軍国少年の半世紀、そして結局...
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先稿に
この男とは高校が同窓で同期、こいつの父親も陸士OBで、僕の養父の二期後輩、実父の四期後輩という関係、取りわけ実父とは近衛師団でまで一緒だったというような縁があったりして家族ぐるみの交流があり、僕らも小学校くらいから積極的に交流した。
お互い防衛大に進んで国のために死のうと誓い合った間柄だったんだが、合格した途端に僕は日和って他大に進学、そして彼は初心を貫いて自衛官となったわけだが、こんな僕といまだに付き合いを続けてくれている奇特な人物だ。(爆
なんでこんな時期にといえばそこにはたいした理由はなく、たまたま昨晩娘からいつもの「あっそぼ!!」コールが来たからだ。
まあどっかで飯でも食わせときゃ良いくらいに最初は思ったんだけど、暫くすると、僕がいなくなるまでの間に出来る限り僕の人脈の家でも彼女の目標実現に力を貸してくれそうな人を引き継いでおいてやりたいような気になって、こういう事になった。
この男は良い奴で、僕の最初の結婚式似も出てくれているし、娘の母親とも娘が出来るまでは親しくしていたので、こういう事を頼むのにあまり遠慮は要らないんだが、少々ずれたところがあって、娘を見るやいきなり
「パパに似て真っ黒けだね!!」だと。
これにはさすがに娘はムッとした。
そりゃな、確かに黒いわ、地黒ぢゃねぇぞ、日焼けだ。
そりゃな、確かに化粧はまったくしてねぇぞ。
しかしなぁ、人のかわいい娘に向かってそりゃねぇだろ?
いくらうちの娘が良い子でもこれぢゃむっとする罠。
でこの鈍感野郎もさすがに娘の顔つきの変化に気づいたのか
「まあさ、でもママに似て綺麗だよね!!」
おおよ、たしかにママは綺麗だ。
しかしな「まあ」?「でも」?
これってやっぱアウトっしょ?
まあそんな感じで少々気まずく始まっちゃったんだが、この野郎といりゃこんな話は枚挙にいとまがない。
なにしろこの野郎ときたひには昔っから女性に対する気遣いってのが一切出来ないところがあって、見合いをしても断られる、恋愛してもぶち壊れるで僕より数年結婚は遅かった。
まぁそれでも若い頃の色々の話をしている内にだんだんうち解けてきて、娘も会話に参加できるような空気になったんで一安心したんだが、この野郎、よしゃ良いのになんで娘が出来たかとか、その時には娘の母親と僕の間にどういう葛藤があったかなんて、僕が怖くて出来ないような話をけらけら笑いながらしゃべっちまいやがった。
冷や汗三斗、この言葉の意味を初めて実感できたぞ。
まあそれでも娘は黙り込むわけでもなく、顔色変えるわけでもなく、和やかに食事は進み、娘がどういう目標を持って大学に行っているのか、大学院進学を考えているのかなんてな話まですらすら終わっちゃった。
こうやって見てると僕の娘は、少なくとも僕よりゃ人格者だな。
で余談って訳でもないんだけど、れいの佐藤さんの一件を持ち出してみた。
彼は、そういう報道が一部にあったということは知っているが、詳細に亘ってそうであったのかということは分からないとした上で、「お前があのまま自衛官になっていま将校だったらどうする?」っときた。
まあ当然のことながら「彼と同じことを考えてイラクに行ったろう。」っと答えると、彼は笑いながら「だろ?」「一般の隊士や下士官はさておき、将校は口に出す出さないは別として皆同じこと考えてるんだろうな。」と一瞬真面目な顔をしたと思ったら娘に向かって「君のパパはな、イラク派兵が決まった時に、こうなるんだったら自衛官になっても良かったかも知れん、と言ったんだよ。」「けどさ、こんな激情型の奴があんなところに行ったらたちどころに戦争勃発だぞ。」っと、これは笑いをとるつもりだったんだろうし、娘は爆笑してはいたんだが、内心の僕は笑えなかった。
リアリティーありすぎだ。
防大行った奴より寧ろ四大出てから幹候行った奴にそういう奴多いんだわ。
今朝防衛省に向かう途中FMを聞きながら走っていたらと書いておきながらAmazing Graceの話で終わっちゃったんだけど、なにしに行ったかというと、合格同期と昼飯を食うために行ったわけよ。
この男とは高校が同窓で同期、こいつの父親も陸士OBで、僕の養父の二期後輩、実父の四期後輩という関係、取りわけ実父とは近衛師団でまで一緒だったというような縁があったりして家族ぐるみの交流があり、僕らも小学校くらいから積極的に交流した。
お互い防衛大に進んで国のために死のうと誓い合った間柄だったんだが、合格した途端に僕は日和って他大に進学、そして彼は初心を貫いて自衛官となったわけだが、こんな僕といまだに付き合いを続けてくれている奇特な人物だ。(爆
なんでこんな時期にといえばそこにはたいした理由はなく、たまたま昨晩娘からいつもの「あっそぼ!!」コールが来たからだ。
まあどっかで飯でも食わせときゃ良いくらいに最初は思ったんだけど、暫くすると、僕がいなくなるまでの間に出来る限り僕の人脈の家でも彼女の目標実現に力を貸してくれそうな人を引き継いでおいてやりたいような気になって、こういう事になった。
この男は良い奴で、僕の最初の結婚式似も出てくれているし、娘の母親とも娘が出来るまでは親しくしていたので、こういう事を頼むのにあまり遠慮は要らないんだが、少々ずれたところがあって、娘を見るやいきなり
「パパに似て真っ黒けだね!!」だと。
これにはさすがに娘はムッとした。
そりゃな、確かに黒いわ、地黒ぢゃねぇぞ、日焼けだ。
そりゃな、確かに化粧はまったくしてねぇぞ。
しかしなぁ、人のかわいい娘に向かってそりゃねぇだろ?
いくらうちの娘が良い子でもこれぢゃむっとする罠。
でこの鈍感野郎もさすがに娘の顔つきの変化に気づいたのか
「まあさ、でもママに似て綺麗だよね!!」
おおよ、たしかにママは綺麗だ。
しかしな「まあ」?「でも」?
これってやっぱアウトっしょ?
まあそんな感じで少々気まずく始まっちゃったんだが、この野郎といりゃこんな話は枚挙にいとまがない。
なにしろこの野郎ときたひには昔っから女性に対する気遣いってのが一切出来ないところがあって、見合いをしても断られる、恋愛してもぶち壊れるで僕より数年結婚は遅かった。
まぁそれでも若い頃の色々の話をしている内にだんだんうち解けてきて、娘も会話に参加できるような空気になったんで一安心したんだが、この野郎、よしゃ良いのになんで娘が出来たかとか、その時には娘の母親と僕の間にどういう葛藤があったかなんて、僕が怖くて出来ないような話をけらけら笑いながらしゃべっちまいやがった。
冷や汗三斗、この言葉の意味を初めて実感できたぞ。
まあそれでも娘は黙り込むわけでもなく、顔色変えるわけでもなく、和やかに食事は進み、娘がどういう目標を持って大学に行っているのか、大学院進学を考えているのかなんてな話まですらすら終わっちゃった。
こうやって見てると僕の娘は、少なくとも僕よりゃ人格者だな。
で余談って訳でもないんだけど、れいの佐藤さんの一件を持ち出してみた。
彼は、そういう報道が一部にあったということは知っているが、詳細に亘ってそうであったのかということは分からないとした上で、「お前があのまま自衛官になっていま将校だったらどうする?」っときた。
まあ当然のことながら「彼と同じことを考えてイラクに行ったろう。」っと答えると、彼は笑いながら「だろ?」「一般の隊士や下士官はさておき、将校は口に出す出さないは別として皆同じこと考えてるんだろうな。」と一瞬真面目な顔をしたと思ったら娘に向かって「君のパパはな、イラク派兵が決まった時に、こうなるんだったら自衛官になっても良かったかも知れん、と言ったんだよ。」「けどさ、こんな激情型の奴があんなところに行ったらたちどころに戦争勃発だぞ。」っと、これは笑いをとるつもりだったんだろうし、娘は爆笑してはいたんだが、内心の僕は笑えなかった。
リアリティーありすぎだ。
防大行った奴より寧ろ四大出てから幹候行った奴にそういう奴多いんだわ。
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