軍国少年の半世紀、そして結局...
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
僕がテディベアで逮捕された気の毒なおばさん で
さてその後海外では色々報じられており、まず昨日のDaily Telegraphに顔写真が出ましたしかし...率直に言ってメタボでぶちゃいくなおばさんです。
記事は「Teddy slur teacher 'may face sedition charge'」ですが、初報、こりゃたしたREUTERSだったんだけど、それよりゃ深い内容になっており、タイトルからして「sedition charge」って書いてますね。
要するに「命じた」のではなく「煽った」という廉で訴追を受ける可能性があると。
僕はスーダンの法は知らないし興味もありませんが、26日のREUTERSの記事「British teacher held in Sudan over teddy bear's name」によれば
そしてこれがどの程度の量刑になるのかということはDaily Telegraphの「Teddy slur teacher 'may face sedition charge'」に
でこの「扇動」がなんで出て来ているか、これは初報の段階では知れなかった事実なんですが、父兄の一部が「先生が、ある生徒に、テディベアにムハンマドという名前をつけるよう生徒をまとめることを依頼する手紙を送った。」と証言し、それでムスリムの父兄が騒ぎ出した、これが事件の端緒だちゅうことのようなんですが、これに対して、生徒の父兄は
そして今日(28日)のGUARDIAN の記事「Pupil defends teacher in Muhammad teddy furore」にはスーダン人の7歳の生徒、これは、ムハンマドと名付けることを提起した生徒なんですが、そのコメント
つまりこの場合のムハンマドはその生徒の名前であるちゅうこと。
そして
こうしてみるとある疑念が湧いてくるんですが、この7歳の生徒、下手をすればこの生徒がスーダン刑法に触れることをしたことになるわけで、それを回避するために生徒の両親が「扇動」で告発した、そういう背景ってのが想像出来るんですが、そこに関して具体的言及は今のところ見あたりません。
そしてこれが最新報だと思いますが、CNNに「Bid to stop whipping over toy bear」という記事があり、その中にスーダン外務相次官の
ザックリ「彼女に悪意がないことが分かれば、再発防止に努めるよう注意されるだけで間違いなく訴追は免除されるだろう。」ってな感じですが、スーダンが外交解決に動いているちゅうことでしょう。
以下2007/11/28の17:44追記
さて、その後の展開ですがBBCニュースの「Sudan 'could free teacher soon'」によると
ですげーと思うのは、GUARDIANの記事に紹介された7歳の生徒が
その他参照記事
Diplomatic row erupts over teddy teacher
Teddy bear row teacher could be spared jail
なんで逮捕されたかちゅうと、7歳の生徒がテディーベアの縫いぐるみに「ムハンマド」ちゅう名前をつけることを容認したからだそうで、つまり「容認」と書いたかというと、彼女はテディベアにムハンマドという名をつけるよう指導も命令もしておらず、単に子供達が投票でムハンマドという名前をつけることを止めなかったから、これはこの人がまだここに赴任して間もないためにイスラム圏の文化であるとか習俗に対する知識が圧倒的に不足しており、イギリスの指導要領に従ってしまった、こういうことによって起きた悲劇的な事件だからなのであって、初報の直後に一部国内報道が書いたような「教師が生徒にムハンマドと名付けさせた。」というような印象とはまったく事実誤認、あるいは誤訳ですね。
さてその後海外では色々報じられており、まず昨日のDaily Telegraphに顔写真が出ましたしかし...率直に言ってメタボでぶちゃいくなおばさんです。
記事は「Teddy slur teacher 'may face sedition charge'」ですが、初報、こりゃたしたREUTERSだったんだけど、それよりゃ深い内容になっており、タイトルからして「sedition charge」って書いてますね。
要するに「命じた」のではなく「煽った」という廉で訴追を受ける可能性があると。
僕はスーダンの法は知らないし興味もありませんが、26日のREUTERSの記事「British teacher held in Sudan over teddy bear's name」によれば
charges were being prepared "under article 125 of the criminal law" which covers insults against faith and religion.刑法125条の信仰と宗教に対する侮辱の罪なんだそうだ。
そしてこれがどの程度の量刑になるのかということはDaily Telegraphの「Teddy slur teacher 'may face sedition charge'」に
40 lashes and months in jail
If found guilty, she could face up to six months in prison, according to the Sudanese Ministry of Religious Affairs.っとありますから、鞭打ち40回と最高6ヶ月の懲役ちゅうことなんでしょうが、イギリス政府は外交圧力をかけ始めているようですが、実際のこの事件の調査を担当しているサラヘディン・アブ・ズエイド検事は
"Questioning started yesterday and is continuing today. We are also questioning witnesses and if witnesses bring new elements to light, the charges could become more serious,"と語っているそうで、居合わせた人間への聴取からもっと深刻な事実、これは「扇動」の事実を言っているんですが、これが出てくれば更に重い罪に問われる場合があ、「扇動」はより重罪だちゅうことを言っているんですね。
でこの「扇動」がなんで出て来ているか、これは初報の段階では知れなかった事実なんですが、父兄の一部が「先生が、ある生徒に、テディベアにムハンマドという名前をつけるよう生徒をまとめることを依頼する手紙を送った。」と証言し、それでムスリムの父兄が騒ぎ出した、これが事件の端緒だちゅうことのようなんですが、これに対して、生徒の父兄は
However, a parent of one of the children in the class described the whole incident as "a silly mistake" and said she had not received any letter from Miss Gibbons.事件そのものを「愚かな過ち」と断じ、手紙の存在も否定してますね。
そして今日(28日)のGUARDIAN の記事「Pupil defends teacher in Muhammad teddy furore」にはスーダン人の7歳の生徒、これは、ムハンマドと名付けることを提起した生徒なんですが、そのコメント
he had suggested calling the class teddy bear Muhammad because it was his own name.が引用されてまして、ザックリ「彼は、テディベアを彼自身の名前であるムハンマドと呼ぶことを提起した、と語っている。」という内容。
つまりこの場合のムハンマドはその生徒の名前であるちゅうこと。
そして
The boy, who said he was not thinking about the prophet when he put forward his choice, described Gibbons as "very nice".そして、彼自身はこの際に開祖としてのムハンマドのことに思いを及ぼしてはいなかった、そしてギボンズ(女性教師)は素晴らしい教師だと語っている、こんな内容です、そして、この呼称の決定は、この生徒の提案がクラスの多数決で圧倒的に支持された結果だということのようです。
こうしてみるとある疑念が湧いてくるんですが、この7歳の生徒、下手をすればこの生徒がスーダン刑法に触れることをしたことになるわけで、それを回避するために生徒の両親が「扇動」で告発した、そういう背景ってのが想像出来るんですが、そこに関して具体的言及は今のところ見あたりません。
そしてこれが最新報だと思いますが、CNNに「Bid to stop whipping over toy bear」という記事があり、その中にスーダン外務相次官の
"If the intentions are good, definitely she will be absolved and will be cautioned not to repeat this thing again," Mutrif Siddig, Sudan's under secretary for foreign affairs, said.との談話が引用されています。
ザックリ「彼女に悪意がないことが分かれば、再発防止に努めるよう注意されるだけで間違いなく訴追は免除されるだろう。」ってな感じですが、スーダンが外交解決に動いているちゅうことでしょう。
以下2007/11/28の17:44追記
さて、その後の展開ですがBBCニュースの「Sudan 'could free teacher soon'」によると
Dr Khalid al Mubarak, a spokesman for the Sudan embassy in London, said he was confident that Ms Gibbons would be cleared quickly. He told BBC News: "We have Christian schools in the Sudan, we have Christian teachers who teach Muslim children, which shows a great deal of tolerance. "The vice-president of our country is a Christian, we have many ministers who are Christian, and historically we became Christians round about the same time as England. "Our relationship with Britain is so good that we wouldn't like such a minute event to be overblown."ですからイギリスの外交圧力が奏功したようで、彼女は程なく釈放となるようです。
He said what was happening was standard procedure because one of the parents had complained and the police were bound to investigate. He added: "I am pretty certain that this minute incident will be clarified very quickly and this teacher who has been helping us with the teaching of children will be safe and will be cleared."
ですげーと思うのは、GUARDIANの記事に紹介された7歳の生徒が
But a seven-year-old pupil in Ms Gibbons' class at the Christian, fee-paying school has jumped to his teacher's defence.っとヒーロー扱いなんですわw
その他参照記事
Diplomatic row erupts over teddy teacher
Teddy bear row teacher could be spared jail
PR
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
ブログ内検索
カテゴリー
アーカイブ
最新記事
(01/18)
(01/17)
(01/15)
(01/15)
(01/14)
(01/12)
(01/12)
(01/11)
(01/11)
(01/10)
(01/10)
(01/10)
(01/09)
(01/07)
(01/05)
(01/04)
(01/04)
(01/02)
(01/01)
(12/31)
(12/31)
(12/30)
(12/30)
(12/29)
(12/29)
最新トラックバック