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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 同士では7月31日付で今回の自由民主党参院選大敗~安倍続投に関して大西哲光が早々と「Japan's Prime Minister Holds on Despite Rebuke From Voters」という記事を書いています。

 そしてこの記事にはたとえば 
He attributed his party's loss to anger over scandals and a record-keeping problem related to national pensions, and not to a rejection of his administration's overall policies.
なんてことを書いている。
ざっくり、「安倍総理は大敗の原因を、彼の政権の全体的な政策に対する拒絶ではなく、度重なるスキャンダルと年金記録問題に対する怒りに帰した。」というような意味内容で良いと思いますが、その後にはこんなことも書いている。 
He avoided mentioning North Korea, Japan's military, transforming Japan into "a beautiful country" and other leitmotifs of his nationalist agenda.
Tellingly, he never brought up the issue he had long considered the most important of his administration - the revision of the pacifist Constitution - until a reporter asked him about it.

後段では、安倍さんは北朝鮮問題や憲法改正・再軍備、美しい国政策には意図的に言及しなかったというようなことを書いている。
その後はといえば、あらゆる方面から退陣を求める声がわき上がっているのにしがみついた、こんなことが言いたいんでしょう。
 そして今日になってNew York Timesは「Mr. Abe on the Ropes」というタイトルの社説でこの問題を扱ってます。
ここでは今回の自民党大敗の原因をかなり客観的に分析しており、安倍さんが首相の座にしがみつくならば施政方針を変える必要があると書いています。
そして、その根拠の部分と変えるべき方向性に筆が至っているんですが、有権者の拒絶は、安倍さんの掲げた「美しい国政策」や「慰安婦問題の否認」に対してあからさまではなかったが、彼はそこばかりに拘泥して国民生活に直結する問題をおざなりにしたというようなことを指摘した上で、近隣諸国との間で大戦中の問題をこじらせることは健全ではない、つまりは「慰安婦問題」等ですが、こうした安倍さんの戦前肯定的な空気が有権者に懸念を抱かせはした。
小泉さんが同じ政策をとっても人気があったのは、彼が旧体質と戦ったからであり、安倍さんは旧体質に敗北したから大いなる政治的代価を支払っている、こんな感じです。

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