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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 「ゾーイの方舟」?なんだそりゃ?の続編ですが、最新報がREUTERSにあります。

しだいに人身売買事件っぽくなってきてるんですが、実際にチャーター便を動かしたスペインの航空会社(Girjet)にはルクセンブルクにある貨物専用の航空会社(Cargo Leasing)から当該空輸に関するオファーがあったようで、CL社からG社には英文のE-メールが届いたんだそうな。

 REUTERSの記者はそのメール本文のコピーを見たそうで一部が引用されてます。
"Please advise price quote for the transportation of 180 passengers of the UNHCR organization from ABECHE (TCHAD) to MARSEILLE,"
これはザックリ「国連高等弁務官事務所関連の180人の乗客をチャドのアベチェからマルセイユまで運ぶのに幾らかかるか見積もってくれ。」ちゅうよな内容で、
"Really need your full cooperation in that business which is considered as Humanitarian flight on behalf of a French committee headed and supported by Mme Cecilia S......".
は「セシリア・サルコジが率いるフランスの委員会を代行するこの人道主義的フライトはあなた達の大いなる協力を必要とする。」ちゅうよな内容で、発信者は明らかに、この空輸がフランス政府の後押しを受けた国連高等弁務官事務所に関わる事業であるかの印象を与えようとしています。

 まずフランス政府ですが、10月26日にこの事件との関わりを否定するコメントを出してます、そして国連高等弁務官事務所ですが、これもゾーイの方舟との関わりを否定してます。
 この事件をいよいよ胡散臭くするのは、やはりCL社からG社に送られたE-メールの以下の記述で
The passengers of the plane would be Chadian residents requiring "special surgical and medical attention".
ちゅうんだから、「乗客は外科的、内科的な取り扱いが必要なチャドの住民である。」てことになるんだが、国連関係者の証言に拠れば、実際に包帯を巻いた子供がいるにはいたんだが、彼らは至って健康だったようだw

 こうしてみると、どうも悪党はCargo Leasingの関係者と思われ、現実にその航空会社のパイロットはまだ拘留されてて起訴されそうなんだが、ゾーイの方舟がクロなのか?はたまたただの間抜け野郎なのか?は定かではない。

 この記事に拠れば、このフライトは115,000ユーロ(170,000ドル)で折り合ったんだそうだけど、一番ワリを食ったのはスペインのGirjetで、これでチャーター料も取れないなんてことになれば泣きっ面に蜂だ罠。

参照記事
Air firm was told U.N. and France backed Zoe's Ark: source
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