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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 局部的に話題になってるんで調べてみたらば、この「ゾーイの方舟」ちゅうのは基本的にはフランスの慈善団体のようだな。
 創設は2004年のスマトラ沖地震の時らしく、津波の被災者を援助するために、Eric Breteauちゅうおっさんを中心にフランスの四駆好きのおっさん達が立ち上げたんだそうだ。

 このEric Breteauちゅうのはボランティアの消防士(日本でいえば消防団?)で且つ、フランスの四駆団体の会長だったんだそうだが、それが故かこの「ゾーイの方舟」の行動原理は「消防士の精神と義務感」であり、標語は「勇気と献身」なんだと。
でなんでその「ゾーイの方舟」が局部的に話題になっているかというと、ダルフール絡み、しかも人身売買疑惑なんだが、ここ数日間色々調べてみても真相はわからんのよ。

 発端は今年の4月にこの連中がフランスに籍のある他の慈善団体と連携して、ダルフールの5歳以下の孤児10,000人をフランスの里親のもとに送る運動を開始した時に遡るんだが、実際103人を集めて送ろうとしたらば、その子供達のほとんどがダルフールの難民孤児ではなく、チャドの子供達、しかも直前迄親族と同居していた子供たちだちゅうことが発覚したらしい。
でチャドではえらい騒ぎになり、この連中とチャーターした航空機の乗務員、客室乗務員合計17人が人身売買の嫌疑で逮捕拘留されてしまった。

 でまたサルコジが出て来たんだが、とりあえず18日には17人中の7人、これはスペイン人のフライトアテンダント、フランス人のジャーナリストなんだが、サルコジに救出されて脱出した。
しかし、このEric Breteauちゅうおやぢを含む10人(内4人はベルギー人のパイロットと3人のスペイン人の乗務員で共犯容疑)はまだ拘留されてて、下手すりゃ数年間の懲役刑になるかもしれんそうな。

 フランス政府は事前に、彼らの予定した活動が違法だったちゅうよな警告は出しちゃいたようだが、巷では反フランスデモが吹き荒れちゃってるんだそうで、また、何でこの7人だけが釈放されたのかちゅうのも謎なんだそうだ。

 ちなみにEric Breteau達は「スーダンの部族指導者に騙された。」と主張はしてるようなんだが、さてどうなることやら。

参照記事
Profile: Zoe's Ark
Chad frees 7 in child airlift case
France 'let down' Chad aid staff



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