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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 ローリング・ストーンズが7月12日にスペインの銀行家500人のためのプライベートステージを開いたんだそうだけど、80分間のコンサートのギャラが540万ドルだってよ。
呆れかえって物が言えませんてば。(笑

 さて、ストーンズと言えば僕が直ちに思い出すのは「黒く塗れ」です。



 この曲はスタンリー・キューブリックの「フルメタルジャケット」の中でも使われていますが、あの映画も1987年ですから既に20年前なんですね。
同じ年には「ハンバーガーヒル」この前年には「プラトーン」がリリースされているんですが、やはり僕にとっては「フルメタルジャケット」です。

 なんでかと言えば、虚無的だから、他2作との決定的な違い、ヒロイズムであるとかヒューマニズムであるとかパシフィズムであるとかいった過剰な感情移入がないからでしょうね。

 そういう意味で印象的なのは、これはラストのシーンなんですが、これまでそういう人為的なものの象徴であったジョーカー(マシュー・モディーン)が、瀕死のベトコンの女を射殺した直後にミッキーマウスマーチを合唱しながら夜間行軍してゆく隊列の中に微笑みを浮かべながらいる、こんなシーンです。

 そしてこれが僕が一番納得できるシーンなんですね。




 しかし...
ようつべって所はなんでも有るな、有りがたい。

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