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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 「新聞に拠りますと:北朝鮮の拉致 」では、REUTERSの報じた、「北朝鮮の金正日が拉致問題に関する再調査を指令した、北朝鮮は拉致問題を解決する気だ。」という消息筋の話を承けて、日本政府のとるかも知れない態度に懸念を表明したんですが、それに関する29日の外相記者会見内容が外務省のサイトにあったので紹介しておきます。

麻生外務大臣記者会見記録
【記者】ロイター通信で、昨日、北朝鮮の金正日総書記が、拉致問題の再調査を指示したと報道されたのですが、日本政府は北朝鮮が拉致問題に前向きな姿勢をとりつつあるという情報は得ているのでしょうか。

【大臣】報道があったということは知っています。ただ、それが実際に、具体的にどのような行動に移っていくのかに関しては、やることと言うことが必ずしも一致しないというのは頻繁にある話ですから、その種の話を聞いて、直ちにそれが然るべき行動に移っている、という実感を我々が持っている訳ではありません。

【記者】大臣のお考えで結構ですが、仮にその報道が事実だった場合、もし北朝鮮側が再調査に着手、または、それを表明した場合、「進展」と捉えるものなのでしょうか。

【大臣】進展の一つではあるでしょうね。ただ、言うだけで、実際どうなのかは分かりませんから。進展が見られるというのは、こちらで色々調べた結果、本当にやっているのか否かは、こちらもわかるようにしてもらわないと。本当にやったか否か、我々はしっかりとした裏をとりたい。それが基本的な姿勢です。「やりました」と言って、「何もありませんでした」と言うだけでは、なかなか説得力を持ちにくい。ただ、それが実際に言ったということが事実だとしても、今までのように「拉致問題は既に解決済み」というのでは、違ったことになります。

【記者】北朝鮮が一昨日、短距離の弾道ミサイルを発射し、しかも、前3回も実は短距離の弾道ミサイルであったということですが、六者のプロセスを再開しようとしている過程で、このような行為を続けているというのは、どのように受け止めていますか。

【大臣】もし、そうであるとするならば、少なくとも拘束力を持った国連安保理決議1718への違反であることは、はっきりしています。従って、そういう意味では日朝平壌宣言にも違反しているという事実になると思いますので、基本的には問題です。ただ片方で外交が進んだら、こちらは全然別の行動が出てくるというのは、軍に対しての統制がついていないのか、意図的にやっているのか、意図的とするなら何のためなのか等、推測の域を出ません。


 そしてたまたまですがECONOMISTにこんな記事見つけました。
「Expect worse」

 大意としては、アメリカ国務省が独走する核優先のアプローチが、中国や北朝鮮が期待するように人権問題をどこかに追いやるだろう、僕はこの記事にあるような北朝鮮に固有の人権問題という切り口よりは拉致という切り口の方に関心があることは言うまでもありませんが、そういうかなり共有できる見通しを書いているんですね。

具体的には
This week Mr Kim got his money his way-a success unlikely to soften his tactics. Getting a plausible list of his nuclear activities will be another problem-but not the only one. Japan vows not to normalise relations, nor to help finance the six-party deal, until Mr Kim tells more about the abduction over the years of at least 17 Japanese citizens (the true number is much greater). Its prime minister, Shinzo Abe, has George Bush's assurance that America won't normalise relations either until the abductee issue is tackled. If that resolve holds, it will cheer those trying to ensure that North Korea's appalling human-rights abuses are not overlooked in the push for a nuclear deal. A report this week by Christian Solidarity Worldwide (CSW), a British-based human-rights group, points out that alongside the Japanese and hundreds of South Koreans, others have been snatched from elsewhere in Asia, the Middle East and Europe. But it is ordinary North Koreans who suffer most: over the years an estimated 500,000 to 1m have been executed or have died from ill-treatment in Mr Kim's gulag. The CSW report calls on the Security Council to set up a commission of inquiry, and it marshals its evidence to show that the Kim regime has a prima facie case to answer for legally recognised crimes against humanity-from widespread torture, to mass killing and other inhumane acts. Its persecution of Christians, Buddhists and others may also have breached the genocide convention. But veto-wielding China is already under pressure for sending would-be escapees back to North Korea and punishment. It is unlikely to want further UN scrutiny of North Korea's nasty habits. Mr Kim is no doubt counting on that.
といった記述があるんですが、日本の新聞がほとんど拉致があるということを書かなくなって来、アメリカのメディアが書く懐疑は核問題に関することに限定的。
そんな中でまだこういうことを書いてくれる、たとえその優先順位が拉致よりも北朝鮮人民の人権に有るとしても、メジャーなメディアがあることを嬉しく思います。

 それに引き替え日本のメディア、とりわけ似而非保守産経新聞はいったいなにやってんだよ。




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