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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 「U.S. Strategy for Pakistan Looks More Fragile」は11月11日のNew York Timesのタイトルで、この記事の所感ってのは当時の大方の所感だったと思うんですが、いよいよこのタイトルのまんまの展開となってきました。

 ブットがムシャラフとの協議を断念し、反対勢力を糾合しムシャラフ辞任を求める挙に出た。
そしてムシャラフも「ブットとなんぞ組めるかい!!」、こんな展開のようですが、アメリカは人気者でどちらかといえば親米のブットを呼び戻して共同統治を実現させる、こんな構図を描いていたのが根底からひっくり返って、かえって攪乱要因が増えたわけです。
まあしかし、こういう結果を予想出来てなかったとすればそれはアメリカ国務省だけじゃないですか?

 さて、日本が無料ガソリンスタンドを閉鎖するとパキスタンのムシャラフが転ける。
これがアメリカ側の公式な言い分の一つなわけですが、おまいらの馬鹿げた策動でもう既に転けそうぢゃん?
そしてここから始まる混乱のドミノ現象はアフガニスタンに当然波及するわけですが?
そしてなにより問題なのは、パキスタンは核保有国だちゅうことで、正統政権がふにゃふにゃになった場合のことを考えると空恐ろしいでんな。

 そういう思いを一番よくあらわしているのがインドの沈黙でさ、ムシャラフが転けたらインドは日本より遙かに困んぞ。
テロの防波堤が無くなるのも困るし、今の史上希に見る良好な印パ関係が壊れるのも困る、だから軍事独裁ノーとは言わん。

 こういう選択をするインドってのは、俺様正義のアホのアメリカ人は言うに及ばず、北朝鮮の崩壊を渇望する我が国の熱湯浴や似而非保守よりゃ遙かに聡明だと思うぞ。

 今回のブットがらみの騒動で思い出したのはフセイン元イラク大統領のやったクエート侵攻。
 あの頃はまだフセインは親米だったわけでね、そしてクエート侵攻について打診された当時の中イラクアメリカ大使、確か女性だったんですが、「良いんでねぇの。」っと答えちゃった。
でいくらググっても名前出てこないんですが、あの女大使はアメリカの外交史から抹消されたちゅうことですかい?
そして今註パキスタンアメリカ大使も女性なんだな。(藁

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