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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 ワーグナーのパトロンとして、ノイシュヴァンシュタイン城を建てた王として知られるルーヴィッヒ2世の死。
これは色々と疑惑はあるものの概ね発狂した上での自殺とされてきたんだけど、ここに来て気違いでもなんでもなく、そして殺されたという有力な説が出て来たようです。

 発端はバイエルンの銀行家Detlev Utermohlちゅう爺さんの話なんだが、この爺さんが10歳の時に母親の友達の茶会に連れて行かれた時にあるものを見たっと。
その母親の友人ちゅうのはJosephine Grafin von Wrbna-Kaunitzって名前だそうだから当然貴族、伯爵夫人なんだそうだが、この伯爵家はルートヴィッヒの一族の資産管理をやってたんだそうな。
でその伯爵夫人が来客達に、ルートヴィッヒが死の際に着用していたコートを見せたんだそうだが、その背中には二つの弾痕があった、まそんな話なんだが、この弾痕の信憑性を裏付けるのが王とフォン・グッテン博士の死体がシュタンベルク湖で発見された当時の、「銃声を聞いた」という湖の土手の近くに住む漁師の証言なんだな。

 しかし、この話にもオチがあって、そのコートは火災にあって既にない。
残る手だてとしては、王の遺骸を掘り出して確認するしかないんだが、これは王の末裔達が猛烈に反対していて不可能だそうな。


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