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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 これは地元の中日新聞の記事なんですが、かつて四日市港に廃酸を垂れ流して摘発され、最近では産業廃棄物を土壌改良材(フェロシルト)と偽って売りさばいた悪徳石原産業が、六価のクロムやフッ酸を含む産業廃棄物をドサクサに紛れてフェロシルトと一緒に投棄してたんだそうだ、しかも発覚後3年間秘匿だぞ。

 で最近の事件のすべての罪をこの佐藤という元副工場長が背負っているわけなんだが、これはさ、このおっさんだけが悪党なわけじゃなくてこの大東亜戦争成金の石原産業ちゅう会社の体質なんだよ。

石原産業が産廃不法投棄 愛知・瀬戸の2カ所に 元取締役ら告発へ
 石原産業(大阪市)は二十一日、土壌埋め戻し材のフェロシルトが埋まっていた愛知県瀬戸市の少なくとも二カ所に、農薬の原料の精製過程で生じる液体などの産業廃棄物二百五十七トンを不法投棄していたと発表した。現場からは環境基準を超える六価クロムやフッ素などが検出されたという。同社は四日市工場(三重県四日市市)の元副工場長佐藤驍(たけし)元取締役ら七人を処分したほか、佐藤元副工場長らを近く廃棄物取締法違反の疑いで津地検に刑事告発する。

◆05年8月に把握も公表せず
 不法投棄は佐藤元副工場長主導で行われ、同社はフェロシルト問題発覚後の二〇〇五年八月に事実把握したが、公表していなかった。これらの責任をとり、コンプライアンス統括役員の林英樹副社長と前社長の田村藤夫相談役が二十日付で退任したほか、安藤正義顧問が三十日付で辞任する。

 同社によると、佐藤元副工場長らは〇四年九月から十二月にかけ、四日市工場で農薬の原料の精製過程で生じる有機物の副産物(一一二・五トン)と焼石こう(一四四・五トン)との混合物計二五七トンの処理を、同社からフェロシルトを購入していた愛知県内の複数の産廃収集運搬業者に依頼。業者が瀬戸市の広之田地区に約二百七トン、余床地区に約五十トンを埋め立てた。

 副産物は劇物のフェナシルクロライドなど五種類の化合物を主成分にしており、年間二百トンを精製。通常は、工場内で焼却処分されていたが、当時、工場内に蓄積されていた廃棄物が増えていたため、不法投棄したらしい。ほかに約七十トンも埋め立てる予定だったが、豪雨でフェロシルトが埋設地の近くの川に流出し、地元で問題となったため、中断されたという。

 同社が七月下旬に実施した広之田地区のボーリング調査で、現地からフェロシルトとは異なる異臭物を発見。分析した結果、猛毒の六価クロムが土壌環境基準(一リットル中〇・〇五ミリグラム以下)の約八倍の〇・三九ミリグラム検出されたほか、環境基準の約五倍の三・九ミリグラムのフッ素なども検出された。余床地区からは昨年十一月に、埋設されていた約四万トンのフェロシルトが全量撤去されているが、広之田地区には約六千トンのフェロシルトが埋まっている。

 佐藤元副工場長はフェロシルトの製造、開発を主導。六月に津地裁から廃棄物処理法違反(不法投棄)の罪で懲役二年の実刑判決を受けている。


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