軍国少年の半世紀、そして結局...
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かつて慰安所に関するAPの記事を歪曲というのか超意訳というのか、とにかく源記事の文意を大きく曲げて紹介した前科のある産経新聞の古森氏ですが、またなんだかワケワカメなことを書き散らかしてます。
問題の記事はニュヨーク・タイムズも報じたイラクの治安の大幅回復――さて朝日新聞の報道は? で、ここで引き合いに出されているNew York Timesの記事というのは、記事タイトルも署名(MICHAEL O'HANLON)も一致するので、たぶん「The State of Iraq」のことでしょう。
さて、古森氏はこの記事を引き合いに出しながら
確かにNYTの記事は
暴力とは宗派間対立であり、腐敗とは賄賂の横行ですね、一説によれば警察官や治安部隊に就職するには500ドル相当の袖の下がいるなんて話があったりするほどです。
そして、訓練されたイラクの治安部隊の数は着実に増えてはいるが...
つまり、宗派間の対立の先行きや脆弱な政府を考えた場合、駐留アメリカ軍の縮小や撤退に拙速であることは戒めるべきだ、こう述べているわけです。
しかるにこれが産経新聞の古森センセイの手にかかると
最後を古森氏は
そして朝日が何を書いたか僕は知りませんが、仮に古森氏がここに書いたような論調を展開したとしても、こういう歪曲をまたしてもしゃぁしゃぁと繰り広げている古森氏には朝日のことは言えないでしょう。
それにしてもこの古森氏といい先だって「ドイツはニュルンベルグ国際法廷を一切否認し、それを国家として宣言している。」なんて大嘘を撒き散らかし、虚偽記述の指摘を受けるとこっそり書き換えたクライン孝子といい、軍事なんちゃらの野口某といい産経新聞に書く人はまったくいかがわし人物が多いな。
追記(2007/12/27 1時38分)
なお、この一文は古森氏の当該記事にTBを飛ばしてあり、飛ばした直後に一時的には反映されたのですが、いつの間にか削除されております。
こんな所からも古森氏の体質は窺い知れるわけでね、都合の悪い物は隠すと、ここもクライン孝子とよく似ているんだが、仮にもジャーナリストを名乗るのであれば二人とも恥を知れちゅうのw
関連過去記事
なんだかなぁ:古森さんの戦時売春宿報道に関する記事
古森さんが引用したAPの記事の全対訳です。
古森さんの記事の問題点:歪曲なのか過剰な意訳なのか?
慰安所設営にはアメリカの強制があったという古森さんの記述他
参照記事
Nonstop theft and bribery are staggering Iraq
問題の記事はニュヨーク・タイムズも報じたイラクの治安の大幅回復――さて朝日新聞の報道は? で、ここで引き合いに出されているNew York Timesの記事というのは、記事タイトルも署名(MICHAEL O'HANLON)も一致するので、たぶん「The State of Iraq」のことでしょう。
さて、古森氏はこの記事を引き合いに出しながら
この数字をみると、オハンロン氏らは国防総省の発表よりも、「情勢好転」を控えめに測定していることが明白です。 それでもなお「イラクの安全環境はかなり向上した」と評価する一方、政治的な和解はまだだし、治安もまた悪化の道をたどる可能性があることを付記しています。しかしいまのイラクの情勢が好転していることは正面から認めているわけです。と書いているんですが果たして本当でしょうか?
確かにNYTの記事は
Iraq's security environment is considerably improved, with security at its best levels since early 2004.と治安の回復は基本的には認めており、それがペトラウス達の努力のたまものであると賞賛はしているんですが、決してそれが揺るぎない物だというような楽観なんかしちゃいないんですね。
But Iraq's political environment and its economy are only marginally better than a year ago. High oil prices have helped the latter, but violence and rampant corruption remain huge problems.かりそめに良くなったのは治安だけであり、経済がやや良くなったのは単に原油高のお陰、政治的環境はまったく良くなっていないし暴力と腐敗は目を覆うばかりだ、こういうことを言ってます。
暴力とは宗派間対立であり、腐敗とは賄賂の横行ですね、一説によれば警察官や治安部隊に就職するには500ドル相当の袖の下がいるなんて話があったりするほどです。
そして、訓練されたイラクの治安部隊の数は着実に増えてはいるが...
Given Iraq's fragile sectarian relations and weak institutions, the likelihood is that further American troop reductions will have to be slow and careful if the progress is to continue.と述べている。
つまり、宗派間の対立の先行きや脆弱な政府を考えた場合、駐留アメリカ軍の縮小や撤退に拙速であることは戒めるべきだ、こう述べているわけです。
しかるにこれが産経新聞の古森センセイの手にかかると
しかしいまのイラクの情勢が好転していることは正面から認めているわけです。なんて断定になってしまう。(大爆
最後を古森氏は
朝日新聞はニュヨーク・タイムズと提携しながらも、イラク情勢のこうした、いま最大の特徴はツユほども報じていません。むしろ「イラクの治安は悪化」などと大ざっぱな記述を繰り返しています。と結んでいるんですが、こういう論調、つまりブッシュやゲイツのイラク政策に懐疑的ということですが、これはNew York timesに特有なことではなく、これに対置されるWashingtonPostにしたところで似たようなものですしLATにしてもそうです。
まあ、アメリカの対イラク政策に激しく反対し、その効用をすべて否定してきたのですから、それが万が一にも、「成功」していまうことなど、あってはならない、ということでしょうか。そうした態度が砂に頭を突っ込むダチョウと同じでなければ、幸いです。
そして朝日が何を書いたか僕は知りませんが、仮に古森氏がここに書いたような論調を展開したとしても、こういう歪曲をまたしてもしゃぁしゃぁと繰り広げている古森氏には朝日のことは言えないでしょう。
それにしてもこの古森氏といい先だって「ドイツはニュルンベルグ国際法廷を一切否認し、それを国家として宣言している。」なんて大嘘を撒き散らかし、虚偽記述の指摘を受けるとこっそり書き換えたクライン孝子といい、軍事なんちゃらの野口某といい産経新聞に書く人はまったくいかがわし人物が多いな。
追記(2007/12/27 1時38分)
なお、この一文は古森氏の当該記事にTBを飛ばしてあり、飛ばした直後に一時的には反映されたのですが、いつの間にか削除されております。
こんな所からも古森氏の体質は窺い知れるわけでね、都合の悪い物は隠すと、ここもクライン孝子とよく似ているんだが、仮にもジャーナリストを名乗るのであれば二人とも恥を知れちゅうのw
関連過去記事
なんだかなぁ:古森さんの戦時売春宿報道に関する記事
古森さんが引用したAPの記事の全対訳です。
古森さんの記事の問題点:歪曲なのか過剰な意訳なのか?
慰安所設営にはアメリカの強制があったという古森さんの記述他
参照記事
Nonstop theft and bribery are staggering Iraq
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