忍者ブログ
軍国少年の半世紀、そして結局...
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 イギリスの水兵がイランの革命防衛隊に拿捕・抑留された暫く前に、アメリカの「元」FBI捜査官、彼は偽札と偽たばこの専門家であったらしいんだけど、がイランで消息を絶っという事件(キシュ等からからテヘランにイランの治安警察に連行された)が発生しており、これはおそらくイラクでアメリカが拘束した5人のイラン工作員との身柄交換を狙ったものだろうという観測を書いたような記憶がありますが、昨日のワシントンポストに「American Scholar Detained in Iran」副題・Smithsonian Program Director Held Since December Visitという記事が上がってました。

 最近、高齢の母親を見舞うためにイランを訪問したスミソニアン研究所・ウッドロー・ウィルソン・インターナショナル・センターの中東政策研究の責任者であり高名な研究者であるHaleh Esfandiari(米・イ二重国籍)がイランで拘留された、こんな話なんですが、どうもこれと同じケースが頻発しているらしい。

 この事件はけっこう手が込んでいて、彼女が帰国(アメリカへ)の途についた12月30日、テヘラン市内を空港に向かってタクシーに乗っていたところを三人組の刃物で武装した「強盗」に襲われてパスポートを含む持ち物全部を奪われたんだそうで、再発行手続きをしに行ったらイランの情報部に呼び出されたっと。
その後の6週間は毎日手を替え品を替えた尋問にあってたんだそうだけど、虚偽の供述やイラン情報機関に対する協力を断ったために収監されてしまったらしい。

 この記事にあるだけでもこういう手口の拘留や軟禁は3件発生しているようで、先の「元」FBI捜査官Robert Levinsonを入れると4件ということになりますが、どうも背景ってのは身柄交換だけではないようで、イランはアメリカの対イラン工作に神経をとがらせているようです。

- Esfandiari and the other soft hostages appear to be caught in an Iranian reaction to the Bush administration's $75 million program to promote democracy in Iran, which was unveiled last year. Tehran has since cracked down on human rights advocates, labor organizers and campaigners for women's rights, according to human rights activists. "The government's justification for these actions is usually couched as a response to the State Department's announcement to provide financial support to Iranian civil society and nongovernmental organizations," said Hadi Ghaemi of Human Rights Watch. "This has fueled a perception among the Iranian politicians that the U.S. is committed to instigating a 'velvet revolution' in Iran. Ironically, the Iranian-Americans who travel to Iran mostly stay away from politics and are not by any means part of the 'regime change' advocates. But they have become pawns in the hands of [the] Iranian government as it charts its strategy in engaging with the U.S."

 引用文中に国務省の文書へのリンクを貼っておきましたから興味のある人は読んでいただきたいと思います。

 簡単に言えば、イラン国内のの反イスラム原理主義勢力を組織化して結集するための宣伝工作であり、ウッドローセンターはこれには関わっていないし、彼女は、イランからスミソニアンに招聘された他の多くの学者やアナリストの一人のようなんですが、皮肉なことに、彼女はそんな人達の中でもイラン寄りであるために批判に晒されていた人物らしい。

 ちなみに彼女が属したウッドローセンターは昨年末にホワイトハウスに対して"It is our view that in diplomacy, a nation can and should engage its adversaries and enemies to try to resolve conflicts and differences," "Diplomatic talks should be extensive and substantive."といった内容の報告書を送ったいるんだそうで、これはホワイトハウスには黙殺されたそうだ。

 まぁこれは平和惚けであることは百も承知なんだけど、こういうやり口の応酬ってのは頂けないな。

(5/10加筆再掲)

関連他紙記事
Prominent US scholar detained in Iran
Prominent Iranian-American Academic Is Jailed in Tehran
State Dept. Condemns Iran's Detention of U.S. Scholar(5/10追加)

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
06 2017/07 08
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索

Copyright © [ stay alive for a moment of the death ] All rights reserved.
Special Template : シンプルなブログテンプレートなら - Design up blog
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]