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軍国少年の半世紀、そして結局...
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From London, apology on slavery Mayor says city shares in blame
"You can look across there to see the institutions that still have the benefit of the wealth they created out of slavery," Livingstone said, pointing through a huge window at the skyscrapers of the financial district. "As mayor, I offer an apology on behalf of London and its institutions for their role in the trans-Atlantic slave trade."
 8月23日に労働党超左派のロンドン市長ケン・リビングストンが、大西洋を中心に行われた過去の奴隷貿易におけるロンドンの役割に関して謝罪を表明、そしてこの日を記念日にして奴隷制の悪を心に刻もうと提唱したちゅう話ですね。

 奴隷貿易についてはまだ誤解があるんですが、欧州人がアフリカでハントして輸出したわけではないんですね。
欧州人は資金の供給者あるいは仲買、そんなポジションであったわけなんですが、リビングストンは、当時のロンドン市は奴隷貿易に関わることにより膨大な金融利益を生み出した、そしてロンドンはいまもその利益の上に成り立っているというようなことを謝罪したわけです。

 この手の謝罪は、奴隷制度終焉200周年を記念する今年3月のブレアの声明以来だそうだけど、その時ブレアは遺憾の意は表したが謝罪の文言は入れなかった、そこを更に踏み込んだということですが、これを承けたジェシー・ジャクソンがとりあえずは賞賛しながらも「賠償しる!!!」っと賠償問題にまで言及したんですが、それに対してはリビングストンは沈黙。(大爆

 ただ、イギリスで奴隷貿易に関する謝罪をしたのはロンドンが始めてではないようで、1999年にリバプールがやはり謝罪をやったいるようです。

 これでまた国内では、イギリスも奴隷貿易で謝罪したのだから「戦時徴用」や「売春宿」をやった日本は云々などとアホなことを言い出す人がいるかも知れませんが、彼らはアフリカンを「家畜」として取引したわけですよ、そこは全然同じ問題ではないし、だからこそ戦時徴用の未払い賃金の問題があるわけですわな。

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