをより率直に"日本がより確実に民主国家であろうとするなら天皇制は廃されるべきだ。"と表明した。
Those who said Shinto was incompatible with democracy were mistaken, and fortunately, Americans and Japanese leaders recognized it at the time, because instead of suppressing the Shinto faith, American authorities worked with the Japanese to institute religious freedom for all faiths. Instead of abolishing the imperial throne, Americans and Japanese worked together to find a place for the Emperor in the democratic political system.これらの、神道と民主主義が相容れないと主張した人達は誤っていた。 しかし幸いなことにその時の日米の指導者はそれが誤りであることを認識しており、日本人と作業をしていたアメリカの当局者は神道信仰を禁止するのではなく信教の自由を認めた。
これらアメリカと日本の当局者は共同して、天皇制を廃止する替わりに民主主義的政治制度の中に天皇の位置を見いだすことにつとめた。
And the result of all these steps was that every Japanese citizen gained freedom of religion, and the Emperor remained on his throne and Japanese democracy grew stronger because it embraced a cherished part of Japanese culture. And today, in defiance of the critics and the doubters and the skeptics, Japan retains its religions and cultural traditions, and stands as one of the world's great free societies.(Applause.) You know, the experts sometimes get it wrong.そしてこの措置の結果あらゆる日本国民は信仰の自由を手にし、天皇は玉座に残ることとなり、その処置が日本の文化の枢要な部分を包含することとなったことによって日本の民主政治はより強固になった。そして今日、批判的な人達や懐疑的な人達の主張に反して、日本はその宗教的伝統的や文化的伝統を保持したまま、世界でも有数の自由社会を打ち立てている。(拍手) わかりますか?専門家は時として判断を誤るのです。
略
The alliance between our two nations is the lynchpin for freedom and stability throughout the Pacific. And I want you to listen carefully to this final point: Japan has transformed from America's enemy in the ideological struggle of the 20th century to one of America's strongest allies in the ideological struggle of the 21st century. (Applause.)我々二カ国の同盟は太平洋全体における自由と安定の要である。
そして私はあなた達に、二十世紀におけるイデオロギー闘争のアメリカの敵であった日本が、二十一世紀におけるアメリカのイデオロギー闘争のもっとも強力な同盟国の一つに変容したというこの決定的な意味を注意深く聞いて貰いたい。(拍手)
以下略
ブッシュ大統領カンザスシティー演説(2007年8月22日)
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