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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 迂闊だったのですが、核拡散防止に関する米ロ代表の共同記者会見での発言でした。

 その部分だけ引用しますと

QUESTION: In 1945, the United States dropped an atomic bomb on civilian centers over Nagasaki and Hiroshima, consequently killing over 200,000 people. In hindsight, I think we can all agree that that was a very irresponsible use of the technology at the time.
So my question is what gives the United States the right to sit at the head of the table and dictate to other countries how the type of technology should be regulated today?

MR. JOSEPH: I guess that's probably for me. (Laughter.) Well, I fundamentally disagree with the premise of the question. And in fact, I think that most historians would agree that the use of an atomic bomb brought to a close a war that would have cost millions of more lives, not just hundreds of thousands of allied lives but literally millions of Japanese lives.


これだけです。
質問者の国籍はわかりませんが、この質問者は「アメリカが1945年に広島と長崎の非武装の市街地に核兵器を使用して20万人を超える市民を殺戮した事実は、後年の評価として、極めて無責任な核技術の使用であったという風に我々全てが同意することができると思う。」と前提を示して後、「そんなアメリカが今更偉そうな顔して核管理について他国にどうせいこうせいと言えるのか?」、こんな感じの毒の強い質問をしてますね。

 さてRobert Josephですが、笑いながら「それは多分私への質問だね。」っと答え始めています、ですからおそらく質問者は日本人記者なのでしょう。
そして彼は質問者があらかじめ提示した前提条件、つまり、「極めて無責任な核技術の使用であったという風に我々全てが同意することができると思う」という認識を共有はしないと宣言したうえで、「原爆投下が、戦争の早期終結に貢献し、(継続していたら死んだであろう)連合国兵士ばかりでなく数多の日本人の命を救ったというのが歴史家の共通認識だ。」と強弁しています。

 そしてこのJosephの見解に対してロシアのSergei Kislyakは

Certainly, among the historians there are more than one view as to the wisdom of the use of nuclear weapon in the end of the World War II.
And it's not that (inaudible) assessment that we share.


と述べており、これはJosephの見解に対する補足というよりも不同意の表明と言えるんでしょうが、「確かに歴史家の間には、終戦間際の原爆投下の妥当性に対する複数の評価がある。」Josephの所論をひっくり返した上で、「我々が共有すべきものはその評価ではない。」と述べています。
ここで質問者が日本人だと確信できるんですが、要するに「蒸し返すな」と言ってるわけで、ここは核クラブのメンバーの共有する所感・呉越同舟でしょう。

 さてどうなんでしょうかね?
このJosephの見解は麗澤大で久間のバカが喋った内容と同じです。
要するに久間は、このようにロシアすらが支持しない(藁)アメリカの公式な立場、これは強弁というか詭弁というか、荒唐無稽な話なわけですが、それを代弁したということでしかないのですね。

 しかし、このアメリカの展開するロジックに従えば、当該国の戦争目的と利害に合致する限りは何をやっても良いということにつながるわけだし、たとえば我が国が「侵略行為」として指弾された満州建国にしろコーチシナ進駐にしろ、これは、ロシアの侵略から満州族の領域を守るためであり、後の中国の完全な独立を早めることに貢献した。
コーチシナにしても同様である、こういう主張もまた真ということになるのです。

 安倍ちゃんは抗議の表明塩崎君は真意を確認だそうですがそんな腰の引けたこと言ってないでさ、We will spread neither the blood nor the sweat for such an upstart nation. I decided immediate withdrawal of our force from Iraq.くらい言ってやれって。

 そしてさ、塩崎君よ、君って東大卒っしょ?
Josephの発言内容なんてね、このようにWEBで会見録として開示されているんだから「外務省を通じ」て情報とらなくても自分でいま読めんぢゃん。

読んで速やかに厳重抗議しろって!!
君の根性で出来るものならさ(爆

 それにしても、先稿で引用したizaブログソースも読まずに好き勝手に妄想巡らすから

 国民レベルでは久間前防衛大臣の失言をおおいに利用、激しい怒りを表現することは 対米的にもすこぶる有効だろう。ジョゼフ核不拡散担当特使がすぐに、米公式見解を発表したのもその効果だろう。

なんてアホなこと書いちゃうんですが、訂正します?(爆
大紀元をマジ顔で貼ってる奴がいたりああいうのやこういうのがいたり...
それにしてもizaってのは猿に正論書かす産経がやってるだけあってひどいとこだなぁ...

 そして7月5日の産経抄がこれよりもっと呆れさせてくれるんだがその一部をご紹介しよう。

▼原爆を落とした米国でさえ、「寝た子を起こすな」と迷惑だろう。当時の「罪なき30万の市民の全部を挙げて之(これ)を地獄に投ず」(加瀬俊一スイス公使)という怒りの再燃を引き起こしかねない。日米の信頼関係を損なうだけで有害無益だ。

 ▼いまの日本が、米国の「核の傘」に依存しながら、「しょうがない」発言を非難できるのかとの論評がある。体を張って敵から守ってくれている相手に、60年前のあやまちへの謝罪要求はしにくい。でも、過去のことだから「しょうがない」とまでは思わない。

 「寝た子を起すな」!?
 一体どういう感覚だとこういう場合にこういう言い方を思いつくんだろ?
 その他「有害無益」。
こりゃさ、久間のオツムと同じで、終戦直後からアメリカが遂行したウォー・ギルト・インフォメーションで汚染されなきゃ出てこない感覚だと思うぞ。

 そして「体を張って敵から守ってくれている相手」ってことだけどさ、戦後のどの事実を以てこれを言うのかね?
残念なことに僕には思い当たる事実はなにもない。
寧ろそれで恐喝を受け金をむしられた記憶ばかりだな、まるでヤクザの丁符だぞ。

U.N. Security Council Dissolves Unit Looking for Iraqi Arms
Abe Rips Official for A-Bomb Comment
Japan Official Resigns Over A-Bomb Quip
Japan's first female defense minister eyes close U.S. ties
【産経抄】7月5日
(10:11誤訳訂正および加筆)

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