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軍国少年の半世紀、そして結局...
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 エリザベス二世は4回だったか、イギリスを公式訪問していますが1992年にはドレスデンで群衆から卵を投げつけられています。
 そして最近話題になったのは、2004年にドレスデン大聖堂の復興基金を集めるためのコンサートに列席した時ですが、この時はドイツというより寧ろイギリスのタブロイドを中心に「女王が謝罪するかも知れない」という観測が飛び交いました。
しかし女王は謝罪はしませんでした、かわりに宮廷スポークスマンが「女王に謝罪しろという要求はどこからも来ていない。」と前置きした上で
The Queen, having lived through the Second World War, is better aware than those who did not of the suffering caused to people on both sides,She will be acknowledging and commemorating the suffering.

というコメントを出しています。

 そしてその翌年に完成式典があり、またエリザベス二世は列席していまして、
I expressed regret, all of Bomber Command expressed regret. We did not want to bomb Germany but how else do you win a war? World War II was a fight for survival.

というコメントを残しており、ここにはいわゆる「遺憾の意」が込められています。

 この時も場所が場所だけにネオナチ系は騒いだんですが、当時の首相シュレーダーは以下のように述べていますね。
Today we grieve for the victims of war and the Nazi reign of terror in Dresden, in Germany and in Europe. We will not allow cause and effect to be reversed.

 ざっくり彼はヤルタポツダム史観そのままに、戦争とナチの圧政のすべての被害者を同列に追悼し、この結論を覆してはいけないと述べているんですわ。(藁

 そして更に、この式典はかなり芝居がかっており、大聖堂の屋根に上げる十字架は、ドイツの爆撃の破壊されたコベントリー大聖堂の残骸の釘で造った物をイギリスが贈った。

 これで真の和解が出来たかどうかは古から今に至るヨーロッパの戦争の歴史に見る怨念の深さを見れば察しがつこうというものですが、いずれにしろ、戦争に勝った奴は戦中になにをやっても絶対に謝りなどしない、ということだけは明らかで、これはイギリス政府の反応なんですが、ドレスデンに関してはアメリカは謝ってはいないし国際法違反でもないという主張をしています。

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 昨日書いた「リビアで濡れ衣:ブルガリア人看護婦とパレスチナ人医師 」の中で僕はフランス政府に失礼なことを書いちゃいました。

 ブルガリアのEU加盟を機になんか好転するかと思ったんですが、ドイツやフランスの名前は全く出てこず、相変わらずアメリカのブッシュだけが面倒見てるようです、これもブルガリア国民にとっては腹立つ話でしょうが、どうもこの記事のニュアンスでは何らかの政治決着の目鼻は付いているようで、早く何とかしてあげたいですね。


 バローゾはこれまで色々と注文をつけてきているんですが、メルケルの名前もシラクの名前も出たことがない、よってこんなことを書いたんですが、今日の朝ピーにこんな記事がありました。

セシリア仏大統領夫人、リビアを電撃訪問
2007年07月13日20時20分
 フランスのサルコジ大統領夫人セシリアさんが12日、リビアを突然訪問し、最高指導者カダフィ大佐と会談した。大統領は同行しなかった。奔放な行動で知られ、ファーストレディーをまじめに務めるかどうか注目を集めていたセシリアさんだけに、今回の行動は驚きを持って受け止められている。
 リビアでは、子どもたちをエイズウイルス(HIV)に感染させたとしてブルガリア人看護師5人とパレスチナ人医師に死刑判決が言い渡されたことから、欧米との間で人権問題となっている。現地からの報道によると、セシリアさんはカダフィ氏との会談でこの問題を協議。看護師や被害者となった子どもたちとも会った。


 サルコジとセシリア夫人の中は選挙期間中からその最悪ぶりが色々喧伝され、投票にすら行かなかったって話もあるんですが、どういう経緯であれセシリア夫人がカダフィーに会いに行った。
 とんでもなく失礼ぶっこきました。

 さてその後色々調べてみたんですが、このセシリア夫人の電撃訪問が関係あるかどうかは別として、アメリカとイギリスがカダフィーから石油を買う契約を締結した、その答えが一昨日の駐トリポリ・アメリカ大使の正式派遣ですが、これは制裁解除以来ようやくです。

 さてフランスは動き出しそうな船にはとりあえずのっとけ、でないとイギリスにでかい顔される、こんな焦りがあるのかも知れません。
なにしろアメリカとイギリス、ブルガリアはイラク派遣仲間ですから。

 ちなみにフランス側のこの非公式訪問における提案は,HIV感染者のフランス国内での治療、そのための入国手続き簡略化、こんな内容だったようですが、同じトップの夫人でも我が国の勘違い官邸夫人とはえらい違いでんな。
なんせ我が国の官邸夫人ときたたひには選挙の応援に「来てくれるな!!」という候補ばかりで応援に行き場がないっていうんだから。(爆


(2007/07/14 06:12加筆再掲)
American Teens: Less Sex, More Condoms

- Fewer high school students are having sex these days, and more are using condoms.

- In 2005, 47 percent of high school students - 6.7 million - reported ever having had sexual intercourse, down from 54 percent in 1991.
The rate of those who reported having had sex has remained the same since 2003.
Thirty-four percent of the students reported having had sex during a three-month period in 2005.
Of those, 63 percent - about 3 million - used condoms.
That's up from 46 percent in 1991.
The teen birth rate, the report said, was 21 per 1,000 young women ages 15-17 in 2005 - an all-time low.
It was down from 39 births per 1,000 teens in 1991.


 これを"This is very good news,"と喜ばなきゃいけない社会ってのもどうかと思うぞ、日本はもっとひどいようだけど...
 BBCも堕ちたもんだ。
 エリザベス女王の訪米前の出来事らしいんだが、女王が撮影途中にアメリカ人キャメラマンにぶち切れたシーン」をVTR編集によって捏造したそうで...

参照記事
BBC error 'no reason to resign'
 どこにでも悪趣味な奴はいて、それを充足するために供給にいそしむ奴がいて、そこにはマーケットが生成する。

 随分前には首相在任末期のMargaret Thatcherの浴室が盗撮されたという話もあったけど、その当時彼女は確か60歳代の後半だった。
そして今度はSégolène Royalなんだが、この人は55歳だぞ。

 人の好みをとやかく言いたくはないが、こんな婆さん達の裸や水着姿を見たい奴っているのか?

ネット販売が引き金、韓国で「犬肉料理論争」再燃
 【ソウル=竹腰雅彦】夏ばて予防のスタミナ料理として、韓国人に人気があるのは犬肉。しかし、犬肉を取り扱う初のネット販売サイトが国内の猛反対にあって、今月、閉鎖に追い込まれた。これを機に「犬肉論争」が再燃している。
 ネット販売サイトは、代表的な犬肉スープ料理「補身湯(ポシンタン)」にちなんだ「補身ドットコム」。4月、新ビジネスとして登場し、数百グラムから1頭分までの犬肉の注文販売を始めた。
 韓国では、1988年のソウル五輪の際、国際的な批判に配慮する形で、犬肉料理店は表通りから排除された。その後も、愛好者に根強い人気があり、韓国メディアによると、年間約200万頭が消費されるほどだが、犬肉を取り扱う店は裏通りにしかなかった。
 このため、犬肉が大量消費される夏場を迎え、新サイトの存在が知れ渡ると注文は増えたが、「国のイメージを損なう動物虐待を許すな」といった抗議も、ネット運営業者や管轄する自治体に殺到。業者は、7月初め、一応、自主的に販売中止に踏み切った。
 混乱の背景には、犬肉が韓国の食品衛生法や販売上の法規から漏れた「あいまいな存在」(中央日報紙)ということがある。犬肉を食品として管理するための法改正は、以前から求められているが、動物愛護団体など反対派の圧力で実現していない。犬肉愛好家と反対派の板挟みとなって、行政は身動きできない。
 「なぜ違法でないのに他人の商売に干渉するのか」
 「食文化だから守れといっても、(犬を食べていては)韓国は先進国になれない」
 同サイトの掲示板では、擁護派、反対派の激論が毎日のように続く。韓国伝統文化学校の崔公鎬教授は、両派の主張を眺めながら「食べたい人は食べ、食べない人は食べない。結局、それぞれの嗜好(しこう)の問題で、是非を論議することは不毛」と論じる。
 物議を醸した当のネット業者は、今後も電話販売に転じようとするなど、その商魂はたくましい。
(2007年7月13日3時4分 読売新聞)


 結局これは朝鮮人の諸兄がお決めになることなんだけど、これを以て日本国内の似而非右翼や嫌韓厨、果ては統一教会クズレまでが騒ぐ、嘲笑することが僕にはどうにも理解できない。

 これは余談ですが、ネット内を巡回してみると、この層は概ね「反IWC」、畜産国に後押しされた反捕鯨運動に、これまた概ね「捕鯨は日本の文化」を旗標に異議を唱えているんだな。(藁

 そしてこの記事中にある食犬反対派の反対理由、「国のイメージを損なう動物虐待を許すな」、「食文化だから守れといっても、(犬を食べていては)韓国は先進国になれない」で思い出すのは我が国の明治維新以後の不平等条約改正に向けたムーブメントですね。

 日本は江戸末期にアメリカを皮切りに欧米列強と条約を結んだわけですが、そこには関税自主権をはじめとする非常に多くの問題があった、これについて、徳川幕府の幕閣がアホで無能だったからこうなったというのが最近迄の市井における通説だったんでしょうが、どうもそうでもなく、この時期欧米列強と諸条約を結ぶにあたって幕閣は非常に能く国際法を研究していた形跡が多く認められるんですね。
 その一番象徴的なのが、最初に条約を締結する国にイギリスではなくアメリカを選んだということで、これはなにもアメリカの黒船が来てビビッタという理由だけではないようで、まだ中国と条約を結んでいないアメリカを選んだ、イギリスと締約する場合には清国との条約が下敷きにならざるを得ないから、こういうことのようで、最恵国なんて概念も知っていたようです。

 そういう経過を経ながら明治政府は維新後になって条約改正のための大デレゲーションを派遣するんですが、彼らが感じ取って戻ってきたのが、上に引用した反対派と同じ結論なんですね。
つまり先進国に文明国と認められない限り対等の条約は結べない、という結論です。
しかしこれはある意味においては正しい認識だと思うわけで、いわゆる西欧から見る場合、彼らと近しい文化を持たない民族は野蛮人なのであり、彼らの棲む地は国ではなく「無主の地」であり、先に乗り込んで旗を立てた国の領域となる、つまりローマ帝国以来伝統の「先占論」なんですが、これをやられたのがインドであり中国でありコーチシナ、その旗標となったのがキリスト教であり、積極的な協力者が教会であったと、そして巧みにそれを回避したのは実は徳川幕府であったと。

 こうしてみると邪悪なのは統一協会や創価学会だけではなく、寄付や献金を受け入れるすべての宗教が邪悪だと言うことが出来るような気がするし、とりわけそんなゆがんだ理屈で植民地主義を地球全域に押し広げようとするキリスト教徒が人権や人道を言うのもおかしなものなんだけど、でも残念ながら、それがグロ-バルスタンダードのコアなんですね。

 そこに完全に背を向けるということは現実的な選択肢ではないわけですが、自らの伝統文化をそうした他者の企みの背景にある論理を以て否定するというのは嘆かわしいことだろうし、そうした西欧に侵蝕されて半ば腐植させられた価値観であることを自ら自覚することもなく他者の伝統文化を断罪するなどは嘆くより恥ずべきことだと思う。

 犬を食うのが伝統文化であり、それが旨いと感じるのがその民族の味覚であるならおやりになればいい。
同じように猿を食うなら食えばいいし猿の脳味噌もまたしかり。
僕はこの記事に引用されている崔公鎬教授の意見に賛同します。

 思えば北京原人の時代には人間の脳味噌を食っていたと言われる漢民族ですが、おそらくある時期から「いくらなんでも共食いはまずいだろう」というタブーが発生し、食う対象がより近い猿に替わった。
これも立派な文化であり文化の進化であるということだろうし、漢民族のこういう特性、つまり多くの人が悪食と嘲笑する特性ですが、これがなかった場合、いまある多くの漢方薬種は薬種でもなんでもなかっただろう、こういうことも言えるのです。

 人を殺してはいけない。
これはざっくり真理だと思います、しかしここで問われるのは「人」とは何かの定義であって、異教徒は人と認めない、異民族や異部族は人と認めない、異文化に属する人は人とは認めない、こういう雑多な、そして一見偏狭と思えるようなステレオタイプと利害得失の最大公約数としての国家というフレーム、これの摺り合わせの中で「あの人は殺しても良い」という矛盾が残ってゆくのは、人が人として1人で生き抜けない以上、僕は致し方のないことだと思うし、そういうことを容認できる人の少なさがいまの日本の弱さだろうと思う。



 ウサマ・ビン・ラディンの四男にオマーってのがいるらしんだが、イギリス人の女性がそのオマーの第二婦人になったらしい。



 この女性は五十一歳だそうだが、写真を見る限りエクスカリバーに出てくる魔女みてぇだ。



 この女性は六度目の結婚で既に三人の息子と五人の孫がいるそうだなんだが、一番笑ったのはイギリスにオマーのビザを申請したんだそうだ。

がしかし...

下りなかったらしい。











 下りるわけあんめ!!


う゛ぁか!!


ちなみにオマーは27歳だ。





参照記事
British woman says she wed Osama's son



British native Jane Felix-Browne, 51, married twenty-seven-year-old Omar Osama bin Laden, the fourth son of al-Qaeda's chief, in April 2007. She became his second wife according to Islamic law, which allows men to have up to four wives.
- Some days ago, Kyuma, the then Japanese minister of National Defense, made reckless remarks, causing a public furor.
He was so stupid as to assert that one should not blame the United States because Japan would have come under the control of the Soviet Union but for the U.S. use of atomic bombs.

- It is a tragedy in history and shame on the Japanese people that there exists on earth such a corrupt and despicable regime as the Abe regime made up of servile top class pro-U.S. sycophants and dirty political charlatans, concludes the commentary.


 「久間は、アメリカが原爆を投下してくれたおかげで日本はソヴィエトの支配を受けずに済んだんだからアメリカを非難しちゃらめ!!」なんちゅう無頓着なことを言っちゃうアホだよんっと書いてありますが、ごもっとも!!!

 「媚米で卑屈で堕落してインチキ臭い安倍体制のような政権が地球上に存在することは歴史の悲劇であり日本人の恥だよん!!」とも書いていますが、歴史の悲劇であること以外ごもっとも!!


 これも古い話になってしまいましたがまだ解決しないんですね。
事件発生が1998年ですからもう10年放置されていることになるわけですが、拉致問題を抱える日本人には人ごとではない、ブルガリア国民とは政治、軍事、外交的弱小国の悲哀を共有できそうです。

Four of the five nurses and the doctor appeared in court in Tripoli, Libya, last May.

 ブルガリアのEU加盟を機になんか好転するかと思ったんですが、ドイツやフランスの名前は全く出てこず、相変わらずアメリカのブッシュだけが面倒見てるようです、これもブルガリア国民にとっては腹立つ話でしょうが、どうもこの記事のニュアンスでは何らかの政治決着の目鼻は付いているようで、早く何とかしてあげたいですね。

 リビア自身も自国の衛生管理に問題があってのことだとは知っているんですが、今更それを言い出すと世論がおさまらない。
それで出てきたのが、ブルガリアが弔慰金を払って遺族に渡し、看護婦さんはブルガリアに送還する、こういうスキームですが、これに対してはブルガリア政府が「それでは看護婦に責任があるという捏造された容疑を認めることになる」として一蹴した、これで一番困っているのはカダフィー一族でしょう。

 6月頃の国務省定時会見でこれに関する質問が出てましたが、アメリカとしてはなんらかの基金を創設し、そこから遺族に金を出すことでの収拾を画策している、こんな感じでしたが、その後は記憶にありません。

 しかし一番かわいそうなのはパレスチナ人の医師で、いることは確認できるんだけど、これまで一度も詳細な言及がない、やはり母国が強健であることは大事ですわ。

参照記事
Medics' death sentences upheld
Libya court upholds death sentences for 6 HIV infection of 400 alleged



 GAO(The Government Accountability )が秘密調査官に偽の会社を設立させて、NRC(The Nuclear Regulatory Commission、原子力規制委員会)に対するおとり調査をやった結果、1回もオフィスに出向くことなく28日間で、あたかもネット通販でDVDを買うように、Dirty-bomb(放射能拡散兵器)を造るに十分な放射性物質を手に入れられる許可証が入手できた、こんな話です。

 Dirty-bombと言うのは核爆弾ではなく、通常の爆発によって死の灰のようなものをばらまき環境を汚染させたり被曝させたりするものですが材料としてはセシウム137が有名だと思います。

 この秘密調査報告によると、NRCはその会社が実在するかどうかの確認すらしなかったので、秘密調査官は彼の机から離れることなく私書箱とファックスだけで許可証を手に入れたと。

 でそれのコピーで携帯用の湿度・密度計(これは何に使うものか僕は知らないが、外観的には下の写真のようなもの)を45セット発注し契約に成功した。

 偽会社では放射性物質の管理が出来ないので実際に入手はしなかったそうだが、この機器には試薬としてなのか、アメリシウム-241とセシウム-137が使われており、45セットでDirty-bomb が1~5個作れる量だそうです。



 1年前にはやはりGAOの秘密捜査官が海外でDirty-bomb2個分の放射性物質を調達してカナダ国境とメキシコ国境から持ち込むことに成功したのだそうで、9/11以降再び高まるアルカーイダ系テロの危険の高まる中、あまりにも杜撰なNRCの職務執行体制に上院からは嘆きの声が上がっているようです。

参照記事
Sting Reveals Security Gap at Nuclear Agency
Fake firm gets nuclear license in U.S. govt sting

2007/07/11-19:23 北朝鮮、期限切れ薬の支援要請=「中国製は偽物多い」と韓国に
 【ソウル11日時事】北朝鮮の赤十字会が今年2月に韓国の製薬業界団体に対し、使用期限が切れた医薬品の支援を要請する文書を送っていたことが11日、分かった。韓国の通信社・聯合ニュースによると、文書では「中国から入ってくる薬はわれわれの体質に合わず、偽物が多い」として韓国製の医薬品支援を求めている。
 製薬業界団体によると、北朝鮮側は期限切れの薬を使って何らかの問題が発生した場合は「北朝鮮側がすべて責任を取る」として、使用期限が6カ月から1年過ぎた医薬品の支援を要請。抗生物質や結核、風邪などの薬が必要だとしている。
 これに対し、製薬団体は「医学的な問題が発生する可能性もあり、期限切れの薬を送ることはできない」と拒否しているという。北朝鮮が韓国側にこうした要請をしたのは昨年に続き2回目で、国内の医薬品不足の深刻さを浮き彫りにしている。


 これ読んだ熱湯浴諸兄が「北朝鮮にまで馬鹿にされる中国」ってノリで喜んでいるんだけど、そんな単純な話じゃないんじゃないの?
北朝鮮はこれまであちこちに医薬品の支援を求め、日本からもいっぱい送ってる、でもその際に「期限切れ」という但し書きが付いたことはないんだな。

 この時事の記事は「医薬品不足の深刻さを浮き彫り」つうんだけど僕はこれも信じない、きっと只で仕込んでアフリカにでも格安で売るんだろ?


 今年に2月頃でしたか、スペースシャトルの乗組員のLisa Nowak(当時43才)が、恋敵で同僚のColleen Shipman大尉を暴行、拉致するためにナイフやスタンガンやハンマーなどを準備してどうたらこうたらで逮捕されたという事件が話題になりました。
ちなみにこの時はまだLisa Nowakには配偶者がいたようですが、しかし、やはり同僚のBill Oefelein飛行士と普通じゃない関係になった、しかし、この男には別の愛人がいた、それがShipman大尉だったわけですが、彼らが宇宙飛行士であったこともあって随分かき立てられた。

これがマトモだった頃のLisa Nowak


 しかし最近になってこれがまた話題になり始めた、そしてその理由が紙おむつなんですね。
 逮捕された時彼女はTexasのHoustonからFloridaのOrlandoまで、これは900マイルだそうですからざっくり1500キロあるんですが、ここを恋敵を襲うための一念で走りきった。(爆

そして、彼女の宣誓供述書の中に「トイレ休憩の時間を惜しむために紙おむつを着けて走った」というような内容があり、これに対して弁護人が反論を開始したことから話題になった、こんなことのようです。
また、押収されたPCからはこの事件とは関係のない女性が裸で縛られている写真が何枚も発見され、それでサド疑惑まで沸騰しちゃってる。

 上の動画を見る限り、この人はさしたる美人ではないにしろかわいい感じの人だったんですが、逮捕後の彼女は幽鬼のように変貌してたんですわ。
こんな動画

こんな動画や

こんな動画をようつべにアップされちゃってるんですわ。

 
 イギリスの科学者Michael Abbertonが牛のゲップが地球温暖化に与える影響に関する研究成果を発表したと言うんだけどさ、こんなものは今から十数年前にクローズアップされ掛かって立ち消えになった。

 なんで立ち消えたかと言えば、アメリカが世界最大の牛肉輸出国だからなのよ。

 ちなみに牛のゲップの主成分であるメタンの温室効果は二酸化炭素の21倍、牛一頭が一日に吐き出すメタンの量は200リットルくらいと言われてるからあとは掛け算ね。

 この研究は主に給餌に関することで、より消化のしやすい餌、ここでは「legumes」だからマメ科なんだろうけど、こういうものに変えてどれだけ減るか、こんなことのようだ。

 これも先だってのG8の結果なんだろうけど、問題はアメリカとオーストラリアっすよ。
イギリス単体では自国のノルマに焦点があってんだろうけどさ。

参照記事
Cows that burp less seen helping in climate fight
 5月に「クルドの事件:僕はこれを惨殺とは言えません 」でクルドのリンチを紹介しました。
 この事件は16才の女の子が駆け落ちをした、つまり婚外の男と性行為をした結果、石投げのリンチで殺された、こんな事件でその動画がこれですが、感覚的には酷いとは思いつつも不思議に責められないんですね。
それはおそらく、これが彼らのルールだから、そういう思いがあるからでしょうが、その淵源を辿ってみると映画「アラビアのローレンス」に行き着くような気がします。

 いうまでもなくこれはデビッド・リーンの大作映画であり、キャストもアレック・ギネスピーター・オトゥールオマー・シャリフホセ・ファーラーっと恐ろしいほど豪華な作品なんですが、見所はなんといっても砂漠を駆けるアラブ連合の騎馬軍団の大スペクタクル、そして色彩美こんなもんじゃないかと思うんですが、この映画の中でピーター・オトゥール演ずるローレンスとオマーシャリフが演ずる、ローレンスの一番の協力者である族長アリが最初に出会う砂漠のシーンだったような気がする。

 このシーンは、使命を帯びてファイサル王子(アレック・ギネス)のキャンプに向かったローレンスと道案内のベドウインが、途中井戸を見つけて水を飲むシーンなんですが、水を飲んでる最中にこのベドウインがなにかを見つけて怯え出すんだな。
ローレンスは、彼が異様に怯えているのはわかるんだがなんでかわからない。
これは視力の差なんだけど、ベドウィンの男にはローレンスには見えない程遙か彼方から黒い馬に乗ってやってくる別のベドウィンが見えたんだね。

 芥子粒ほどの大きさで見え始めたところでその黒い馬が止まる、そして銃声の暫く後にこの道案内のベドウィンは打ち抜かれて地面に倒れる。
やがてこの黒い馬の男はローレンスの側にやってくるんだけど、これがアリ。
ローレンスは猛烈にその非道を糾弾するんだけど、アリは毅然として「これが砂漠の民ベドウィンのルール、水泥棒は殺す」というようなことを言い放つ。
つまり、この井戸は族長アリのテリトリーの井戸だった、それを他の部族のベドウィンが無断で飲んだことに対する制裁、それがこの銃殺であったわけですが、こういうことを西欧的価値観をもとに理不尽だと憤りながらも、ローレンスは時間と共にだんだんそれに従ってゆくんですよ。

 でその仕上げというのも変だけど、ローレンスがそのハードルを完全に乗り越えるのが、彼がかわいがっていた孤児2人の内の1人ガシム、この少年はアカバ攻撃の際の夜間行軍で居眠りした挙げ句にラクダから落ちて砂漠に取り残され、危うく脱水死するところをローレンスが助け出し、これでローレンスはベドウィン社会で認知されたんだけど、ファイサルの本営に向かう途中で合流した他部族(族長がアウダ(アンソニー・クイン))のメンバーといさかいが起きた際にガシムが相手を射殺しちゃう。

 ここから先は泣いて馬謖を斬るの世界なんだけど、ローレンスがベドウィンのルールに従い彼自身がベドウィンとしてガシムを銃殺するんだな。

 ローレンスに関しては色々と毀誉褒貶はあるんだけれども、この映画のローレンスは、こうしてベドウィンの文化を尊重し、ベドウィンになりきってゆく。
結局最後には、その文化の差異にローレンスが裏切られて終わる、このダマスカスの夜のシーンってのは陰惨なんだけど、ここをオマーシャリフ演ずるアリが好演しています。

 さて、石投げの死刑ですが、まぁそんな感じで僕は一概に野蛮だとか言えませんが、その石投げの死刑の本格版が5年ぶりにイランで執行されたそうです。
 これは初めて知ったんですが、司法当局は2002年の後半に石投げで死刑を執行することを禁止する布告を出しているんだそうですが、これに対してはその都度マスコミや人権活動から非難が沸き起こっていた、そして今回執行された死刑囚は、実は2002年の布告で執行を停止されたその人らしい。

 石投げの死刑の執行手順に関しては

When carrying out the stoning, a male convict is buried up to his waist with his hands tied behind his back, while a female offender is buried up to her neck with her hands also buried.


とありますから、男性の死刑囚は後ろ手に縛られて腰まで埋められ、女性の死刑囚やはり後ろ手に縛られて首まで埋められる。
そして群衆が石をぶつけまくって殺すわけですが、この男女における腰までと首までのさはやはりなんか宗教的な浄・不浄の観念による括り分けなんでしょうね。

参照記事
Man stoned to death for adultery
 一昨日は勤務中に昼寝をすることを奨励されるドイツの公務員ネタに登場したクリントン一家の家長、ビル・クリントンですが、今日は娘のチェルシー・クリントンです。

 デブだったチェルシーの近況は知りませんが、こういう使われ方するんだから瘠せたんでしょう。
でこの広告では、チェルシーがこのパッチで1ヶ月に12kg瘠せたというんだからもうこれは事実とすれば危険海域、生理不順から若年性更年期障害、骨粗鬆症まで心配するべきなんだろうけど、このパッチがかなり嘘臭い。w

 臭いどころか嘘なんだけど、アメリカから直輸入といいながら上海で作ってるのだそうな。

参照記事
China probes "Chelsea Clinton" weight loss patch
 ぶたれたのなんのって中身の話の真偽はわからないけどさ、自分ちの芝生に水を撒かないというのが条例違反で、それで拘引される、しかも70歳で年金生活の婆さんをだ。

 これはソルトレーク近郊のオレムって町の話だそうだが、これだけで僕はますますアメ公が嫌いになった。

Pensioner arrested for not watering lawn

 実は今日ある数多くのニュースの中で一番僕の目を引いたのがこの記事だ。

Iranians visit captives in Iraq


 このBBCの記事によるとイランのオフィシャルが面会を許可されて面会したそうだ。
先頃イギリス海軍の艦船がイラクの領海内でイランの沿岸警備隊によって拿捕され、水兵など15人が数日間抑留されたときも、この5人の事件との関わりを推論する人は多かったんだけど、アメリカが妥協したのは既に民間人とグレーな民間人合計5人がイランになんらかの理由をつけて拘束され、一部は既に収監された、そしてグレーな民間人ロバート・レビンソン氏はキシュ島で拉致されてテヘランに「空輸」されたという情報以後その消息は全く知れないんですが、このイランによる一連のアメリカ国籍者拘束事件は日本ではあまり報道されないんだけど、アメリカ国務省の定時会見では絶えず質問が出るほど関心が高い。

 マコーマックやケーシーは質問の都度かんじんのことには答えずに、のらりくらりと応答していますが、イランも相当制裁が効いてきているようだしアメリカもイラクでは死者の数を目覚ましく積み上げている割には目に見える成果を出せないでいる。

 そんな二国が歩み寄る切っ掛けを模索し始めている中での動き、そう考えると今後の進展が楽しみです。

類似記事
Iran: Officials Detained by US Complain

 理屈と膏薬はどこにでも付くとは能く言ったもんだがドイツのベルリン行政区では「通常の昼の休憩時間だけで8時間働き続けるのは無理ぽ!」ちゅうことで、部屋まで用意して職員の勤務時間中の昼寝を奨励するんだそうだ。
ちなみに発案・推進したのは社会民衆党らしい。w

 めんどくさいから引用しませんが、その補強のために医学的見地からの突然死の防止や「生産性向上」なんてお為ごかしまで持ち出してろのだそうですが、突然死はともかく、市役所だとか州の役所の仕事の「生産性」ってのはどうやって計測するんだろうか?w

 僕が読んだのはTelegraphの記事ですが、流石に冷笑じみてて、最後にはこうあります。

Germany's civil service is not the first to proclaim the benefits of power napping - former US President Bill Clinton is said to have been a prominent practitioner.

 ざっくり、「仕事中に居眠りすることの功徳を唱えたのはドイツの行政サービスが最初ではなく、先のアメリカ大統領クリントンは実践者としてよく知られた。」こんな話ですが、書いた奴はそうとう呆れ返ってますね。

 ロレアルが人種差別で有罪判決を受けたそうな。

 記事長いんで全部和訳付けるの面倒、よって要点のみにしますが、シャンプーの販促要員の募集要綱に「フランス人の白人限定」と書いたらしい。
流石にこのまんまでは書かれていなかったらしいんだけど、BBR、これも初めて知ったんだけど、これはフランス人で白人を意味する隠語だそうで、これを用いたんだそうな。

 求人情報にはロレアルの求める女性のプロファイルが should be 18 to 22, size 38-42 (UK size 10-14) and BBRと書かれていたんだそうで、ここだけ訳すと、18歳~22歳、サイズ38~42、そしてBBRであること、こんな感じになりますが、このBBRというのはフランス国旗の青・白・赤をあらわし、実は極右の間で白人のフランス人を指す隠語として使われる言葉らしい。

 そしてこれで告発されてロレアルと人材斡旋会社が各々罰金約500万円を課せられたっと。
まあ金額的にはたいした金額じゃないですが、こう言うのが記事になるってのはダメージでしょうね。

 これも知らなかったんだけど、この企業グループはずいぶん右翼的なようで、過去にはファシストや反ユダヤ主義者との関係を指摘されたり、大戦直後にナチ協力者を積極的に雇用したりでずいぶん叩かれているようです。
こんな話を読むと思わずココ・シャネル思い出すんだけども、ロレアル創業時の出資者はロスチャイルドだそうで...

lorealracism.jpg


参照記事
You're worth it - if white. L'Oreal guilty of racism

Al-Qaeda linked to operations from Iran

 なんとも恐ろしげな話だな。
 この記事にもIt is not clear how much the al-Qaeda operation, described by one official as a money and communications hub, is being tolerated or encouraged by the Iranian government, they said.とあるように、僕もイラン政府がアルカーイダのに援助をするということは考えにくいと思う。
理由は幾つかあるんだけど、先ず第一にイランはシーア派の国だからアルカーイダ(これは諸説あるんだけど、起源としてはワッハーブ派だからスンニ派だろうと思うんだけど)と合うわけがない。

 そして第二に、国際世論を敵に回してまでアルカーイダを支援するメリットはイランにはなにもないし、この記事にも、"They are benefiting from the mayhem that AQ is carrying out. They don't have to deal with al-Qaeda to benefit."とあるように、アルカーイダがイラクで騒擾状態を作り出すことでイランは利益を得てはいるけれども、その利益ははなから投資を必要とはしていないってことですね。

 さて、イラン政府が黙認しているのかどうか、アフガニスタンからイラクにアルカーイダが根城を移したときに否応なしにイラン国内にルートと泊地が出来てしまったことは事実のようです。

 アメリカ軍の増派が完了してから日々「何人殺した」という戦果が伝えられるんですが、この先イラクがどう転ぶとしても、イスラムの名を借りたアルカーイダのテロがシーア派民兵の後ろ盾であるイランにまで波及しないわけがない。
ターニングポイントは負けであれ引き分けであれ、アメリカの主要部隊がイラクから撤退するときなんでしょうけど、騒擾こそが目的のテロリストは平和は好みませんから文字通りのカオスが現出するような気がします。

 さしあたってその次にはクルドを巻き込んだ騒擾を画策するんでしょうからイランのみならずトルコまで介入してグチャグチャ?
こう考えると、無為徒食の僕がいまのようなエネルギー効率の悪い車に乗り続けられなくなるのもそんな遠い話ではないかもしれません。


アルゼンチン大統領夫人が出馬 夫から政権移譲か

 アルヘンチーナはこういうのが好きなのかね?
この「こういうの」は二つの意味があるんだけど、先ずこういうタイプの女、「飲み屋の女」のようなタイプという意味ね、そしてあと一つが大統領の縁者。

 前者に関しては、僕はこういうフィリピンバーにいそうなタイプは嫌いだ。
パパラッチにはつけ回されるは母親が品がないと中傷されるは、挙句の果てにウイリアム王子に捨てられたと伝えられたケイト・ミドルトン嬢。
彼女の方が百万倍良いぞ。

 そして後者。
有名なのはペロンの妻の「エビータ」ですが、この記事に拠ればその次にペロンの妻になった人は大統領になっちゃったそうだ。

 これを日本に置き換えればさしずめ真紀子が首相になるというような図だろうけど、それは勘弁願いたい。


 某ご婦人のところに「オリンピックが怖い」というエントリーがある。

 テロが怖いといえばそうかも知れないが、それよりもっと怖いのは中国伝統の「竹筋コンクリート」だと思う。

 過日有楽町で友人とだべった話を書いたけど、その中にやはり「竹筋コンクリート」の話が出てきた。
上海辺りではいまでもやってるのを見たそうだぞ。(爆
Report: TNT Sparked China Karaoke Blast

 がびぃ~ん!!
カラオケ店の地下室にTNT火薬を1トン保管するか?
そんでもって41人負傷、25人死亡かよ?

 これは遼寧省での話だけど、昨年の4月には山西省の病院に保管された爆薬の爆発で35人死んだそうだが、この二つに共通するのは爆薬の所有者が炭坑のオーナーだちゅうことだな。



 パキスタンのムシャラフ大統領がまたしても暗殺の危機を乗り越えたらしい。

 ソースはREUTERSなんですが、洪水被害視察のためにラワルピンジーから南西部のタルバットに向かったムシャラフの乗機に向けて長射程の地対空ロケットが発射されたそうだ。

 公式にはこの事件は否定されているが、パキスタン情報部将校が匿名を条件に暗殺未遂があったことを認めているというし、REUTERSのカメラマンを含む複数の目撃者もいるようだから間違いあるまい。

 でここからが少々オカルトっぽくなるんだが、この場所はハク大統領の乗機が墜落した場所の辺りだそうで、ハク大統領の墜落事故はロシアにつながるパキスタン国軍内部の人間の犯行だという噂というには正確すぎる情報があることは広く知られる。

参照記事
Musharraf plane fired on: Pakistan security official
Shots fired at President Musharraf's plane


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