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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 日曜に予定通りザックに10kgほど詰め込んで歩きに出かけたんだが、車では見過ごすような物が良く見えるし、車では入って行くことを躊躇するような場所にも入って行けるのが良い。
とはいえ、なんだかんだで往復30km弱を7時間かけて歩いたんだけれども、さすがに新品のスノトレを履いたうえに10kgの荷物を背負い込むとかなり堪える。

 全行程中二回休憩を取ったんだが、其の内の一回が蕎麦屋だ。
屋号は「吉田屋」といい、この店は前々からあることは知っていたんだけれども、所在が旧東海道なもので車では行きにくく、ついつい昨日まで行きそびれていた店なんだな。
話によれば創業は安政年間だそうで、江戸から明治にかけては今店がある東大井よりはもう少し日本橋に近い鮫洲にあったらしく、店内においてあるパンフレットによれば、幕末から御維新にかけての常連客には山岡鐵太郎(鐵舟)などがいたと書いてあったが、ここは定かではない。w

 さて、品書きを見たんだが嬉しいことに蕎麦がきがあった。
僕は大した蕎麦っ食いではないんだけれども、品書きにこれがある店では必ずこれにすることにしており、これまでに東京は言うに及ばず、長野にいた数年間にも土地の名士に紹介された店は殆ど回ってみた。

 しかしながら、どこで食っても彼方の記憶の中に残っている「蕎麦がき」の味とはほど遠く、その原因はそば粉の研ぎ過ぎじゃないかと思っている。
 前のブログに書いたような気がするが、板橋宿の某蕎麦屋、ここは研ぎ方の違う二種類のそば粉を用意しており、見た目が白い更級粉の蕎麦と、えぐみや臭いの強い黒い蕎麦粉の蕎麦が選択できるから、更科が嫌いな人でも満足できるんだが、残念なことにここは蕎麦がきをやってない。
世の中がバブル以降上品になり過ぎたのか、どこの蕎麦屋に行っても更級しかないんだが、吉田屋は蕎麦がきの蕎麦粉と蕎麦切りの蕎麦粉が違うことを祈念しつつ注文してみた。

 店が混んでいたこともあるが、ずいぶん待たされた挙げ句に出てきたものは...
 ダメだよ、これは...
まず最初に、こりゃ蕎麦がきじゃないわ、それを我慢するにしてもなんだこの茹で加減は...
蕎麦がきちゅうのは「掻く」から蕎麦掻きなんであってな、こんなんじゃ蕎麦粉で作った水団だよ。
そしてやはり...
更級だった...

 ちなみに駐車場にはベンツやBMがてんこ盛り駐まってたんだが、こんな程度の店を有り難がる馬鹿がいるから進歩がとまっちまうんじゃね?
同じことは神田の藪にも思うんだが、あそこの蕎麦を洗練された蕎麦、こりゃうちの兄貴も言うんだが、なんだとすりゃ僕はやはり美味いもん食いではあっても蕎麦っ食いにはなれんな。
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