ディスプレイの向こうには人がいるという件

　これは大久保謙二郎さんが、ネット内で今から二十年強前に起きたある事件を批判してその当時言われた言葉なんだけど、あの頃は僕もそう思った。

　しかしその後色々の事件が起き、その中の幾つかは訴訟にまで発展し、その内の一つに僕は被告の支援者として関わったりもしたわけだけど、その頃から次第にそういうことに留意する気がなくなった。
なぜ無くなったかは色々あるが、一番大きかったのはinteractiveなツールとしてのネットに対する期待が徐々に失せたってことだと思う。