軍国少年の半世紀、そして結局...
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質問者はちゃんぷる~ずの喜納昌吉氏ですが、質問内容が、党派を超えてグッドなので紹介します。
これが質問主意書ですが、ベース・ボールを野球と言えとかレーダーを電探、エコノマイザーを節炭器、こんなのに比べれば、党派性を抜きに素朴に賛同できる内容です。w
参考までに答弁書も貼っておきますが、
だったら日本語で言えっての。(爆
質問主意書
質問第三号
安倍内閣総理大臣の片仮名言葉の多用に関する質問主意書
右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。
平成十九年二月五日
喜 納 昌 吉
参議院議長 扇 千 景 殿
安倍内閣総理大臣の片仮名言葉の多用に関する質問主意書
安倍内閣総理大臣は、今国会の施政方針演説において「戦後レジーム」、「カントリー・アイデンティティ」など片仮名言葉を多用した。このような片仮名言葉の濫用は、日本の内閣総理大臣による重要な国会演説にふさわしくないと考える。
そこで、以下質問する。
一 安倍内閣総理大臣が、「(戦後)体制」という日本語を使わずに、あえて日本人一般に分かりにくい「(戦後)レジーム」という片仮名言葉を用いることは、有権者に対し政治姿勢を真剣かつ明確に伝えるという、内閣総理大臣が当然果たすべき努力を怠っている証左とも受け止められる。安倍内閣総理大臣の見解を示されたい。
二 安倍内閣総理大臣が、「(戦後)体制」でなく「(戦後)レジーム」をあえて用いる目的を明らかにされたい。また、「レジーム」に特別な意味を持たせているのであれば、その意味を明らかにされたい。
三 安倍内閣総理大臣が用いた「カントリー・アイデンティティ」という片仮名言葉は、英語圏で通例用いられる表現なのか。また、この表現の出典を明らかにされたい。
四 英語には「ナショナル・アイデンティティ」という言葉があるが、安倍内閣総理大臣は「ナショナル・アイデンティティ」と同様の意味で「カントリー・アイデンティティ」という言葉を用いたのか、明らかにされたい。
五 私は日本人議員、有権者として、日本語に十分置き換えられる用語を内閣総理大臣が片仮名言葉として乱発するのを好ましいとは思わない。今後、片仮名言葉を必要最小限にとどめる考えはないか、明らかにされたい。
六 安倍内閣総理大臣の持論は「美しい国」創りだが、「美しい国」には「美しい日本語」が不可欠だと考える。片仮名言葉を多用した安倍内閣総理大臣の日本語は、「美しい日本語」と呼べるのか、見解を示されたい。
右質問する。
これが質問主意書ですが、ベース・ボールを野球と言えとかレーダーを電探、エコノマイザーを節炭器、こんなのに比べれば、党派性を抜きに素朴に賛同できる内容です。w
参考までに答弁書も貼っておきますが、
答弁書
答弁書第三号
内閣参質一六六第三号
平成十九年二月十三日
内閣総理大臣 安 倍 晋 三
参議院議長 扇 千 景 殿
参議院議員喜納昌吉君提出安倍内閣総理大臣の片仮名言葉の多用に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
参議院議員喜納昌吉君提出安倍内閣総理大臣の片仮名言葉の多用に関する質問に対する答弁書
一及び二について
安倍内閣総理大臣が第百六十六回国会における施政方針演説で述べた「戦後レジーム」とは、この演説で述べている「憲法を頂点とした、行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基本的枠組み」を適切と思われる言葉で言い換えたものである。
三及び四について
安倍内閣総理大臣が第百六十六回国会における施政方針演説で述べた「カントリー・アイデンティティ」とは、この演説で述べている「我が国の理念、目指すべき方向、日本らしさ」を適切と思われる言葉で言い換えたものであり、これは、御指摘の「ナショナル・アイデンティティ」という言葉が通常意味するところとは異なるものと承知している。
五について
安倍内閣総理大臣としては、施政方針演説に盛り込むべき内容を適切に表現するため、必要に応じて片仮名言葉を使用しているものであり、今後とも、国政の方針を国民に分かりやすく説明してまいりたい。
六について
安倍内閣総理大臣としては、自らの考えを表すのに最も適切な言葉を用いて表現してきているところであり、今後とも、国政の方針が国民に分かりやすく理解されるよう努めてまいりたい。
だったら日本語で言えっての。(爆
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