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軍国少年の半世紀、そして結局...
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安倍「不信任」過半超え 「もう奇策なし」の声

 あほ!!
奇策はあるぢゃんか。

 党首討論での小沢党首の嫌がらせに「あんたはアメリカに謝罪要求したことあんのかよ?」なんてワケワカメな抗弁してないでさ、総理大臣声明で

We Japanese protest to U.S.A. severely of its past atomic bombing and indiscriminate bombing that ignored the international law.

くらい言ってやればいいのよ。
そうすりゃ久間のバカ発言で落ちた支持率くらいは戻るぞ、それともなにか?
やっぱ媚米偽保守なのか?

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 今朝報道2001見てて思ったんだけど...
言い訳中の久間のにやけ顔とミートホープのオッサンの顔、なんか似た空気漂ってね?

久間防衛相が陳謝 原爆しょうがない発言
 久間章生防衛相は1日昼、長崎県島原市内で記者会見し、原爆投下を「しょうがない」と発言したことについて「被爆者を軽く見ているかのような印象に取られたとすれば申し訳なかった。これから先は講演で言ったような話はしない」と陳謝し、発言を事実上撤回した。
 同日朝のフジテレビ番組では「そんなような内容(の発言)ではない」として引責辞任や発言の撤回、訂正を行う考えはないことを強調していたが、与党幹部から同日午前「私の認識とは違う。誤解を招いたのであれば、きちんと釈明して、謝罪すべきところは謝罪した方がよい」(中川昭一自民党政調会長)などと、批判が相次いだのを受け軌道修正したとみられる。
 久間氏は朝の番組で「原爆投下する必要はなかったというのは会場でも言っている」と強調。「過去のことをああすればよかったと今言ってみてもしょうがないという思いで言った」と釈明していた。
2007/07/01 13:06 【共同通信】


 右も左もこぞって叩いた久間発言なんですが、今朝の報道2001に緊急でインタビューに応じてました。
 聞き手の黒岩祐治氏も苛立ちを隠せないほどに要領を得ない受け答えで、率直に言ってこの久間というバカおやぢはなにを批判されているのかをいまだに解っていない、そういう印象だったね。

 しきりに「アメリカは原爆を投下する必要がなかったということを言いたかった」という釈明をするんだけども、少なくとも既にそれが誤りだということを解っていない。
そして、このバカの中でそれが導き出されるまでの歴史認識がそもそも間違っているということも解っていない。

 この際このバカが長崎選出の国会議員であることは問題にはしない。
しかし現職でしかも初代の防衛大臣が直近の戦史すらわかってないところに僕は暗澹としたものを感じるし、それはおくとしても、アメリカが我が国に対して行ったカーチス・ルメイ立案による大都市焦土化作戦にしても、対独対抗で始まったマンハッタン計画がドイツの先行降伏で行き場を失い、その目的をなし崩しに対ソ牽制の手段とした、そしてその公開実験場に広島、長崎を選んだ、しかも軍事施設のない都市という条件枠の中から、(こういう事実関係もわかってないんじゃないの? )
でこれらは極東軍事裁判で我が国に適用された事後法どころか、開戦時既にあった戦時国際法を蹂躙する作戦であったわけで、これを「アメリカとしては当然」、発言訂正後でも「言っても仕方のないこと」というのでは国務大臣としての適格はもとより日本国国民としていかがなもんかということだと思う。

 アメリカのリベラルは幻の南京大虐殺戦時の売春宿問題で我が国を非難するんだけれども、南京大虐殺は偽造、捏造された資料で強弁しなけりゃならないような代物だし、戦時の売春宿に関してはほとんどのケースは日本の国内問題であり、キリスト教的規範でどうであろうが、当時日本国の国法の至る領域では合法であった事項なのであり、そんなことを他国からどうこう言われるおぼえはないしましてや裁かれなければならない謂われはないと思う。

 そういうことをやってきた米国が、こと油脂焼夷弾を使用した大都市爆撃や原爆使用には口を拭う、そしてひどい奴になると「原爆使用は戦争の早期終結には必要だった」とまで強弁してきているわけなんだけど、久間の今回の発言は、当初全くこの脈絡に乗っかった発言だったわけだわな。

 そして、「アメリカの原爆使用はソ連の参戦を食い止めるためだった。」なんちゅう馬鹿げたことを久間は言うわけだが、厚顔無恥をもって鳴るアメリカですらがこんなことを言っちゃいないわけだし言えるはずもない。

 ソ連参戦を積極的に働きかけたのはアメリカであり、チャーチルはアメリカよりは消極的だった。
そしてアメリカはポツダム宣言の直後からスターリンに参戦を督促してるんだな。

 アメリカのソ連に対する態度が変わったのは原爆投下以後であり、ポツダム宣言受諾以後で、それは何故かというと、ソ連が我が国のポツダム宣言受諾以後も北海道に向かう南進を停止しなかったからで、そこにはソ連の北海道侵攻の意図が見えた、米英ソの密約による南進線を超えたあたりからアメリカの顔色が変わったのは事実だが、久間の主張とは「ソ連の参戦を食い止めるためにアメリカはやむなく原爆を使用した。」と言うのだから、これには当の米ソもびっくりなわけで時系列が事実と全く違う。

 この記事では「発言事実上撤回」とあるけれども、ここまで不見識と無教養を積み上げてしまったのでは撤回すればいいような話でなんかではなくて、やはりオツムをすげ替えるべき問題だろう、こういうこと。

首相、久間氏罷免を否定 小沢氏「不見識、不適当」
 安倍晋三首相(自民党総裁)と小沢一郎民主党代表の党首討論会が1日午後、都内で民間シンクタンクの主催で開かれた。首相は米国の原爆投下を「しょうがない」と発言した久間章生防衛相について、野党の罷免要求に応じる考えがないことを表明。小沢氏は久間氏を「国務大臣として不見識、不適当だ」と強く批判するとともに、年金記録不備問題で国民の申請があれば、支給に応じるよう求めた。
 首相は、久間氏の発言に関し「日本の究極の目的は核廃絶だ。久間氏にはこれからも防衛相として核廃絶に力を発揮してもらわなければならない」と強調した。
 年金問題では小沢氏が「国が責任を持ち、基本的には国民の(支払い要請の)申し出を認める立場に立つべきだ」と主張。首相は「すべての人に支払って済むなら苦労しない。支払う以上、加入履歴についてつじつまがあうか確認したい」と反論した。
 また首相は29日に行われる参院選と衆院選の同日選の可能性について「衆院選は完全な政権選択を国民に問うことになるが、(衆院の)解散は全く考えていない」と否定した。
2007/07/01 18:29 【共同通信】


 さて「既に終わった安部ちゃん」ですが、問責しないということのようで。
しかしね、問責云々と言うよりも、国務大臣として、防衛大臣として、況や政治家としての適格の問題なのであって、こりゃ小沢一郎が言うからということではなく、誰が見たってここまでアホでは適格無いでしょう。
でもってね、こんな不見識で無教養な猿のような奴を国務大臣に任命した内閣の長として任命責任を問われるだろうよ。
そして擁護の根拠が「日本の究極の目的は核廃絶だ。久間氏にはこれからも防衛相として核廃絶に力を発揮してもらわなければならない。」とのことだけで、いつから日本の究極の目的は核廃絶に決まったのよ?
ちなみに僕は1954年にこの世に生を受け、足かけ34年間有権者やってるんだけどそんな話は社会党や共産党以外からは聞いたことがない。

 まあね、この期に及んでこんな戯言をマジ顔で言うのでは、久間更迭のみならず自らの辞任も一緒にやったらどうよ、つまり総辞職しろってことだけど。

 ここまで政治家安倍晋三の看板に偽りがあるのが露呈しては総辞職するしかないでしょうよ。
欧米誌が書くような右翼でもない、保守ですらないことが露呈したんだからさ。

 さて、余談ですが、この件に関するネット右翼やエセ保守の反応ってほとんど無いんだよね。
産経izaの安倍マンセー記者ブログもどこも所感書いてない。w
で2ちゃんねるで笑えるのを発見したんだけど

298 :文責・名無しさん:2007/06/30(土) 21:51:30 ID:Rtr4BnAV0
クライン先生!!
久間発言に関する安倍総理のコメントに早くコメントしてください!!

とか
309 :文責・名無しさん:2007/07/01(日) 09:37:58 ID:i791agq70
大の仲良しの久間防衛相発言についてのコメントをおながいします。
「足を引っ張る」「悪口」などのキーワードは欠かせません。

なんてことが書かれてる。
ここで大の仲良しと書かれているのは、推測だけど、随分前、防衛庁が省になる直前にこの婆さんが久間のバカと電話対談かなんかやって、それを自慢げに吹聴してたからおちょくってるんでしょうが、これが書かれてからも当の婆さんはこの件についてなにも書いてない。
まあ書けといってもこの小泉・安倍マンセー婆さんの知識と教養では書けっこないでしょうが、それを見透かして
311 :文責・名無しさん:2007/07/01(日) 22:18:21 ID:kOZDXF9i0
>>309
産経の阿比留記者がなにか書いたらパクろうと思って待っているのですが..
もう少しお待ちになって!(代理人)

なんて書く奴がいる、それにしてもよく押さえるところ押さえてるわ。w


過去記事
また出た久間のバカ発言>『原爆投下はしょうがないね』だってよ
AP電で世界に伝わってしまった久間のバカ発言>国辱野郎!!辞任しる!!
久間もアホだが安倍はもっとアホ:BBCの伝える安倍コメント

その他参照記事
Minister apologises for A-bomb gaffe
Japanese official: A-bomb was inevitable
Atom bomb row minister apologises
 ネットゲリラさんのところの「万景峰号が7月20日に拉致被害者を乗せてやって来る」というエントリーに色々面白い話が書いてあるんだけど、残念ながら僕はこの話は聞いてない。w
でもね、こういう話が流れるところがもう「安倍っちアウト!!」ということなんだろう。
自民評価大幅ダウン、過去最低に…読売ネットモニター調査

 自民党ダウン、しかし民主党もダウン。
これは僕は当たり前ではないのかと思う次第で、その根拠は、自民党、民主党は言うに及ばず、マスコミまでもが「無党派層」と呼び習わされてきた階層の変質に鈍感だからだと思う。

 しばらく前にNHKがやった調査結果だったと思うが、その内容で目にとまったのは「支持政党なし」の内訳なんだな。
一昔前までは「支持政党なし」≒「政治的無関心層」で片付けることができたんだろうが、この調査による内訳では「支持政党なし」と答えた人の内、その次の質問「支持すべき政党が有れば積極的に政治参加する」に「Yes」と答えた人が70%程有ったと思う。

 一からげにした「無党派層」は絶えず増え続けているんだけれども、その底流にあるのは「政治参加したいけれども支持できる政党がない」という階層なのであり、その階層に既成政党がどこも答えられていない結果が今回の讀賣の調査結果であるといってしまうと我田引水に過ぎるのかも知れないけれども、少なくとも今回の与野党の国会戦術にしても来る参議院選の候補擁立合戦にしても、そうした底流の変化が見えているとは思わないわけで、今内心で望まれているのは人気者でも卓抜した存在でもなんでもなく、地味でも解りやすい政界再々編なんじゃないか、そんな気がする。


 久間は一閣僚だけど安倍は総理大臣だぞ。
 でBBCニュースに久間発言を承けた安倍コメントが載ってたんだが、開いた口が塞がらん。

Prime Minister Shinzo Abe played down Mr Kyuma's speech, saying it bore no effect on "Japan's important role of seeking abolition of nuclear weapons".

適当に訳すとさ、「安倍総理は、久間国防相の発言は”日本の、核兵器廃絶を追求する主要な役割"に陰を指すものではないと軽く受け流した。」といった感じになるんだけど、これが某永年少女のおばさまが待ち望んだ安倍総理の態度表明ですじゃ。
あなたじゃなくても情けなくって涙が出ますって。

 こりゃ安倍ッチはもう似而非保守を通り越して偽保守でんな。

追記
21時13分に阿比留さんのブログに久間大臣講演要旨が掲示されました。
以下引用
《久間氏 吉田茂首相は日本は米国と組めばいいという方針で、自由主義を選択した。正しかったと思う。話は脱線するが…日本は日ソ不可侵条約(※正しくは日ソ中立条約)があるから侵攻するなんてあり得ないと考え、米国との仲介役まで頼んでいた。今にしてみれば、後になって後悔してみても遅いわけだから、その当時からソ連は参戦に向け着々と準備をしていて、日本からの話を聞かせてくれという依頼に対して「適当に断っておけ」ぐらいで先延ばしをしていた。

ソ連が参戦したら、ドイツを占領してベルリンで割ったみたいになりかねないというようなことから、(米国は)日本が負けると分かっていながら敢えて原子爆弾を広島と長崎に落とした。長崎に落とすことによって、本当だったら日本もただちに降参するだろうと、そうしたらソ連の参戦を止めることが出来るというふうにやったんだが、8月9日に長崎に原子爆弾が落とされ、9日にソ連が満州国に侵略を始める。幸いに北海道は占領されずに済んだが、間違うと北海道はソ連に取られてしまう。

本当に原爆が落とされた長崎は、本当に無傷の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなと思っているところだ。

勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうかという、そういう思いは今でもしているが、国際情勢、戦後の占領状態などからすると、そういうことも選択としてはあり得るということも頭に入れながら考えなければいけないと思った。

いずれにしても、そういう形で自由主義陣営に吉田さんの判断でくみすることになり、日米安保条約で日米は強く、また米国が日本の防衛を日本の自衛隊と一緒に守るということを進めることで…。戦後を振り返ってみると、それが我が国にとっては良かったと思う。》

引用終わり

 しかしこれを読んだところで僕の所感は変わりませんね。
歴史的な事実に適っていない上、どう贔屓目に解釈したってアメ公の代弁者でしかない。

 そしてこれは讀賣の記事中にある中川(女)の発言なんだけど
 これに対し、自民党の中川幹事長は遊説先の奈良市内などで、記者団に、「原爆投下とソ連参戦の関係などは、歴史観の問題で、一個人の意見だ。久間氏も(補足の)コメントをしたようなので、これで誤解が解けると思う」と述べた。
揃いも揃って冗談言うのはやめてくれよ。

 原爆と日本、原爆とソ連の関係にもアメリカの思惑とソ連の思惑にも久間氏の誤認があるのは歴然としておりそれは歴史観とは違う見識の問題だよ。
アメリカはポツダム宣言から広島投下までの間にソ連に参戦督促してんじゃんかよ。
アメリカが懸念したのはポツダム宣言受諾後の推移だろがよ。

註:Japanese official defends 'atomic' bombings
にAPの記事が転載されており、そこのコメント欄にはかなりの数のコメントが書き込まれています。
この久間発言に対しアメ公はどう考えているのか、そんなところに関心のある方は覗いてご覧なさい、ただし玉石混淆であることは言うまでもありません。

関連エントリ
Asked for Apology, US Plays for Time in Non-humanitarian bombing Standoff
また出た久間のバカ発言>『原爆投下はしょうがないね』だってよ
AP電で世界に伝わってしまった久間のバカ発言>国辱野郎!!辞任しる!!


参照記事
Japan minister in atom bomb row
久間防衛相、講演で「原爆投下、しょうがない」
久間防衛相の原爆発言、野党幹部が相次ぎ批判
安倍首相が久間発言を擁護、「被爆地長崎の考え方も披歴」
原爆投下「しょうがない」久間発言、野党が辞任求める構え
久間防衛相:原爆投下に関し「しょうがない」の発言
久間防衛相:原爆投下「容認」発言に政府・与党も戸惑い
久間防衛相、米国の「原爆投下しょうがない」
防衛相「原爆投下はしょうがない」 大学の講演で


Kyuma: Atomic bombs ended World War II
Jun 30, 5:17 AM EDT
By CHISAKI WATANABE Associated Press Writer
TOKYO (AP) -- Japan's defense minister said Saturday that the dropping of atomic bombs on Hiroshima and Nagasaki by the United States during World War II was an inevitable way to end the war, drawing criticism from atomic bomb survivors.
"I understand that the bombing ended the war, and I think that it couldn't be helped," Defense Minister Fumio Kyuma said in a speech at a university in Chiba, just east of Tokyo.
Kyuma's remarks drew immediate criticism from Nobuo Miyake, director-general of a group of Japanese atomic bomb victims living in Tokyo.
"The U.S. justifies the bombings saying they saved American lives," said Miyake, 78.
"It's outrageous for a Japanese politician to voice such thinking. Japan is a victim."
Kyuma said later that his comments were misinterpreted.
He told reporters he meant to say the bombing "could not be helped from the American point of view."
"It's too bad that my comments were interpreted as approving the U.S. bombing," he said.
Defense Ministry officials were not immediately available for comment Saturday.
On Aug. 6, 1945, the U.S. dropped a bomb nicknamed "Little Boy" on Hiroshima, killing at least 140,000 people in the world's first atomic bomb attack.
Three days later, it dropped another atomic bomb, "Fat Man," on Nagasaki.
City officials say about 74,000 died.
Japan, whose military had attacked the United States at Pearl Harbor, surrendered on Aug. 15, 1945.
Bombing survivors have developed various illnesses from radiation exposure, including cancer and liver diseases.
Kyuma, who is from Nagasaki, said the bombing caused great suffering in the city, but he does not resent the U.S. because it prevented the Soviet Union from entering the war with Japan, according to Kyodo News Agency.
In January, Kyuma raised eyebrows in Washington by calling the U.S. decision to invade Iraq a "mistake," saying it was based on the false premise that Saddam Hussein possessed weapons of mass destruction.
He later backtracked, saying he thought the decision should have been more cautiously made.


 国内ではまだ報じられてないかも知れませんが東京都原爆被害者団体協議会の三宅信雄さんから直ちに非難されたようで(あたりめぇだろ)それに対する久間のエクスキューズがこれまたバカ丸出し。

He told reporters he meant to say the bombing "could not be helped from the American point of view." "It's too bad that my comments were interpreted as approving the U.S. bombing," he said.

はあ!? だったらおめ~はどこの国の人間よ?
ましてや選挙区長崎だべ?

参照記事
Japan minister in atom bomb row
「原爆投下しょうがない」 久間防衛相が講演
 久間章生防衛相は30日、千葉県柏市の麗沢大で講演し、先の大戦での米国の原爆投下について「長崎に落とされ悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で、しょうがないなと思っている。それに対して米国を恨むつもりはない」と述べた。
 米国が旧ソ連の日本への参戦を食い止めるため原爆を投下した側面があるとの見方を示し「日本が負けると分かっているのにあえて原爆を広島と長崎に落とし、終戦になった。幸い北海道が占領されずに済んだが、間違うと北海道がソ連に取られてしまった」と指摘。
 また「勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうかという思いは今でもしているが、国際情勢、戦後の占領状態などからすると、そういうことも選択としてはあり得るということも頭に入れながら考えなければいけない」と述べた。
2007/06/30 13:37 【共同通信】


 嘆かわしいなぁ、これが現職閣僚、しかも初代防衛大臣の発言だぞ。

 ポツダム宣言が1945年7月26日。
 広島への原爆投下が8月6。
 長崎への原爆投下が8月9日。
 ソ連の越境が8月9日。

 一体どこに国際法違反の原爆を使う必要があった?
ましてやマンハッタン計画は対独戦用だったのが、ドイツが先に降伏しちゃったんで持って行き場が無くなって日本に使った。
そこには諸説有るんだけれども、設立の直接の目的を失ったロスアラモスの延命目的としての対ソ脅威論であったり終戦後のソ連に対する予防的牽制だったりすると言われるんだけど、そこには日本のためなんて話はどこにもないし、ましてや受諾後のソ連の南進にアメリカはある時期までは見て見ぬふりしてたじゃねぇか。

 イラク侵攻に関してアメリカを批判しておきながらかんじんなところではアメ公の代弁か?
お前のような奴は長崎で村会議員でもやっているのがお似合いだぞ。

 ところで、
選挙区で同じ発言やってみちゃどうよ?

関連記事
AP電で世界に伝わってしまった久間のバカ発言>国辱野郎!!辞任しる!!

朝鮮半島和平協議で連携 塩崎氏「関心ある」

 こういう発言を耳にするとヒルが来日してどんな通告があったか容易に想像できるんだけど、要するになんだ?
ニクソン・キッシンジャーにはめられた轍を踏まないために拉致を放念するということか?

 ことが起きるとすれば後半なんだろうがさ、最近の参院選をめぐる安倍発言、つまり、敗北するとしたらそれは自分の責任だというような発言だけど、それはひょっとして拉致を実質放棄する責任を負わないように事前に政権を投げ出すための予防線か?

 中国にはパンダがいたから国民ごまかせたけど北朝鮮には珍獣といえば金正日以外いないもんな。



 産経の古森さんのブログ「ステージ風発」でこのところアメリカ側の資料を引っ張って日本国憲法制定の背景に関する話が続いていたんだけど、どうも僕はこの人がわからんのだな。
そして同様に、憲法を変えなきゃいかん根拠の一つにいまだに制定時のアメリカの圧力を上げる人もどうもよくわからんのよ。
制定以来満60年のほとんどを「世界に冠たる平和憲法」なんてアホな根拠で奉戴してきたのは国民なんですぜ。
今さら「押しつけ」ってのは根拠として滑稽過ぎやしないか?

 そしてもっとわからんのが、この手の連中が問題点として上げるのは九条ばかりなんだな。

 僕は勿論会見改憲派だし、少年時代からずっとそうなんだけど一番問題なのは前文と第九十六条の一項

 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

そして第三章だと思い続けてるんだよね。
だけど不思議に湾岸戦争以後のにわか改憲論者にはそこ言う人いないのよ。

 とりあえず改正規定だけ変えとけば議論の時間なんてのはいくらだってあるわけで、なんでそこに集中せんのかな?
やっぱりこの手の人はアメリカに反射してしか物見られんのだろうか?

日本の女性登用は低水準 議員数は12カ国中11位
 政府は19日午前の閣議で、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の視点を取り入れた2007年度版の「男女共同参画白書」を了承した。白書では日本とアジア、欧米などの計12カ国の現状を比較。
 法整備の面では諸外国に劣らないものの、実態として社会の各分野で女性登用が進んでおらず、「日本の女性の社会参画は、国際的に見ても全般的に低い水準にある」と指摘した。
 白書ではノルウェー、スウェーデンなど北欧諸国は男女平等法を整備し、女性の社会参画が政府主導で最も進んでいると紹介。また、米国は民間企業中心でワークライフバランスが進んでいると分析した。
 日本は12カ国中、国会議員に占める女性の割合が2006年に9・4%と11位だった。国家公務員に占める女性の割合も20・0%(05年)で、データがないフィリピン、マレーシアを除き10カ国中10位と低かった。
 働く女性の割合は41・4%と諸外国とほぼ同水準だったが、管理職に占める割合は10・1%。
2007/06/19 10:38 【共同通信】


 「法整備の面では諸外国に劣らない」だったらそんでいいじゃんか。
なんかさ、日本政府が追っかける社会と家族と文化に関する事項は単独のイッシューとしては一見成り立ちうるように見えるんだけど、それを全部寄せ集めたら絶対鼎立しないと思うのは僕だけ?

2007/06/19-19:37 民主・内山氏を登院停止30日=3野党欠席で懲罰採決-衆院

 もういい加減に「強行採決」って言葉使うのやめようよ。
なんだかみんな当たり前のようにこの言葉使うんだけどさ、採決のない議事ってありえないっしょ?
採決で勝ちたかったらまともな努力して多数を占めればいいということであって、それが出来ないからこういう攻撃をやるとうのではこれは議会制の否定ですわ。

 でこれは異議なし。
しかしあれはどうなったの?
松波健太の自爆テロ、あれもひどいぞ。



 ここ数日「さくらパパ」ってタイトルが目立つので誰かと思ってたら横峯さくらの親ぢかよ。
でなに、民主党から立候補!?

 とんでもねぇ勘違い野郎だな。
これは本人に聞いてみなければわからないけど、おそらくこの親ぢに一番迷惑しているのが娘ではないかと思われ、親ぢがいなくなればもっと伸びるのではないかと。

 まこんな勘違い野郎を担ぎ出す民主党もとんでもなく勘違いなわけだが、ここは他党も似たようなもの。
こうなると選挙ではいったい誰に、そしてどこに投票すりゃいいの、そんな気になってくる。

 次の選挙では本音半分でウラジミール・プーチンとでも書いてやろうか?
 公明党の冬芝といえば確か弁護士だと思ったんだけど違った?
こいつが口を開けばいつもアホな話なんだけどさ、三件の独立ってことがわかってんのかねこのインチキ宗教の手先は?
僕は今言われているような憲法解釈の変更には反対だし違憲だと思うんだけど、その判断をするのは国会じゃないよ。

 参議院選を意識して政権内からもこういうアホな発言が出てくるところは安倍政権がレイムダック化している傍証なんだろうけど、それにしても飯島元首相秘書官の「大臣無責発言」といいこの冬芝発言といい、こいつらがバカなのか有権者をなめているのかはわからないけどさ、こんなイカレタ連中が政権中枢に近いところにいるなんてのは世も末だわな。
官僚の行跡に大臣が責任負わないとすりゃいったい誰が負うんだ?

 冬芝はなんぼカルトの手先とはいえ、とりあえず選挙で選ばれて出てきているんだけど飯島なんてのはたった前首相の秘書だろ?
いったい何様のつもりでいるんだ?

 っとここまで書いて気がついたんだが、いったのは冬芝じゃなく北側ね。w

解釈変更は国会が判断 北側氏、集団的自衛権で


 お粗末きわまりないことはいうまでもないんだけどさ、今さら「認める」ったってな...


でさ、こういうことがしれっと言えるメンタリティーの連中の民間への再就職が紐をつけずに出来ると強弁する奴の答弁ってのも聞いてみたいもんだ。


社会保険庁の青柳親房運営部長は答弁で、「(記録は)紙の台帳で長く保存され、本人に確認のしようがなく、台帳の氏名に適宜振り仮名を振って入力したと承知している」と述べた。

年金時効分は非課税に、社保庁はずさん入力認める
 今日の産経新聞正論です、書き手は防衛大学校名誉教授の佐瀬昌盛さん。

 全体に佐瀬さんが仰りたいことはよく解るんですが、これではますます言葉遊びが蔓延ることになりませんか?

 法理的には憲法を変えるのはすべて改憲ですよ。
そして憲法の精神を変えることは出来ない、そういうことになれば、それ以外の解釈などはあり得ませんし、その範囲内で行われることは、憲法を変えることであろうが合憲であり、左翼の指摘するような、政府が主導して憲法改正をすることは公務員の憲法遵守義務に反するなどというのも至ってお門違いな話となります。

 改正条項がある以上は憲法自身が自ら時に応じて変わっていこうとする意欲を放棄していないということですから

【正論】佐瀬昌盛 改憲、護憲、創憲、加憲の怪
 ぶっはっは。
馬鹿を言っちゃ困りますってば、一番加藤に関わられたくないのが谷垣なんじゃないのかよ?

加藤氏「再合流は政策本位で」 麻生氏ら牽制か
 自民党の加藤紘一元幹事長は、12日収録したTBSの報道番組で、平成12年の「加藤の乱」後分裂した旧宏池会の古賀派と谷垣派による再合流の動きについて「昔の派閥がよかったというのでなく、政策的な考えがより近い人が集まるべきだ」と述べた。
 加藤氏は「アジア外交重視など、リベラル系の人間が多く集まらなければならない」とも述べており、安倍晋三首相に近い、麻生太郎外相らの参加を牽制(けんせい)したとみられる。


そして慰安婦問題がここまでこじれた背景はすべてこの派閥が最後に総裁派閥だった時に端を発するんですからこんなアホバカ集団は分裂したままが国のためでんがな。w

朝鮮半島出身者のいわゆる従軍慰安婦問題に関する加藤内閣官房長官発表が1992年宮沢内閣。
慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話が1993年宮沢内閣。

 そして派閥分裂のきっかけは、売国仲間の野中広務にしてやられた皆さんご存じの加藤の乱
それでとっくに居場所がなくなったってことを本人はまだ解ってないようで、まだこういうことを言っている。 

 まぁ旧宏池会なんてのは政界再編の草刈り場でしょうや。


 阿比留さんのブログに、参院選で自民党+αが過半数割れした場合、民主党の輿石東が議長になるんじゃないかという笑うに笑えない話が書かれていますので補足資料としてTBうっときます。

山梨県における教育公務員の政治的行為等に係る指導通知について

平成17年12月27日
文部科学省

○ 問題の概要
 山梨県においては、次のような問題があり、昨年11月以来、文部科学省として指導を行ってきたところです。

(公立学校の教員の政治的行為について)
 山梨県の公立学校の教員が平成15年から16年にかけて政治団体の資金カンパや後援会入会カード集めに関与していたことが明らかになったが、県教育委員会は、これについて明らかに違法ではないが紛らわしい行為として、校長等19名に対して文書訓告等の処分を行った。このことについて、

 これらの政治的行為は、明らかに教育公務員特例法に違反する違法な行為であって県教委は違法性の認識を改める必要があること。
 県教育委員会においては市町村教育委員会と十分な連携ができておらず、事実確認が不十分であり、また、上記のとおり違法性の認識に問題があることなどから、今回の処分は、法律上の懲戒処分ではない文書訓告等となったと思われるが、本来懲戒処分に相当すべきものと考えられるところであり、処分の程度を見直す必要があると考えられること。
 文書訓告等の処分は、職務上の監督者である服務監督権のある市町村教委が行うものであって、県教委が行うものではないこと。

(山梨県教育研究所への教職員の長期派遣について)
 山梨県教職員組合など4団体が構成する山梨県教育研究所へ長期研修として派遣されている教職員については、「事務局長」の肩書きを用いて実質的に当該研究所の運営を担っているなど、研修としてふさわしくない実態があること。

(県政連への教職員の関与について)
 山梨県教職員組合の役員としてもっぱら従事するため在籍専従の許可を受けている教員が、山梨県民主教育政治連盟の資金管理に関係して、政治資金規正法違反の容疑で書類送検されたことについて、未だ県教委としての実態把握が行われていないことから、当該教員を含めたすべての在籍専従中の教員について速やかにその実態を調査し、適切な措置を行う必要があること。

(県教委におかれる職員分限懲戒諮問委員会の構成について)
 山梨県教育委員会に置かれる職員分限懲戒諮問委員会の委員に、山梨県教職員組合の役員等が選任され、教員の懲戒処分等の決定の過程に関与していることは、適切ではないこと。

○ 通知の発出
 上記を踏まえ、この度、文部科学省から山梨県教育委員会に対して、指導通知を発出いたしました。
(初等中等教育局初等中等教育企画課)


17文科初第897号
平成17年12月27日

山梨県教育委員会 殿

文部科学省初等中等教育局長
銭谷 美


教育公務員による政治的行為に係る対応等について(通知)
 山梨県における教育公務員による政治的行為等については、かねてより貴教育委員会に対し報告を求め、必要な指導を行ってきたところですが、文部科学省において山梨県内の関係機関に対し実施した調査を踏まえ、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第48条第1項の規定に基づき、下記のとおり適正な処理を図るよう改めて指導します。
 このことを踏まえ、速やかに取り組み願います。

1. 教育公務員による政治的行為に係り山梨県教育委員会が平成16年12月27日に行った文書訓告等の処分について

(1)  教育公務員が、政治的団体から資金カンパの要請を受けて、その要請を第三者に伝達し、若しくは資金を託され政治的団体に届ける行為、又は政治的団体の入会カードを組織的に第三者に配布する行為は、教育公務員特例法第18条第1項の規定によりその例によることとされている人事院規則十四-七第5項第3号及び第6項第3号若しくは同項第13号又は同項第6号に該当する政治的行為であり、違法であること。

(2)  上記(1)を踏まえて、山梨県民主教育政治連盟(以下「県政連」という。)からの資金カンパの要請等への各校長等の関与について、県費負担教職員の服務を監督する市町村教育委員会と十分に連携しながら、県教委は事実関係を確認し、法令の規定に照らしその違法性の有無について適切に判断を行った上で、平成16年12月27日に行った処分について見直しを行い、適切な処分を行う必要があること。

2. 山梨県教育研究所への教職員の長期研修派遣について

 長期研修として派遣されている教職員については、「事務局長」の肩書きを用いて実質的に当該研究所の運営を担っているものであり、研修としてふさわしくないと考えられることから、速やかに派遣を取りやめる必要があること。

3. 県政連への教職員の関与について

 山梨県教職員組合の役員としてもっぱら従事するため在籍専従の許可を受けている教職員が、県政連の資金管理に関係して、政治資金規正法違反の容疑で書類送検されたことから、当該教職員を含むすべての在籍専従の許可を受けている教職員について、県政連への関与などその従事している業務の実態について速やかに事実関係を調査し、地方公務員法第55条の2第1項ただし書き、教育公務員特例法第18条第1項その他の法令に違反する実態の有無について厳正に確認するとともに、在籍専従の許可の取消しも含めた適切な措置を行う必要があること。

4. 山梨県教育委員会に置かれる職員分限懲戒諮問委員会の構成について

 職員団体の役員等が、職員分限懲戒諮問委員会の委員として、地方公務員法第55条第3項に規定するいわゆる管理運営事項にあたる教職員の個々の懲戒及び分限処分を決定する過程に関与することは、適切ではないことから、速やかに当該委員会の構成をあらためる必要があること。

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山梨県教組と輿石東
 阿比留さんのブログに、参院選で自民党+αが過半数割れした場合、民主党の輿石東が議長になるんじゃないかという笑うに笑えない話が書かれていますので補足資料としてTBうっときます。
 
山梨県教組、参院選資金集め 指令文書「校長3万円」
 2004年11月2日産経新聞朝刊

 山梨県教職員組合(山教組)が教員らから参院選向けの資金を組織的に集めていた問題で、産経新聞社は山教組地域支部が各学校の「分会長」(学年主任クラス)にあてた民主党の輿石東参院議員の後援会入会カード回収の督促文書も入手した。複数の現役教員が明かす「組織ぐるみ選挙」の実態は-。
 ◆過酷なノルマ

 「昼休みに分会会議を開いていただき、もう一度、分会員に指示の徹底をお願いします」

 四月九日付の督促文書では、後援会入会カードの記入者が支部目標に九百四十五人分足りないとして、学校内での選挙運動を“指示”。「一読・指示徹底後、分会長の責任で処分を」と文書廃棄も求めている。

 関係者によると、今回の参院選では輿石氏の後援会入会カードについて、一般教員は八十枚以上、校長・教頭は各二十枚以上がノルマとして課せられた。ノルマを達成できるかどうかが、昇進や異動など人事にも影響するという。山教組の役員は出世コースとされ、「選挙運動や政治資金集めに熱心な教員ほど昇進が早い」(ベテラン教員)とされる。昨年十二月の臨時カンパでも「集金を担当した教頭が今年四月の人事ですぐ校長になった」(別の教員)例も。ノルマ達成のため「かつての教え子に頼んで名前を借りた」(北都留郡の教員)と明かす教員もいる。

 ◆水面下の不満

 教員にとって年二、三回、万円単位になるカンパには不満も大きい。校長三万円、教頭二万円、一般教員一万円といった金額指定がプレッシャーにもなる。カンパの使途について甲府市内の教員が分会長に質問したところ「政治資金に関するものだから言えない。領収書も出せない」と答えが返ってきたという。

 カネだけでなく、山教組の“指示”で選挙ポスター張りや電話による支援依頼まで求められる。「仲間内では『こんなのはおかしい』と言い合うが、周囲の教員二十数人のうち、カンパしなかったのは一人だけ。出さないとあとが怖い」(北都留郡の教員)との声も出ている。ある教員は「子供たちにルールや約束を守れと教える教員が、『ばれなきゃいい』と組織ぐるみで公選法違反の疑いがある行為をやっている」と嘆いた。

【主張】山梨県教組 違法な政治活動にメスを 
2004年11月7日産経新聞朝刊

 山梨県教職員組合(山教組)などが今夏の参院選に向け、校長、教頭、一般教員から組織的に選挙資金を集めていたことが分かった。学校の先生がこのような政治活動をすることは違法である。
 教育基本法八条は先生の政治的活動を禁じている。教育公務員特例法は先生の政治的行為について、「国家公務員の例による」とし、国家公務員の行動を律する国家公務員法や人事院規則は、政党または政治的目的のために寄付金を求めたりすることを禁止している。先生は一般の公務員より厳しく政治活動を制限されている。

 山教組は日教組傘下の組合で、組織率九割を超える。その山教組出身の民主党候補、輿石東氏を応援するため、県内の支部や校長組合、教頭組合などを通じ、資金カンパを求める指令文書を配布していた。カンパの割り当ては校長三万円、教頭二万円、一般教員一万円で、半強制的だったとされる。

 これは教育公務員特例法などに違反し、校長、教頭、組合が一体となった学校ぐるみの不正行為といえる。文部科学省は山梨県教育委員会に調査を指示し、同県教委は調査を始めた。徹底解明を求めたい。指令にかかわった責任者には、懲戒処分が必要である。

 自民党と公明党は、実態解明のための与党調査チームを発足させる。日教組の政治団体、日本民主教育政治連盟(日政連)は、山梨、愛知、兵庫、新潟選挙区と比例代表で、計五人の候補を推し、全員が当選している。山梨県以外でも、同じような違反がないか、公職選挙法や政治資金規正法に照らしてどうかなど、幅広い角度からの調査を期待したい。民主党も自ら内部調査を行うべきだ。

 山梨県では、一般教員が管理職に昇進すると、教頭組合や校長組合に入るケースが多い。一般教員が加入する山教組と校長、教頭両組合は研究協議会などで交流し、ほとんど対立することがないといわれる。山教組の役員は出世コースとされ、「選挙運動や政治資金集めに熱心な教員ほど昇進が早い」との証言もある。

 同県のように管理職と組合が癒着している自治体は少なくない。校長や教頭は、時には組合と対立してでも、児童生徒のため、毅然(きぜん)とした指導力を発揮しなければならない。

山教組資金集め 年内にも告発方針 自民「規正法違反の疑い」
2004年12月1日 産経新聞朝刊

 山梨県教職員組合(山教組)と政治団体の県民主教育政治連盟(県政連)が七月の参院選に向け、教員らから組織的に民主党の輿石東参院幹事長の選挙資金を集めていた問題で、自民党は三十日、政治資金規正法や教育公務員特例法に違反する疑いが強まったとして、早ければ年内にも刑事告発する方針を固めた。
 甲府市での現地調査を終えた党調査チームの宮路和明副幹事長らが三十日、武部勤幹事長、安倍晋三幹事長代理らに対し、県政連が収支報告書に寄付金を記載していないなどの実態を報告。協議の結果、告発に踏み切ることとなった。

 武部幹事長は同日の記者会見で、「今調査した段階においても、明らかに政治資金規正法や教育公務員特例法に違反する疑いが強い。刑事告発を検討し、断じて中途半端に終わらせない」と述べ、徹底的に追及する考えを示した。

 告発時期については「さまざまな問題について疑いを禁じえない項目が数々ある。それらをしっかり調査した上で検討する。法曹団とも協議を始めている」と述べ、弁護士も交えて近く協議する考えを示した。

 政治資金収支報告書上、輿石氏の二つの政治団体は、平成九年から十五年までの七年間で、県政連から計六千三百五十万円の寄付を受けているが、輿石氏は今回の疑惑について、「政治団体の問題であって自分とは直接関係ない」としている。

【主張】山梨県教組 問われる民主の自浄能力
2004年12月2日 産経新聞朝刊

 日教組傘下の山梨県教職員組合をめぐるさまざまな疑惑が明らかになってきた。
 一つは「政治とカネ」をめぐる疑惑だ。山教組と政治団体の同県民主教育政治連盟は昨年十二月、今年七月の参院選に向けて民主党の輿石東氏を応援するため、校長や教頭、一般教員から資金を集めておきながら、それを平成十五年の政治資金収支報告書に一切記載していない。十二月の集金分は「七千万円を下らない」とされる。

 これは、一年間の寄付総額を翌年三月末までに県選挙管理委員会に報告することを義務づけた政治資金規正法に違反している疑いが濃厚だ。また、学校の先生たちによる選挙資金集めは、教育公務員特例法に違反している。自民党は年内にも、刑事告発することを検討しており、捜査当局による解明が待たれる。

 もう一つの疑惑は、山教組の幹部が県教育委員会の要職に就いたり、校長や教頭にスピード出世したりするケースが多いことだ。「選挙資金のカンパに協力しないと報復人事が恐ろしいので、仕方なく従っている」「組合幹部など選挙活動を頑張った人は出世が早い」との証言もある。

 このような自治体では、県教委や校長による毅然(きぜん)とした指導は期待できない。悪(あ)しき地方分権の典型といえる。三位一体改革論議の中で、義務教育に対する国と地方の責任のあり方が問われているときだけに、文部科学省の指導が必要である。

 衆院政治倫理審査会で、日本歯科医師連盟(日歯連)から自民党旧橋本派へのヤミ献金事件について、橋本龍太郎元首相は一億円小切手の授受を「客観的に事実」と認めながら、政治資金収支報告書への不記載は「全く存じ上げない」と関与を否定した。民主党は「さらに疑惑が深まった」(岡田克也代表)として、橋本氏らの証人喚問を強く要求していく構えだ。

 その民主党自身も、輿石氏をめぐる「政治とカネ」の問題を抱えている。山教組出身の輿石氏は同党参院幹事長の要職にある。疑惑発覚後、本人から「問題ない」と報告を受けただけで、それ以上、疑惑を解明しようという姿勢が見られない。自民党の疑惑を厳しく追及するためにも、民主党は自らの疑惑を封印してはならない。

山教組選挙資金集め 年明け県教育長聴取 文科省、実態解明へ強い姿勢
2004年12月25日産経新聞朝刊

 文部科学省は二十四日、山梨県教職員組合(山教組)と政治団体の県民主教育政治連盟(県政連)が組織ぐるみで民主党の輿石東参院幹事長の選挙資金を集めていた問題の実態を解明するため、年明けにも真田良一県教育長を呼び、事情を聴く方針を固めた。
 県教育委員会が事実関係の調査・解明を求める文科省に対し、「事実解明は難しそうだ」などと消極的態度を示しているため。文科省は「引き続き実態調査を行うよう指導していく」(初等中等教育局企画課)として県教育委員会に対し強い姿勢で実態解明を求める方針だ。

 関係者によると、文科省はこれまで、山教組による(1)選挙資金カンパの実態(2)学校内での選挙活動(3)現職教員による輿石氏の後援会入会カード集め-などの事実関係について県教委に再三、調査と報告を要求。一方、県教委側は「まだ調査がまとまっていない」などとして調査日時や方法に関する経過報告もしていないという。

 一方、同様に県教委に実態解明のため調査を要請し、二十四日までの回答を求めていた自民党調査チームに対しては「回答は二十七日まで待ってほしい」と返答していたことも分かった。

 自民党は今月三日、文書で県教委に対し「県政連の会員となっている現職教員の数」「資金カンパの総額や徴収に携わった人数、要請の経緯」「輿石氏の後援会入会カードを集めた教員数や時期、場所」「電話で投票を呼びかける『電話作戦』をだれがいつ指示したのか」-など七項目について調査を求めていた。

山梨県教育長ら文科省が聴取 選挙資金集め
2005年1月7日 産経新聞朝刊

 山梨県教職員組合(山教組)が民主党の輿石東参院幹事長を支援するため政治団体を通じて現職教員らから選挙資金を集めていた問題で文部科学省は六日、同県教育委員会の真田良一教育長と仙洞田篤男・義務教育課長を呼んで事情聴取した。
 文科省側は、県教委が先月行った教員ら十九人に対する処分内容(訓告・厳重注意)が軽すぎ、地方教育行政法に抵触することなどを指摘し、処分に至る経緯などについて説明を求めたが「明確な回答、説明はなかった」(初等中等教育企画課)。このため、文科省は後日、改めて説明を求めることを決めた。

衆院予算委、審議本格スタート 自民逆襲 山教組問題、厳しく追及
2005年2月3日 産経新聞朝刊

首相、法令違反の認識

 小泉純一郎首相は二日の衆院予算委員会で、山梨県教職員組合(山教組)と政治団体の県民主教育政治連盟(県政連)が昨年の参院選に向け、民主党の輿石東参院幹事長支援のため、現職教員らから組織的に選挙資金を集めていた問題について、教育公務員特例法などに違反するとの認識を明らかにした。

 同法は公立学校教員の政治活動について国家公務員に準じて制限しており、首相は「公務員は厳しく政治活動、選挙活動は禁止されている。教員も公務員だ。法律をきちっと守ってもらわないと困る」と強調した。

 また、中山成彬文科相は昨年十二月、県教育委員会が選挙資金カンパの徴収、県政連への運搬などを実行した教員ら十九人に対して下した「口頭訓告」などの処分は不十分だとの認識を表明。

 その上で「事実関係の全体像について解明することが、今後の対策を取る上で重要だ。資金カンパの勧誘、仲介などに関与することや、集めたカンパを取りまとめて政治団体に届けることも法令違反だ」と指摘し、改めて県教委に再調査を指導する考えを示した。

 質疑では、自民党の西野あきら氏が、山教組は組合員数約四千五百人で組織率は95%に上るとしたうえで、平成十五年には(1)夏冬のボーナス時に合計で校長一万円、教頭七千円、一般教員五千円(2)十二月に臨時に校長三万円、教頭二万円、一般教員一万円-の選挙資金カンパが半強制的に行われたと説明。「間違いなく総額は一億円を超えるが、県政連の政治資金収支報告書では寄付はゼロだ」と述べ、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いを指摘した。

 これに関連、麻生太郎総務相は「政治資金規正法二五条では、虚偽の記入や、記入をしなかった(不記載)ものは五年以下の禁固、百万円以下の罰金が定められている」と指摘。警察庁の岡田薫刑事局長は「一般論」としたうえで「警察として刑事事件として取り上げるべきものがあれば、法と証拠に基づき厳正に対処する」と述べた。

 山教組と県政連の選挙資金集めをめぐっては、輿石氏本人は「私が出馬した参院選に無関係ではない」(一月六日の山教組新年互礼会)と認める一方で、これまで「県政連という政治団体がしたことで、私と直接、関係はない」などと関与を否定してきた。

 しかし、西野氏は質疑の中で「県政連の会長は輿石氏の後援会である東明会(輿石東とともに明日を拓く会)の副会長になっている。東明会の会計責任者は、県政連の責任者でもある」などと追及し、山教組と県政連と東明会は「三位一体」の関係だと強調した。

 この問題では参院選が行われた昨年、輿石氏が県政連の役員である「顧問」を務めていたことも分かっている。

                  ◇

《西野氏の指摘》

 (1)教員に選挙資金カンパを半強制的に要請

 (2)輿石東・民主党参院幹事長の後援会入会カード集めをノルマ化

 (3)選挙で教員を電話作戦に動員。担任学級の名簿などの持参を呼びかけ

 (4)選挙で輿石氏のポスター張り替えに教員を動員

 (5)『山教組30年史』に「国会議員を送り出せる」「共働しうる県知事を当選させ」などと記述

 (6)山教組政治団体「県政連」の規約では、県市町村教育委員、教員がメンバーになっている

 (7)県政連副支部長や幹事に多数、現役教員が含まれている

 (8)県政連会長が輿石氏の後援会副会長となっている

 (9)教員の任命権者の県教育委員は山教組出身者が大変多い

 (10)毎夏冬のボーナス時と選挙前に選挙資金カンパを集めている

 (11)平成15年の選挙資金カンパの総額を計算すると1億円を超える

 (12)県政連の15年の資金収支報告書には個人寄付は一切記載なし

                  ◇

《政府側の答弁》

 小泉純一郎首相「公務員は厳しく政治活動、選挙活動は禁止されている。教員も公務員だ。法律をきちっと守ってもらわないと困る」

 中山成彬文科相「県教委に対して再三、再四、事実関係の全容を解明するように指導している。教員が政治的団体の役員などになっていた事実があれば法令に反する。県政連と山教組は所在地が同一で密接な関係があるんじゃないか。教育行政に対する信頼を大きく損ねるもので、しっかりと懲罰処分を含めた措置を行うべきだと考える」

 銭谷真美文科省初等中等教育局長「文科省としては、県教委の調査結果をみる限り、法令に違反する政治行為に当たると考えている」

 岡田薫警察庁刑事局長「一般論としていえば警察として、刑事事件として取り上げるべきものがあれば法と証拠に基づき厳正に対処する」

山教組問題 県政連会長ら3人告発 教育関係有志5人「報告書に虚偽記載」
2005年2月8日 産経新聞朝刊

 山梨県教職員組合(山教組)と政治団体の県民主教育政治連盟(県政連)が民主党の輿石東参院幹事長支援のため、教員から組織的に選挙資金を集めていた問題で、教育関係者の有志グループが七日、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で、県政連会長ら三人を山梨県警に告発し、受理された。有志グループは同日、東京地検にも告発状を提出した。
 告発したのは、元拓殖大総長の小田村四郎氏▽狭山ケ丘高校校長の小川義男氏▽元参院議員で神奈川県教組委員長経験者の小林正氏▽全国教育問題協議会常務理事の山本豊氏▽皇学館大助教授の松浦光修氏-の五人。

 告発されたのは県政連の広瀬智徳会長、会計責任者の高見沢静佳氏、事務担当者の清水美生氏。

 告発状によると、県政連は平成十五年に、教員からカンパ名目で少なくとも一億円の寄付金を集めたが、高見沢氏は清水氏と共謀、同年の政治資金収支報告書に個人からの寄付金がなかったと虚偽記載し、県選管に提出。広瀬氏は、高見沢氏の選任・監督に注意を怠ったとしている。

 告発について、広瀬会長は、「十五年分の収支報告について疑義が持たれているが、十六年分の収支報告書に記載するつもりだ」とのコメントを発表。輿石氏は取材に「コメントする立場にない」としている。

                  ◇

 ■「政治とカネ」深刻な影響

 ■教育正常化、他県にも波及か

 山教組と政治団体の県政連による選挙資金集め問題は七日、県政連幹部が刑事告発を受ける事態に発展し、実態解明は司法の手に委ねられた。教員による違法な選挙活動は、「政治とカネ」の問題が教育現場にも深刻な影を落としてきたことを物語っている。

 ◆問題解明の入り口

 県政連は毎年夏冬のボーナス時に合計で校長一万円、教頭七千円、一般教員五千円のカンパを半強制的に徴収。民主党の輿石東参院幹事長の選挙を控えた十五年十二月には校長三万円、教頭二万円、一般教員一万円の臨時カンパを集めた。こうしたカンパの使途は教員にも知らされていない。

 しかし、これは「山教組問題解明の入り口」(自民党議員)。輿石氏支援のための教員による(1)政治団体入会カード集め(2)選対支部などでの電話作戦(3)ポスター張り替えや国政報告会への動員(4)学校施設内での選対会議-など、公職選挙法や教育公務員特例法への抵触も指摘される。

 小泉純一郎首相は二日の衆院予算委で「教員も公務員だ。法律をきちっと守ってもらわないと困る」と述べたが、「公正中立であるべき教育現場と一定の政治勢力が近すぎる」(教育専門家)現状が問われている。

 ◆労組の「県政支配」

 山教組の組織率は約95%で構成員は約四千六百人。劣勢を三日でひっくり返す「山教組の三日選挙」との言葉もある実力組織だ。民主党だけでなく一部の自民党候補や山本栄彦県知事の選挙も支援し、選挙を通じて影響力を保持してきた。

 また、教員に対しては「人事権」を行使。「一般教員の人事は支部書記長の采配(さいはい)で決まる」(元山教組幹部)といわれる。山梨大の榊原禎宏助教授は「山教組役員の経験とよりよい昇進との間に相関関係がある」と語る。

 昨年十二月の県教委人事では、山教組支部役員を歴任した人物が委員長職務代理者という要職に就任。甲府市でも労働界出身で輿石氏の選対幹部経験者が教育委員長を務めるなど、県政界と教育界の要所を押さえた山教組が県政に大きな影響力を行使している。

 ◆今後の展開

 輿石氏は、日教組の政治団体、日本民主教育政治連盟(日政連)の会長。日政連は昨年の参院選で五人の組織内候補を当選させたが、そのうちの民主党の那谷屋正義氏(比例代表)の選挙では、地元の神奈川県教組委員長、川崎市教組委員長らが公選法違反(買収)で逮捕されている。

 また、民主党の岡田克也代表のおひざ元の三重県で、組織率98%を誇る三重県教組は過去、機関紙で「岡田克也さんを衆議院へ」などと呼びかけ、候補者との政策協定を示した記事を掲載した事例もある。

 告発者の小田村四郎氏は七日の記者会見で、「『教育現場を正す会』といったものをつくり、活動を続けたい」と語ったが、教育正常化を求める動きは今後、他県にも波及しそうだ。

教員政治活動に罰則 山教組問題受け 自民、特例法改正案提出へ
2005年3月10日 産経新聞朝刊

 自民党は九日、公立学校教員の政治的行為について、国家公務員法に準じて刑事罰適用の対象とする教育公務員特例法改正案を、今国会に議員立法で提出する方針を決めた。山梨県教職員組合(山教組)による現職教員を動員した組織的な選挙資金カンパなどの政治活動の発覚を踏まえたもの。
 これまで懲戒・訓告などの軽微な行政処分でやり過ごされてきた教員による特定候補・政党の選挙運動が懲役刑や罰金刑を科されることになる。

 公立学校教員の政治的行為の制限は、教育公務員特例法一八条で「国家公務員の例による」とされ、国家公務員法は「政党または政治的目的のために、寄付金を求めるなどの行為に関与してはならない」として、罰則も規定している。

 ところが、教育公務員特例法は一八条二項で「違反者の処罰について国家公務員法による趣旨を含むものと解してはならない」として教員を罰則の適用外とし、教員の政治活動を事実上、“野放し”状態にしてきた。

 昭和二十九年の教育公務員特例法改正では、衆院段階では罰則規定も国家公務員法と同様の取り扱いとされたが、参院審議で「教員の反省、自粛による是正を求めたい」として修正され、罰則の適用除外が付け加えられた経緯がある。

 山教組の政治活動をめぐっては、山梨県教育委員会が昨年十二月、校長ら十九人を訓告・厳重注意処分としたが、「給与にも昇進にも響かず、痛くもかゆくもない処分」(小学校教員)との批判が出ている。

山教組、きょう定期大会 有志アンケートで9割超が「カンパ半強制」
2005年3月20日 産経新聞朝刊

 山梨県教職員組合(山教組)の選挙資金集め問題をめぐり、組合員有志が行った教員アンケートで、回答者の九割以上が「カンパは自分の意思ではなかった」と答えていることが十九日、分かった。半強制的なカンパの実態が裏付けられた形で、有志は二十日に甲府市内で開かれる山教組定期大会で結果の詳細を公表し、執行部に選挙活動の中止を求める方針だ。
 アンケートを実施したのは、公立小中学校の現職教諭らが二月に結成した「山梨の教育を考える会」の有志で、山教組内では反執行部系。四月末、組合員約三千二百人に発送し、約6%の約二百人が匿名で回答した。

 山教組などの政治団体「山梨県民主教育政治連盟」(県政連)が平成十五年、組織内候補で民主党の輿石東参院幹事長を支援したカンパについて「自分の意思でなかった」「仕方なく払った」などの回答が九割以上に達した。

 山教組はこれまで、カンパについて「県政連の理念に賛同した方が寄付したもの」と説明。真田良一県教育長も二月、県議会で「個人として自発的に行われたと認識している」と答弁していた。

 回答者の約六割は、輿石氏の後援会入会カード集めについても、「ノルマに達しないと支部書記長に呼び出された」「(知人などに頼み)人間関係が悪くなった」などと不満を述べている。

 一方、山教組は二十日の定期大会で話し合う今年度の運動方針案で、従来の「県政連・推薦議員との連携」との文言から「県政連」を削除。一方で「労働運動への他団体等の攻撃を許さない」との文言を新たに加えた。「山教組と県政連は表裏一体」との批判をかわし、組織の結束強化を訴える狙いとみられる。

【潮流】官公労依存の民主 旧社会党の道たどる?
2005年5月24日 産経新聞朝刊

 全国の自治体で次々とヤミ手当が発覚し地方公務員のあり方が問われる中で、民主党が自治労、日教組など「官公労」への依存体質ゆえに追い詰められている。大阪市の職員厚遇問題、山梨県教職員組合(山教組)の選挙資金集めなど官公労を背景に持つスキャンダルを奇貨として、自民党が地方公務員の違法・脱法的活動に本格的にメスを入れる構えをとっているためだ。旧社会党から引き継いだ票田が、逆に世論の逆風を引き寄せる“アキレス腱(けん)”となりつつある。
 「これをやったら、郵政改革以上の大問題にならないか」

 自民党政調幹部がこう漏らしたのが、二十四日に党の総務部会、文部科学部会などの合同会議で了承される地方公務員法改正案、教育公務員特例法改正案など関連七改正案。地方公務員の政治的行為を国家公務員同様に規制するものだ。

 地方公務員や公立学校教員は政治的中立性確保の観点から、一定以上の政治的行為は禁じられている。ところが、現行法は罰則が適用されない「ザル法」で、選挙活動は事実上、野放し状態になっていた。

 改正案が成立すれば、山教組の組織内候補である輿石東参院幹事長をはじめ、自治労の支援を受ける斎藤勁総務局長ら官公労の全面的支援で当選した議員が多い民主党にとって大打撃だ。岡田克也代表自身、地元の三重県教組の選挙応援を受けてきたが、今のところなぜか沈黙している。

 自民党の改正案は違法行為の取り締まりに実効性を持たせるという趣旨なので、法令を順守していれば実害はない。そのため、表立っては反論しにくく、様子見を決め込んでいるようだ。

 輿石氏は四月二十九日、連合山梨のメーデー式典で、「労働運動に対し、弾圧をかけてくる勢力が頭をもたげている」とあいさつしたが、記者団に「弾圧とは何を指すのか」と聞かれても答えなかった。一方、山教組は今月二十日の定期大会で「政治活動の強化」を確認しており、反省は見られない。

 窮地を招いた責任は、旧弊に目をつぶり続けた民主党自身にある。

 岡田代表は昨年十月、経済同友会の会合で出席者から官公労との密接な関係に懸念を示されると、「自治労や日教組と敵対しても物事はよくならない。彼らと一緒にこの国を変えていくという発想だ」と答え、党の体質改善を行う考えのないことを示していた。

 それどころか、民主党「次の内閣」は教育基本法改正について日教組などと意見交換していく方針を決めている。教育基本法に違反する学校内での政治的活動を推進してきた団体から、基本法について意見を聴くというのだから、たちの悪いジョークといえる。

 全国的に波紋を広げた大阪市職員厚遇問題に関しても、民主党内に大阪市職員出身で、市労連の支援を受けた衆院議員がいるせいか、「山教組問題同様、役員会や常任幹事会で取り上げられたことはない」(関係者)というありさまだ。

 官公労との不透明な関係を明らかにし、改善しない限り、民主党は党勢挽回(ばんかい)どころか、かつての社会党のような衰退の道をたどりかねない。(阿比留瑠比)

山教組系シンポ 動員教職員「公務扱い」 文部官僚が一時出席応諾
2005年7月31日 産経新聞朝刊

 山梨県内の教職員が所属する山梨県教職員組合(山教組)系の教育研究所が、シンポジウムに動員した県内の教職員の参加を公務扱いにするよう学校現場に呼びかけていたことが三十日、わかった。一方、シンポジウムには文部官僚がパネリストとして招かれており、直前に急遽(きゅうきょ)参加を取りやめた。勤務を正常化する立場の文部官僚が一時的とはいえ出席に応じていた失態に批判が出ている。 
 このシンポジウムは山教組の系列シンクタンク「山梨県教育研究所」が二十六日に甲府市内で開催した公開研究会「子どもの学力、今何が問題なのか」。開催にあたり、研究所は県内各学校に各校から最低一人が出席するよう動員をかけ、参加は「年休」でなく「公務」とするよう文書で学校に求めていた。

 シンポジウムには義務教育と高校教育を所管する初等中等教育局(初中局)を統括する大臣官房審議官の山中伸一氏がパネリストとして出席する予定になっていた。山中氏によると、知人からの依頼時に、学力や教育改革がテーマで「県校長会の関係団体」と知らされただけで、山教組系の団体とは知らずに引き受けたという。

 文書を見た教育関係者から直前になって「不適切な勤務処理を正すべき立場の文部官僚が自ら参加するのは問題だ」などと批判があり、山中氏も主催者側に「日程の都合がつかなくなった」と伝え、出席を取りやめた。

 文科省ではシンポジウムの参加実態などを調べる方針を明らかにしているが、山中氏は産経新聞の取材に「教組との関係や不適切な勤務処理を事前に知っていたら、出席を引き受けなかった」と反省している。

                   ◇

 山教組 山梨県内の教職員が所属する教職員組合。山梨県では昨年の参院選で山教組の組織的な選挙資金カンパなど公教育に組合活動が持ち込まれる実態が次々発覚。校長会や教頭会などと一体の組合支配が続いている。県教委も実態解明に消極的で、文科省の現地調査も十分な協力が得られず、行われていない。シンポジウムの主催、山梨県教育研究所は山教組が県校長会や教頭会などと平成7年に開設した系列団体で山教組と同じビルにある。

地方公務員法 首相、改正に意欲 選挙資金集め罰則も
2005年7月31日 産経新聞朝刊

 小泉純一郎首相は八日の衆院予算委員会で、山梨県教職員組合による選挙資金集めに関連、「地方公務員も国家公務員もその使命に変わりはない。本来の職責に専念するのが筋だ。罰則を含めて、与党でもよく検討してもらいたい」と述べ、地方公務員法や教育公務員特例法などの改正検討を与党に促した。
 民主党の輿石東参院幹事長を支援する目的の山教組の資金集めをめぐっては今年一月、甲府簡裁が政治資金規正法違反(虚偽記載)で、現職教員である山教組の財政部長(46)と山教組の政治団体、県民主教育政治連盟の会長(76)に対し、罰金(三十万円)の略式命令を出した。しかし、地方公務員法など関連法では、こういった事例での罰則規定はない。自民党内では国家公務員法並みの罰則規定を盛り込んだ改正案提出の機運が高まっているが、公明党は難色を示している。

 また、地方公務員法は、勤務時間中に組合活動に専従する「在籍専従」制度も認めている。小坂憲次文科相は、在籍専従の山教組財政部長が政治団体の資金管理をしていた問題を受け、「制度の趣旨に沿った運用がなされていないなら問題だ。必要に応じて調査を行い、指導を厳しく行っていきたい」と述べ、実態調査を行う方針を表明した。札幌市の教員が、教員給与を受け取りながら任意団体の業務に従事していた問題では、「教員の長期研修の全国的な状況について調査、把握することが必要だ。不適切な事例が明らかになった場合は厳正に対応したい」と述べ、教員の研修に関する全国調査を行う考えを明らかにした。

 宮路和明氏(自民)の質問に答えた。

関連記事
山梨県教委と山教祖が一体となって無視している文科省指導 
 産経によれば、安倍総理のに関する官房長官コメントは
 塩崎恭久官房長官は8日午前の記者会見で、安倍晋三首相が靖国神社に「内閣総理大臣」名で「真榊(まさかき)」を奉納していたことに関し、「(真榊料の5万円に)公費を支出していないと確認している。『総理大臣』という肩書をつけても、公人というわけではないというのが政府の見解だ。私人としてのことがらなので、政府の見解を示すことではない」と述べた。
だそうだ。

 金の出処がどうこうなどという矮小な問題にすり替えてなんでこそこそやる必要があるのか?
ましてや私人としてなどという言い訳をいつまで続けるのか?

 こんな姑息なやり方をするのはおそらく、国内のエセ保守向けのポーズなんだろうが、仮に靖国に総理総理の身分でが行くのが憲法違反なのであれば憲法かえれば良いではないか。
 気がついたらこんな記事がありました。

東條英機の孫、由布子氏が参院選出馬へ
05/07 16:37
 東條英機元首相の孫で、民間非営利団体理事長の東條由布子(ゆうこ)氏(67)が、今夏の参院選に出馬する意向を固めたことが7日、分かった。東京選挙区に無所属出馬する可能性が高い。
 由布子氏は保守派論客として、靖国神社のいわゆる「A級戦犯」分祠(ぶんし)に否定的な立場で活動。東京裁判の違法性や天皇の靖国神社参拝の実現、高齢者福祉の充実などを主張している。著書に「祖父東條英機『一切語るなかれ』」などがある。


 参政権がおありなのだからそれは構わないと思うんですが、政見が見えない
ある時期に国民新党が女史に出馬を打診したという話も流れましたが、公認・推薦なしの国民新党後援でしょうかね?

 僕自身A級分祀には反対だし、いつまでも日本国民までが極東軍事裁判をというか、その結果を尊重することには違和感を感じている、そして先の陛下のお言葉なるものが、たかが侍従の日記であったり宮内庁長官経験者のメモなどから漁ってこられて「大御心」として喧伝され、政治利用されてゆく様には憤りを感じはするのですが、さりとて、この方にもそうしたものと同じ空気を感じます。
この方に関してずっと疑問があるのですが、なぜ東條姓を名乗られるのか?

 たとえば陛下のお言葉についてですが、陛下が公式にお話になったのが陛下のお言葉であり大御心だと思うわけでして、側近が密室で直接うかがった陛下のお言葉であろうがなかろうが、そうしたものを人に語ったり外に出すという彼らや彼らの身内の神経が僕には信じられないし、また、そういうものを持ってきて「大御心」だなどと言う奴らの品性を信じられません。
そしてそれを言う奴が永く天皇制を攻撃してきた左巻き諸氏であったりすれば、もうこれは呆れ返るか嗤うしかないでしょう。

 陛下の秀でた感覚で公式にはお話になれないようなお話を側近であるからと信じてお話になったことでしょうから、それを本人であろうが遺族であろうが、外に出してしまうというのは、富田メモにある陛下のお言葉と称する「親の心子知らず」そのまんまではないでしょうかね?

 それと同じ違和感がこの「東條由布子」と名乗る人物からは感じられます。


本社世論調査:内閣支持率、43%に上昇 不支持と逆転(毎日)
支持理由で「指導力に期待できる」が増加する一方、不支持理由は「指導力に期待できない」が減少。抵抗を受けながらも公務員制度改革関連法案を国会に提出したことなどを有権者が評価したことがうかがえた。

 支持率を支持政党別に見ると、大きく落ち込んで「安倍離れ」をうかがわせていた公明支持層が前回比8ポイント増の52%と過半数を回復。「支持政党はない」と答えた無党派層も30%(前回比8ポイント増)で発足以来初めて増加に転じた。自民支持層は77%(同7ポイント増)、民主党支持層は21%(同6ポイント増)だった。 年代別では20~60代で前回よりアップ。特に20代は支持が前回比21ポイント増の43%だったのに対し、不支持は同19ポイント減の27%で、支持・不支持が入れ替わった。


 要するに20代は操作されやすいってことね。w 

安倍内閣、支持率53%に回復・日経調査(日本経済新聞) 
日本経済新聞社が27―29日に実施した世論調査で、安倍内閣の支持率は3月の前回調査から10ポイント上昇し、53%となった。

支持理由(複数回答)は「人柄が信頼できる」の44%が最多で、「自民党の内閣だから」の28%、「清潔である」の16%が続く。不支持理由では「指導力がない」が49%と最多だが、前回に比べ8ポイント低下した。前回まで2位だった「安定感がない」も8ポイント低下の27%となり、「政策が悪い」の38%と入れ替わった。

 所詮世論調査ではあるのだけれども、読めば読むほど馬鹿馬鹿しくなるし、国民投票法案の18歳ってのがいよいよ危険な香りがしてくる。

 安倍はアメリカに国を売りに行ったんだってことわからんようだもんね。


 産経の記事「防衛相、自衛隊のイラク支援継続を強調 米軍副司令官に」
によると、2+2出席のため訪米中のたまたま防衛相になってしまった久間がこんなことを言ったらしい。

 久間氏はイラクで活動中の航空自衛隊について「(派遣の根拠となる)イラク復興支援特別措置法の延長を考えており、引き続き米軍などへのバックアップを続けたい」と強調。テロ対策特別措置法に基づきインド洋で米国艦船などに給油している海上自衛隊の活動も継続する方針を説明した。

 会談の相手はかなりの格下で、ほとんど面倒くさそうにあしらわれている、そんな図が想像できるんだけどそれにしても久間さん?

 派兵は国連の要請による人道目的の復興支援じゃなかったのか?(大爆


 日刊スポーツにこんな記事があった。

昭和の日式典で北島三郎が君が代独唱

 これによれば八王子ので行われた「昭和の日記念式典」で約二万人の聴衆を前に北島三郎が「君が代」を歌ったんだそうだ。

 僕はこれ読んで脱力しちゃいましたよ、主催者は違和感感じないわけ?
 北島三郎だってギャラはそうとうなもんだから、同じギャラならもう少しふさわしい歌手呼べたでしょうに。

 それとも「日本的美」ってものの要素の中には品格とか優美とかそういうものも含まれていると思ってたのが僕の考え違いなのかね?

 謝罪文を週刊朝日が掲載してからの反応を暇に飽かせてネットで拾ってみた。

首相の猛抗議に跪いた週刊朝日

週刊朝日もかきなぐりを得意技としているようだ。 5月4日・11日合併号で取り上げた長崎市長銃撃事件の発生に安倍首相秘書のトラブルが関係していたと受け取れる記事を掲載したことについて、安倍首相自らが朝日新聞に抗議していた問題で、週刊朝日編集部は完全白旗を揚げた。

朝日による言論テロ攻撃
こんなもん編集長のお詫びで済むわけねぇ〜だろうが 「不適切な表現」にもほどがあります。 週刊朝日は廃刊にすべきですね。

 週刊朝日は廃刊にしなくてもいずれ時代の流れに流されてなくなるのではないでしょうか?
そして白旗ですが、これはネット内で最も多く見られた反応でありそしてもっとも軽薄な反応ではないのかと思います。

 これはいつものことなんですが、彼らがこういうことをおっ始めるにあたっては必ず一定の目的意識を持っているのであり、それは恐らく安倍倒閣でしょう。

 もっとも、なんで彼らが安倍内閣を倒したいのか、そこはさっぱり解らないのは、こんななんの正体もないような政権は彼らにとっては一番都合のいい政権のような気がするからなのですが、しかし彼らは恐らく倒閣を目的にしている。

 25日に○△日記定点観測記(07/04/25)  安倍総理も馬鹿だがファンはもっと馬鹿の中で
既に馬鹿宰相・安倍はすすんで地雷原に入ってしまったのだよ。 昨晩の官邸記者会見の問答は既に報じられているのだが、その中の「週刊朝日の広告を見て愕然(がくぜん)とした。私や私の秘書にも家族や親族がいて、子供もいる。これは言論によるテロではないか。報道ではなく(倒閣を目指す)政治運動ではないか」と「まったくのでっち上げで捏造(ねつぞう)だ。こんな記事を書いた記者は恥ずかしくないのか。」迄は良いだろう、というより寧ろ言わなければ肯定したことになる。 しかし激情のあまりかなんなのか「私や私の秘書が犯人や暴力団の組織と関係があれば、首相も衆院議員も辞める考えだ」というのは言わずもがなで、出たら辞めることになる、そして出る可能性はかなりある。
と書いたんですが、僕は週刊朝日は白旗どころか勝利したと思うんですね。
言わせてしまったんだから、あとは傷を最小限にするために謝っておこうかと?

 そういう意味では産経の阿比留さんが安倍首相の怒りのコメントと懲りない朝日新聞の中で書いている
 安倍氏は、朝日のわずか5行程度のお詫びで話を終わりにする気はさらさらないようです。それにしても、朝日って本当に懲りないですね。近々、社説で「一部の広告は確かに不適切だった。かといってこうまで怒る安倍首相の態度は不可解だ。一国の首相として常軌を逸しているといえまいか」なーんて、書いてくるのではないでしょうか…。
というスライダー気味の書き方の「朝日の社説」の部分が一番正鵠を射ていると思いますな、阿比留さんの意図はそれとは違うようですが...

 朝日が報じた4月19日の記事では訴因が虚偽の風説の流布と信用および名誉の毀損になっているんだけどその一週間後にあたる今日の産経新聞の記事ではそこが削られている。w
 19日の朝日の記事では18日に既に「告訴した」ことになっているのだけど、産経の記事では27日までに告訴したと変わっている。

 土井たか子せんせい!!なんでですかい?
 やっぱ朝鮮人と言われて「名誉毀損」ってのはまずかったっすか?で訴状を出し直したとか?(大爆

「朝鮮半島出身は捏造」 土井たか子氏、出版社側提訴
2007年04月19日
 月刊誌「WiLL」が社民党元党首の土井たか子氏が朝鮮半島出身であるかのような記事を掲載したことに対し、土井氏は18日、事実に反し、信用や名誉などを毀損(きそん)されたとして、発行元のワック・マガジンズ(東京)と代表者らを相手取り、全国紙への謝罪広告の掲載と損害金1万円を求める訴えを神戸地裁に起こした。

 訴状によると、同誌は06年5月号に掲載した論文「拉致実行犯辛光洙(シン・グァンス)釈放を嘆願した“社民党名誉党首”」の中で、「土井氏は知る人ぞ知ることではあるが、本名『李高順』、半島出身とされる」などと言及した。
土井氏側は「事実無根の捏造(ねつぞう)記事で、土井氏に対する取材に基づかない一方的な推測で作成したものだ」と主張している。
 同誌の花田紀凱編集長は「訴状を見て対応したい」と話している


土井元党首が雑誌提訴 「拉致犯の釈放嘆願」「半島出身」記事で
月刊誌「WiLL」の記事は事実無根だとして、土井たか子元社民党党首が27日までに、発行元のワック・マガジンズ社(東京)と花田紀凱編集長らに損害金1万円と新聞への謝罪広告掲載を求める訴えを神戸地裁に起こした。同地裁尼崎支部で審理する。
 訴状によると、同誌は平成18年5月号で「拉致実行犯辛光洙釈放を嘆願した“社民党名誉党首”」と題した記事で「土井氏は半島出身とされる」などとした。
 花田編集長は「訴状を見て対応したい」としている。
(2007/04/27 21:47)

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