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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 今日の産経新聞の主張【主張】拉致と指定解除 米大使の進言を生かそう を読んだら頭痛がしてきた。
 シーファー大使は昨年3月、横田めぐみさんが拉致された新潟市を訪れ、「私の一生で一番悲しい話だ。あの通りを歩いて心を動かされない人はいないと思う。本当にひどいことが行われたということを身近に感じた」と語った。翌4月に横田さんの母親とブッシュ大統領の面会が実現したのも、同大使の働きかけがあったからだといわれる。

 拉致問題に理解のあるシーファー大使の進言は、拉致問題の進展がないままの安易な指定解除に懸念を示している日本政府にとって、心強いメッセージである。大使の進言を対米外交に生かすべきだ。
なんだそうだが、確かにさ、シーファーの電報は利用できるならとことん利用すべきだが、それだけの話だろ?
そして、シーファーがこんなものを送らなきゃいけない状況であるということは、心強いどころか、逆に悲観すべきことだと思う。
で、どこも詳しい話は書いていないんだけど、シーファーの懸念の中核は自民党政権の転覆だろうと思うんだが、そういう意味では、熱湯浴や媚米似而非保守は小沢一郎を批判するが、対米外交の駆け引きには貢献していることになる。

 それにしても媚米似而非保守や熱湯欲のオツムはどうしてこうも単純でアメリカの「俺様正義」に盲目的なのか?と思うのは、アメリカがある時期まで拉致問題に積極的にコミットしたのは、それが日本国内の親米世論の動員や国際的な北朝鮮非難の盛り上げに利用可能だったからで、いまやその拉致がアメリカ、とりわけライスの足を引っ張る形になってきているから見切り発車をしようとしている、そんだけのことで、トルコを離反させないためにクルドを見殺しにしようとしていることと同じだと思うぞ。

 いつもの馬鹿もこの産経の主張同様かんじんの問題には踏み込むことをせずに一つ覚えの「北の拉致問題解決は日本外交の原点」などという意味不明の標語を振りかざしているんだが、日本外交死滅の原点は日本国憲法と日米安保体制の抱える矛盾だろうが?

関連過去記事
シーファーがブッシュに電報を送ったという件

参照記事
US Envoy Questioned on Disarming N.Korea
U.S. envoy predicts end to N.Korea nuclear threat



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