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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 Reutersの「Libya pays funds to HIV families in medics case」によると、ブッシュが主唱していた基金による和解金と慰謝料支払いで解決したようです。

 報道に拠れば既に大半の遺族や家族はお金を手にしたようで、数時間後にはすべての遺族や家族もそうなるだろうということです。
サルコジの奥さんのセシリアもなかなかやるな。

 前にも書いたように、この方法だと誰の顔も潰れませんから異論はなかったんでしょうが、金の出所は明らかにされてない。

 ブルガリアは、金を出せば容疑を認めることになるから出さないと突っぱねた、他方リビアは、これは西側の細菌作戦だくらいのことを言って国民に実態を明かさずに来てますから今更後には引けない、さりとてこのまま最高裁で死刑判決出せばまたしても制裁されかねないし、そこまで行かなくとも西側との関係は悪化する。

 金の出どころに関しては明らかにはされてはいないものの、この関連の交渉の窓口にはカダフィーの息子のやっている財団が立っており、その財団を経由してどこから一人頭約1億2千万円の金が配られた。

 この金額に関しては当初リビア側は一人頭16億円を提起しており、この金額はスコットランド上空でリビア工作員が爆破したアメリカのジャンボジェットの犠牲者に対する補償額と符合するそうでこれとの相殺効果を狙ったのでは、とか、先月イギリスで有罪判決を受けたリビアの情報将校の身柄や量刑に対する影響力の公使を狙ったのではといった憶測があるようです。

 いずれにしろ今回のブッシュ提案は良くできていたと思います。
そしてなにより拷問による濡れ衣で10年間も刑務所に入ってた本人達にお祝いを言いたいですね。

関連過去記事
リビアで濡れ衣:ブルガリア人看護婦とパレスチナ人医師
ブルガリアの看護婦さんを助けに行ったサルコジ夫人・セシリア
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