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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 僕はある時期まで中国中共を使い分けてきた、しかしこのBLOGを始めるにあたってその使い分けは中止し、中国と中国政府、こう使い分けることにしたんだな。

何故そうしたかに関しては確たる理由はないが、ただ、中共という語句の与える直感的な印象があまり芳しくない。
穏健保守層に僕自身に関する誤った印象を与えるような気がした、そうした程度の理由、動機であり、同じ時期にそれまで使用してきた北鮮、これは朝鮮民主主義人民共和国に対する略称と言うより蔑称だろうが、これも同じ理由で使用することを止めた。

 さて、久方ぶりにその中共という語句を他人のBLOGで目にしたんだが、やはりこうして客観で触れてみると直感で得る印象ちゅうのは「ステレオタイプな右翼」なのであり、これは止めて正解だったと思う。

 話は相前後するが、何故僕が中国という語句と中共、あるいは中国政府という語句の用法に拘るのかというと、僕には中華人民の友人が何人かいるからだと思うんだな。
従って、僕が中国と書く場合には、それは必ずしも中華人民共和国のことではなく、文化であるとか古来の国民性であるとか、国共産党に対してネガティブな立場の人、その逆の人、あるいは中国共産党や山川草木に至るまでの一切合切を包摂するような言葉として用いることが多いと思う。

 逆に僕がこれまで中共という語句を用いて来、そして今は中国共産党、中国政府という語句を充当しているケースについて言えば、これは「中国」のあらわす広範な対象や価値とは異なるもので、多くの局面において必ずしも中国国民を代表していない存在、やはり独裁政権の保持主体としての中国共産党のことなんだな。

 そんな区分けになんか意味あるのか? こう思う人がいるかも知れんけど、そりゃ友人いなきゃ解らんと思うぞ。

 で何故これを書いているかと言えば、島田先生のBLOGで「中共」という語句に触れたからなんだな。
問題の記述のタイトルは「親中派」より「親中共派」であり、以下が全文なんだが
 メディアの報道で、しばしば「親中派といわれる福田首相」といった表現を見かけるが、「親中共派」の方が適切ではないか。「中共」はもちろん、中国共産党を指す。
 私は実際、自民党の二階俊博、加藤紘一、古賀誠(書き切れないことに気づいた。その他大勢)といった議員や、公明党議員の大部分、小沢民(しょうたくみん)はじめ多くの民主党議員らに関して、「親中共派」という言葉を使うようにしている。
これを読んで受ける印象はどうでしょう?
なにより、ここで区分けされている「親中」と「親中共」、すなわち中国と中国共産党の区分けなんだが、下卑て薄っぺたい感情以上の何もない罠。
この場合、区分けする必要すらないのに、苛立ちや嫌悪が区分けに駆り立てているのが読み手にわかる。

 日米関係を人に投影する場合に親米という語句と知米という語句があり、裏返すと親日という語句と知日という語句がある。
島田先生のお書きになった意図ちゅうのはよく読めば解らんこともない、つまり「知中」と「親中」の区別を「親中」と「親中共」という二つの言葉を以てされたということではあろうけれども、同じくここに用いられている「小沢民」という全く理知的でない語句も含め、もう少し言葉を吟味されては如何かと思う。

 これではよく読まない限りただの「そこらの右翼」ですわさ。
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