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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 産経izaに「コムスン・折口氏、ジュリ扇女王が暴く裏の顔」という記事がある。
元記事はzakzakの記事のようだが、こういう扱いの記事を全国紙の看板の下にぶら下げるのはいかがなものか、そんな気がするね。

 そもそもなんでコムスン事件が起きたのか、そういう背景の問題とはまったく関係のない扱いかたなわけで、介護保険導入当時に予見された歪みやひずみがそのまま現れた、そういう事件だと思うんだけども、官においてはその失政であるとか拙速、杜撰の部分、そして民においてはその無責任とか無自覚を隠蔽する、そういう意図があろうと無かろうと、そういう効果のある記事だろうと思う。

 突き詰めてゆけば、人間はどこまで長生きすべきかって問題があると思うし、家族とは、あるいは家庭とはなんなのって問題があると思うんだけども、そこにフォーカスをあてる人は誰もいない。
善意だけでは当然成り立たない、よってそこに本来の精神とは反するはずのインセンティブを持ち込んだんだけれどもなり手がない。

 コムスン事件の背後にある問題をすべてここに帰す気はないけれども、こういう無理とインチキを重ねたコムスンが最大シェアに上り詰め、そして無理とインチキを暴かれた挙げ句に死刑を宣告され、その後に残ったものを見てみれば、「マトモにやろうとしたって無理」こういう結論しかないんじゃないの?

 僕にとってはこの事件は想定された事件であり、そして放漫に流されまくった日本の社会がもう一回家庭とか家族を考え直す契機じゃないか? そしてこれはタブーに属するんだろうけど、人間ってのはそんなに長生きすべきものなのか?あるいは長寿とは本当に寿ぐべきものなのか?こういうことを考え直す契機のような気がする。



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