軍国少年の半世紀、そして結局...
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「ミセス・レビンソン」がイランに夫を探しに行くそうだ。
これは奇異なんだけど、アメリカの国務省のブリーフィングでしばしばイランに抑留されているアメリカ人(二重国籍者を含む)に関する質問が出て、その都度マコーマックなりケーシーなりが応答はする、しかし、他の4人に関しては比較的明快な応答であるのに対し、レビンソン氏のことに関してはもごもごした感じなんだな。
レビンソンしに関してこれまでに報道された内容といえば、レビンソン氏はリタイアしたFBI捜査官で59歳であるということ、専門は偽タバコと麻薬であるということ、私用でキシュ島を訪れたということ、5月8日にいきなり消息を絶ったということ。
そして、非公式に、イランの情報当局者に連行されてテヘランに行った、これくらいだったと思います。
そうした意味ではこのAPの記事はこれまでで一番経緯に関する詳しい言及があるんですが、これまでFBIは無関係を主張していている。
そしてそのことは恐らく事実なんでしょう、問題はやはりCIAですね。
今回この記事では彼のキシュ島への渡航目的が書かれていて、これまでの「私用、観光目的」という公式な発表を否定する内容です。
「he had gone to seek information on cigarette smuggling for a client of his security firm.」、つまり、「彼の所属する警備会社のクライアントのためにタバコ密輸の情報を漁りに行った。」ということですね。
ただこの記事も「The details of Levinson's trip to Kish remain murky.」と書いている通り、渡航目的に関しては解らんことが多い。
しかし、僕が初めて読む内容が書かれてます。
Levinson found out that her husband apparently met with Dawud Salahuddin, an American fugitive living in Iran who is wanted for the assassination of a former Iranian diplomat in Maryland in 1980.
あくまでもこれはレビンソン夫人から出た情報のようですが、1980年にメリーランドで元イラン外交官を暗殺したかどで指名手配されているダウード・サラフディンちゅう男と会ったちゅうんだな、そしてこのことはサラフディン当人も認めているようだ。
1980年ってのが微妙で、その前年まではイランは「パーレビの国」だった、そしてこの指名手配犯は今イランに住んでいる。
これがあるからイランは「そんな奴は知らん」と強弁し、アメリカもなんとも腰の引けた対応をしている、そういうことのような気がします。
参照記事
Wife Plans Iran Trip to Find Husband
以下22:04加筆
サラフディンに関する事項はフィナンシャル・タイムズの4月13日「Missing American feared a victim of 'dirty war'」で既出でした。
これは奇異なんだけど、アメリカの国務省のブリーフィングでしばしばイランに抑留されているアメリカ人(二重国籍者を含む)に関する質問が出て、その都度マコーマックなりケーシーなりが応答はする、しかし、他の4人に関しては比較的明快な応答であるのに対し、レビンソン氏のことに関してはもごもごした感じなんだな。
レビンソンしに関してこれまでに報道された内容といえば、レビンソン氏はリタイアしたFBI捜査官で59歳であるということ、専門は偽タバコと麻薬であるということ、私用でキシュ島を訪れたということ、5月8日にいきなり消息を絶ったということ。
そして、非公式に、イランの情報当局者に連行されてテヘランに行った、これくらいだったと思います。
そうした意味ではこのAPの記事はこれまでで一番経緯に関する詳しい言及があるんですが、これまでFBIは無関係を主張していている。
そしてそのことは恐らく事実なんでしょう、問題はやはりCIAですね。
今回この記事では彼のキシュ島への渡航目的が書かれていて、これまでの「私用、観光目的」という公式な発表を否定する内容です。
「he had gone to seek information on cigarette smuggling for a client of his security firm.」、つまり、「彼の所属する警備会社のクライアントのためにタバコ密輸の情報を漁りに行った。」ということですね。
ただこの記事も「The details of Levinson's trip to Kish remain murky.」と書いている通り、渡航目的に関しては解らんことが多い。
しかし、僕が初めて読む内容が書かれてます。
Levinson found out that her husband apparently met with Dawud Salahuddin, an American fugitive living in Iran who is wanted for the assassination of a former Iranian diplomat in Maryland in 1980.
あくまでもこれはレビンソン夫人から出た情報のようですが、1980年にメリーランドで元イラン外交官を暗殺したかどで指名手配されているダウード・サラフディンちゅう男と会ったちゅうんだな、そしてこのことはサラフディン当人も認めているようだ。
1980年ってのが微妙で、その前年まではイランは「パーレビの国」だった、そしてこの指名手配犯は今イランに住んでいる。
これがあるからイランは「そんな奴は知らん」と強弁し、アメリカもなんとも腰の引けた対応をしている、そういうことのような気がします。
参照記事
Wife Plans Iran Trip to Find Husband
以下22:04加筆
サラフディンに関する事項はフィナンシャル・タイムズの4月13日「Missing American feared a victim of 'dirty war'」で既出でした。
As the Financial Times revealed this week, Mr Levinson disappeared on March 8 after a six-hour meeting on the Iranian island of Kish with Dawud Salahuddin, an American who converted to Islam and was recruited by revolutionaries to assassinate an Iranian opposition activist near Washington in 1980. Friends of Mr Levinson are mystified that he took the risk of travelling for such a meeting. They fear he is the victim of a sting operation by Iranian secret services engaged in an escalating "dirty war" between the US and Iran, involving hostage-taking and covert cross-border operations. Mr Salahuddin, who fled to Iran after the 1980 murder and has at times expressed interest in returning to the US to face justice, told the FT in Tehran that he, too, feared Mr Levinson was an "innocent victim" of the clash between what he calls Iran's paranoia about the US and Washington's misguided foreign policy.
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